【感想・ネタバレ】とある魔術の禁書目録(7)のレビュー

魔術と科学が交差するとき、物語は始まるというキャッチコピーで有名な本作。
まさにそのとおりで、魔術師と科学者がそれぞれの想いを胸にぶつかり合うことになる。
科学としての能力を養成する学校に通う主人公は、学校の中でも能力が低くおちこぼれという扱いでありながら、とても不幸な学生として強い個性を持っている。
しかし、とある少女と出会うことによって、この不幸という個性が物語のおける核心に繋がってくる。
能力モノが好きな方は勿論、多くの魅力的なキャラクタとその数に合わせた能力数の豊富さにわくわくしっ放し、またしつこくない主人公×ヒロインのちょっとしたイチャラブが見れるので、それらの要素が好きな方にはぴったりな一作。

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Posted by ブクログ

今回は「魔道書」がテーマ。久々にインデックスの力量を知れる。一方で美琴などの科学側の出番はない。

【あらすじ】
稀代の魔術師が難解な暗号化を掛けて遺した「法の書」。この書が解読されると十字教の時代が終わるという。その一端を掴んだとされるローマ正教の修道女オルソラが、法の書とともに誘拐された。犯人は天草式十字凄教…それはネセサリウスの魔術師・神裂がかつて教皇の座に就いていた一派だった。

【感想】
序盤は初見ワードや特異なキャラ設定が多く、唐突感があった。しかし、各々の真の立場が開示され、当麻が戦う理由を見つける辺りから俄然面白くなる。また、当麻の右手の力を発揮できる場面は局所的で、その分駆け引きや共戦が展開されており、戦闘に幅があるのが良い。
今回、ネセサリウスを束ねるイギリス清教の最大司教ローラが本書で初登場する。ローラはインデックスやステイルに過酷な運命を与えた(そして当麻がそれを壊した)怪人物だが、愛嬌があり物腰は柔らかい。そのギャップが今後の物語にどう絡むか注目したい。
ところで、本書では当麻が不運な男というよりはラッキースケベ体質として描かれている。こちらも今後継続されるか気になるところ。

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2017年12月04日

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