感情タグBEST3
ロシアの話です
戦争で前線に出る人ではなく、事務的な仕事の人の話。
わかりやすくて読みやすい。
ミリタリーへの愛を感じます。趣味を詰め込んだ作品、という感じもする。
じっくり読み返したくなった。
裏方の戦場
突撃、砲撃、夜襲、奇襲……といった戦争の最前線の物語ではなく裏方のお話。銃弾の代わりに紙が飛び交う軍隊を支える兵站を題材にした物語は珍しく新鮮な気持ちで読めました。
パロディ仮想戦記
20世紀前半の黒海からバルカン半島付近を戦場に想定したパロディ仮想戦記。
パロディの度合いはかなり強く軍隊、官僚組織の持つ硬直した仕事のやり方を皮肉っている。全体的にコメディタッチなので戦争の悲惨さはあまり際立っていない。逆に愛国心や戦争における英雄などもパロディの対象になりこそすれ賛美されてはいない。
絵柄はコメディタッチで特にジブリ風の兵器の紹介が面白い。
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近代化された戦争は後方部隊の活躍がなくして戦争は成り立たない。その後方部隊の武器こそ、紙でありスタンプである。前線にほど近く物資が集まった場所で主人公の大活躍(主に書類)が始まる。実に面白かった。
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書類仕事の兵が主役。組織全般に影響する部署を描いていて、組織のあれやこれやが関わってくるので、話自体はかなりドライになっている。
しかし、緩めの絵柄のお陰で息苦しさが殆ど無いのが素晴らしいところ。丸っこい人物画に反して兵器描写がかなり緻密なのも世界観の補強に繋がっている。
一話の密度がかなり高めなのもお得感あって良い。
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兵站業務漫画。とりあえず袁世凱で笑った。
作者得意のロシア革命後位の時代設定にファンタジックな兵器を出したもの。メカメカしてなく話主体で初めての方でも読みやすいかと。キャラクターも融通の効かない主人公とかバカにされると泣いちゃう女の子とかかなりかわいいです。
ロジスティクスな所もちゃんとしてるので、ミリタリー裏話的内容もお勉強になります。
Posted by ブクログ
兵站系が独立軍として機能している本作品の主人公たちは想像を絶する苦労をバカ開発局員の思いつきに左右されているんだと思うと涙が出てくる。
書類で戦争が動いてるのは今も昔も同じで、1つの事をやるためになんでこんな事しなくてはならないのかという事が多いのもまた現実。
今後も楽しみに待っています。
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兵站の話。戦線をどこまで広げ維持できるかは、結局兵站の能力次第なので、非常に重要。色々ネタもあるだろうし、今後にも期待。架空の世界の話なので、架空の兵器も色々出て来て、そこも楽しい。
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珍しい、兵站をテーマにした戦争漫画。ほのぼの時々えげつない。
架空戦記の体裁をとっているけれど、イメージはソ連とオスマン・トルコ?
どこまでもマニアックなので、是非、このまま行ってもらいたい。
Posted by ブクログ
仮想戦記で定評のある速水螺旋人さんの新刊です。
戦場の花である軍隊の中にあって影で支える「兵站部隊」のお話。
兵站(へいたん)は補給や輸送を管理する謂わば「紙で戦う兵士」が所属する部隊です。
ストーリーも面白いのですが、主人公が眼鏡っ娘であると言う一点狙いで購入しましたw
速水さんの描く戦記物は絵柄とは裏腹に結構深くネタを掘り下げているので大好きです。
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兵站という地味な分野に光を当てた作品。
兵器や要塞のデザインが宮崎駿好きにはたまらない。
絵柄は明るいけど結構人が死んでるのがシュール。
「ここが自分の戦場だ」みたいなセリフが好き。
作者の名前はなんと読むのかな?
Posted by ブクログ
軍隊に必須の補給活動を司る部隊を、「紙の兵隊」と揶揄される「兵站軍」としてフォーカスした異色作品。その兵站軍所属の「眼鏡っ娘」マルチナ少尉が徹頭徹尾の官吏ぶりで戦場を活躍するお話。
兵站といっても決して地味ではなく、逆にあらゆる軍の裏側に関係するため各話の舞台作りにバリエーションがあり飽きさせません。最前線ということで、当然戦闘の血生臭ささもありますがあえてそのあたりを淡々と表現するため独特の雰囲気を出しています。
各話に登場する兵器類に対する深いこだわりもPointで、戦記モノの新しいジャンルとして続巻を期待します。
因みに自分は懐中汁粉をもなかごとお湯を注ぐ派です。
Posted by ブクログ
戦争中の国の兵站軍が職場という題材が面白い
登場人物たちがあっけからんとバタバタ退場するようすを上手く表現できていて
マンガとしての出来栄えのなかなか達者
各話の間に作中で出た兵器の拡大図が乗っているのは
さすが冒険企画局だけあって相変わらずとても不快
Posted by ブクログ
お……女の子だったのか!
