運動部の中でもかなりマイナーな競技である「薙刀」に挑む女子高生たちの物語。
主人公の旭は何の取り柄もない高校1年生。競技人口の少ない薙刀なら、未経験者でも活躍するチャンスがある!という先輩の口車に乗せられ入部するも、根っからの鈍臭さのせいであっという間に置いてきぼりに。それでも誰より努力して、少しずつ自分の特技を見つけてゆく…!
と、非常に王道のストーリー展開のようですが、本作の真の見どころは、主人公を含め登場人物のほとんどが「性格にやや難あり」なところ。ひとクセありすぎるチームメイトやライバル達に苦労している内気な旭ですら、実は超が付くほどの野心家。隙あらば皆より抜きんでて活躍してやろうと、常にチャンスをうかがっています。
先輩・後輩・指導者と、立場に関係なく口汚い罵りあいが展開されるのに、不思議と芯の部分では仲間同士で支え合っている。仲がいいのか悪いのか。女同士とは、それが一見わからないくらいの関係が面白いのかもしれません。
感情タグBEST3
旭の駆け引きはよかった
あの弁慶のようなひろ美ちゃん相手に旭の駆け引きはよかった。間合いを詰める、ひろ美ちゃんの面を下げさせるってベタだけど「やった」と思ったね。ところで寿慶の雰囲気はエースをねらえの桂コーチみたいです。
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ひとつ開花、ひとつ落花。という感じですかね。次々と課題が出てくるあたり、実に萌えます。思い通りにならないことは回避したいけど、思い通りにならないことがあるお陰で、僕らは楽しめるのかもしれません。
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6、7巻と 熱かった
ひとつの大きな節目を迎えて次の展開へといった感じで終わりましたが
読んでいて スラムダンクをちょっと思い出した
小さいものが大きなものに向かっていく展開は燃えますね
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旭ちゃんかっこよかった…!!ひろ美が出ると笑ってしまう。さくらちゃんの覚醒が見たい。
でも、1年生チームがここまで勝つとは思わなかった、と思ってたらの真春先輩。そりゃそうだよね、王道だなあ、面白いなあ。
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新人戦後半。
1年生チーム戦から。今まで特に見せ場のなかったさくらちゃんに見せ場がありました。そのかわりというか、将子ちゃんは少なめ。前回ですっかり将子ちゃんファンになってしまっていたので、ちょっと残念かな?でも将子ちゃん良い意味で柔らかさが出てきた感じで、1年生3人のコンビっぷりがなんかすごく嬉しかったです。そして旭ちゃん、土壇場で強くなる、回を重ねるごとに研ぎ澄まされる、そんなところがとっても主人公(笑)。ひろ美も強くなったけど、先輩たちが体型を過信して?教えなかったことがあだになった、みたいな書き方されてました。てことは、それじゃだめだって気付いた以上、ひろ美ってもっと強くなるんじゃ…。旭ちゃんといいひろ美といい、伸びしろのある子は見るのがとても楽しいし気持ちが良いです。
一方の2年生。
なんかこう言っちゃアレだけど、真春センパイすごく綺麗でした。
あと、79本目の扉絵がすごく好きです。旭ちゃんが大人っぽすぎる気がしないでもないけど。
ていうか、こないだ待ちきれなくて連載の方ちらっと見ちゃったんだけど、今回巻末に次回予告がないのもあって、すごく先が気になる…。3月末か…
あ、またとめはねっとかぶるかも。
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新人戦はいよいよ準決勝へ。揃ってベスト4進出を果たした二ツ坂高校の旭たち1年生チームとエース・真春率いる2年生チーム。「決勝で会いましょう」この約束を胸に、彼女たちはそれぞれの戦場へ向かう。