【感想・ネタバレ】忘却のサチコ 10のレビュー

見た目よし!会社員としては優秀!にも関わらず、プライベートでは「平凡」という言葉に人生を近づけようと生きてきた主人公、幸子の、結婚式の中、夫に逃げられ、わっ!となったり、夫を忘れようと食に目覚めていって、うわっ!となったりと、ふふっと笑える成長のストーリーが気軽に楽しめる作品です。

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Posted by ブクログ

ついに、この食コメディも(10)に到達か
いける、と信じていても、実際に二ケタに乗ると、言いようのない歓喜がある。もちろん、一番に喜んでいるのは、阿部先生だってのは承知している。でも、阿部先生の一割くらいは喜ばせて欲しい
ただ、ファンの勝手な心配だけど、次の(11)は、漫画家としての真価が問われると思う。しかも、(11)には100話も掲載される。プレッシャーは凄まじい事になっていそうだ
この不安は、『くうねるまるた』の時にもあった。高尾先生は、見事に私の杞憂をぶっ飛ばしてくれたから、きっと、阿部先生も大丈夫
もし、可能なら、(11)の巻末に、共作をオマケ漫画として掲載してくれないかなぁ
いつも通り、仕事のトラブルを持ち前のド根性でクリアしたサチコが、たまたま、マルタさんと相席になって、美味しいリアクションをする、そんなストーリーが読みたい
そんな期待を持たせてくれるほど、この(10)の内容は厚かった
今更に言う事でもないけど、ほんと、阿部先生、一つの食事を軸にして、よく、ここまでテンポのいい起承転結が一貫したストーリーを組めるな
サチコのキャラに目が活きがちだけど、そこが活きているのは、ストーリーが良いからであり、ストーリーの良さを引き出しているのはキャラが強いから。相乗効果ってのは、こうあるべきなんだろうな
また、(10)になっても、サチコのストレスが吹き飛ぶ際のリアクションにも、マンネリ感が出ておらず、しかも、まだ伸びしろがある、と感じさせるのだから、唸るしかない
この(10)のストーリーも多岐に渡っているが、やっぱ、強く印象に残ったのは、サチコと小林が仕事で協力するくだり
サチコは仕事で良い成果を出す事しか頭にないが、小林さんは、そんなサチコの不器用かつ一本気な労働スタイルも含め、尊敬が下地にある恋心を持っているんだろうな、と温かい気持ちになる二人の微妙な距離感
胸やけがするほどラブコメっている訳じゃなく、自然な感じが実に好い
小林の恋路は苦難の連続だろうけど、その程度で折れない男だってのは、これまで頑張りを見ていれば分かる。サチコの厳格な指導で、確実に編集者として成長している小林の活躍に、今後も期待だ
そんな二人メインの回を除いて、インパクトがあるな、と感じたのは、第92歩「記念日に!専門店の海老フライ」だ。ぐるパコさんの見た目もそうだが、それ以上に、こんな往来でてめぇの身を切って、仕事で結果を出すサチコに脱帽だ
阿部先生に「ありがとうございます」と言いたくなった回が、第97歩「最旬体験!桜エビの沖漬け丼&かきあげ<静岡>」だった。しぞ~か県人としちゃ、桜エビにスポットライトを当ててくれたのは、本当に嬉しい。しかし、阿部先生が静岡出身とは知らんかった
そんな阿部先生なら、静岡の美味しいものは、桜エビだけじゃない、と思っているハズ。ぜひ、サチコにゃ、今度は仕事じゃなく、プライベートで来て欲しいもんだ。いっそ、小林とデートでもいい
この台詞を引用に選んだのは、そうなんだよなぁ、と思ったので。自分の人生が台無しになるほどの災難、それが心に大きな傷を作るのは当たり前。でも、いつまでも、人間はそこで止まっちゃいられない。いつかは、こんなコトは「大したことじゃない」と悲しみを振り切り、前進せねばならない。歯を食いしばって、一歩ずつ進んでいれば、その内、ダメージは笑い飛ばせるほどになる。もちろん、自分よりどん底に落ちた人がいる、それに安心しろ、とは言ってない。痛みを知ったのなら、似たような痛みで動けなくなっている他人を助けてやろうぜ、って話だ。良い事は前、未来にしかない、思い込んで行こう

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2017年08月29日

Posted by ブクログ

グルメマンガというより、サチコ。とにかくサチコ。サチコのことが気になって気になって。幸せになってくれないと。

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2017年07月06日

Posted by ブクログ

シリーズ、第10弾。
サチコさんのグルメ街道は、まだまだ続く...

今回は、
札幌サイン祭り
復活の鍋焼きうどん
専門店の海老フライ
地獄の緊急ミッション(別府)
ヘルシー参鶏湯
桜エビの沖漬け丼
大人のハイカラセット
などなど

見ているだけで、美味しそうですね。

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2021年06月09日

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