感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2012年12月25日
長い長い物語もとうとう完結となりました。
ラストで顔回が妤のところへ走っていって何て言ったんだろう、「私が戻るまで待っていてくれ」とか言ったのかなあ、いやあ顔回のことだからそんなストレートなことは言わないかなあ、とか色々妄想してしまいました(笑)。
あとがきで続編が出るかどうかは判らないと書かれてい...続きを読むますが、是非是非出して欲しいなあ。でも現在絶版となっている小説の続編ってのは大人の事情的には難しいんでしょうねえ。
Posted by ブクログ 2012年10月26日
とうとう全13巻読み終えました。10年ほど前に一度読んだもののその時は筋書きの面白さに惹かれたものの、深く味わうまでに至らなかったなあと今回読み終えてわかった次第です。主人公は顔回子淵という青年ではありましたが、彼が師と仰いだ孔子の半生もこのお話には欠かせない部分でしたので、論語を中心とした孔子の言...続きを読む葉が登場する度、私としても多少は理解できる年齢になっていたのでした。作者が10年という歳月をかけて書いただけに、時々筋書きとは逸れた蘊蓄の部分も多い異色とも言えそうな小説ですが、そのスタイルに嵌ると読むのが惜しい気持ちにさえなります。それだけに既に絶版になっているとはとても残念に思います。「陋巷に在り」の顔回が陋巷にいなくなるのではこの小説は陋巷に在りではないので…と作者らしい理屈を述べて、孔子と魯国を出立するところまででお話は終わってしまいました。嗚呼〜この続き書いてくれないかしら…と切に願う次第です。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
孔子の弟子・顔回に焦点を置いた長編歴史ファンタジー?(ジャンルって良く解らない
酒見さんの文は非常に流麗でデコラティブでなくて読みやすい。
ちなみに願回はカッコいい。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
一応、これが最終巻なんですが、終ったという感じがしないんですよね。やっと、一部が終ったみたいな。
顔回さん、まどろっこしいんだけど(笑)、好きですね。夭折してしまった顔回さん。できることなら、そこまでの話を読みたいです。書いてくれないかなあ…。
Posted by ブクログ 2013年09月30日
とりあえずまだ顔回も孔子も死なずに最終巻。
孔子の出魯で話が終わります……。
これまでの展開を読んでると、この後史実に記録されている孔子の放浪中の数々の困難の影に、種々の謀略だの呪術だのが施されているのだろうなあ、と考えるに難くない。
いや、きっとそうだと思わずにはいられない。
いやあ、史実の隙...続きを読む間って、面白い。
あえて続編は求めません。その方が妄想たっぷりで楽しいし!
Posted by ブクログ 2011年07月18日
酒見賢一の陋巷に在り 魯の巻を読みました。顔回の物語の最終巻、13巻目です。この巻で物語は一応結末を迎えることになります。楽しんで読んできた顔回の活躍もこれで終わりかと思うとちょっと淋しくなってしまいます。思い返して見れば、この長い物語を通して、顔回、孔子、子容、五六、徴在、祝融、顔穆、?、子路、医...続きを読む睨、太長老と魅力的なキャラクターたちがあるときは融和し、あるときは呪術の限りを尽くして戦うという物語に引き込まれました。陋巷に在りはおすすめの本にサブ項目として収録してはあったのですが、主項目として起こすこととしたいと思います。
Posted by ブクログ 2014年12月23日
13巻。結局どれくらいかかったかな。
あとがきのところで著者が指摘していたように、実は論語とか史記とか、記紀や万葉集ってしっかり読んだことなくて、部分部分しか知らなかった。
だから、孔子や顔回、儒や礼といったことを知るきっかけになった。もちろん、この小説だけで決めつけることはできないので、文献読...続きを読むまないといけないけど。