ミリタリ全然詳しくないのですが、そんな自分にもとっつきやすくて面白い。あと速水螺旋人さんの絵の描線がすごく好きです。美味しそうな線。
Posted by ブクログ
戦争は長期化。開戦当初の高揚はなく、倦怠感が漂い、兵士の士気もモラルも低下気味。
そんな戦争が日常化した架空の国の兵站軍の物語です。
後方支援とはいっても、兵士の生活を支える重要なお仕事。
物資の横領があったり、戦費が無くなったり、マルチナの苦労は絶えません。
物騒でもユーモラスなところが良いですね。
実際、下らなくて馬鹿馬鹿しいことで死んでる人は大勢いると思います。
戦争は不条理なので。
可愛いけどポンコツそうな兵器たちも大好きです。
Posted by ブクログ
男の人が描く漫画だなあ
っていう感想
なんだかうらやましくなる。。。
知人は竹本泉先生っぽいって言ってたけど
私はなんとなく八房龍之助先生を思い出しました。
シュールさとか脱力感とか
おまけページに細かい字でびっちり書いちゃうところとかがなんとなくw
アーネチカちゃんかわいいーすきー
Posted by ブクログ
良い。続刊も絶対買う。
倫理観云々の人間問題とかはスルーされているが、オキラクに読む分には非常に軽快で面白い。
文官にスポットが当てられていて、
無知ゆえ補給隊ってあまり知らなかったので
そういう面を知れるのが嬉しい。
くどいがヒューマンドラマや問題提起は期待しないこと。マニア向け。
Posted by ブクログ
架空の世界で兵站を扱う軍人を主人公においたマンガ。兵站についての薀蓄が読めるのかとおもいきや、その要素は少なめ。あくまで架空の奇天烈な兵器やお役所気質な主人公の言動を楽しむための作品。
Posted by ブクログ
ランキング買い。最初はとっつきにくいかなぁと読み始めましたが、なるほど面白かったです。普通は軍隊モノといったら前線とか司令部とかが中心ですが、大砲とスタンプは完全に裏舞台の話。
兵站軍といった書類と雑務を行う部隊だけにとても書類的でした。とくに主人公のマルチナは主人公にあるまじき官僚肌。ただ責任所在をはっきりする分仕事はかっちりと好感をもてる部分もありで良いですね
アーネチカちゃんビッチだけど読み書きできなくて泣いちゃうの可愛かった
Posted by ブクログ
帝国と公国の同盟軍が共和国軍と戦争をしている架空(?)の世界。公国軍に所属する主人公のマルチナ(女)少尉は旧共和国領内にある任地へと配属されるのだった。
戦争を題材にした漫画。
この漫画の特色は、主人公を最前線で戦う兵隊ではなく、後方支援する兵站軍の一員として描いていること。
兵站軍は作品内にもあるように「紙の兵隊」と揶揄されていて、基本的には事務処理に当たる地味な存在だ。
しかし本作では主人公の赴任先を旧共和国領内とすることで、レジスタンスとドンパチしたり、敵の夜襲があったりと、退屈させないようにアクション面もたくさん入っている。
そしてもちろん本作の肝は兵站に関する事柄であり、後方支援であり、報道陣への対応とか金や物資の処理などが描かれていて興味深い。
こうして見てみると兵站無くして戦争は不可能と改めて思うわけだ。
絵柄としては、登場人物は丸顔だし3,4頭身だし、ミリタリ物だからかアメコミチックな表現だったり、キャラクタの性格が極端だったり、コミカルだったり、軍事物としての敷居が(意図しているのかどうかは別として)低くされてある。
とは言っても作家さんがミリタリ好きと言うことで登場する兵器には色々細かく設定してあるし、用語も専門的なものが出て来る。ディテールもそういう意味では(俺は詳しくないが)きちんと凝って作ってあるように思える。
創作と思われる艦船や航空機や車両などが1ページ丸々、あるいは見開きでドンと各話出てきて、どういう作りになっているのかと細かく説明文が出ているあたり、なんか特撮の怪獣の解説みたいで面白かった。(読むのしんどいけど)
話の展開としては、ちょっと無茶じゃないか? と言う物もあるのだが、まあコミカライズされた本作に関してそう言う茶々を入れるのもどうかなと言う気がする。
とか言っておいて、妙にリアルな描写もあったりする。絵柄がこんななのに、何気なくさらっと性的な描写も出てきたりして「おいおい」と思ったりするのだけど、そう言えばこれモーニングか、とか思って変に納得して終わったり(笑) まあ知れてるんだけど。
巻末に行くに従ってキャラクターも立ってきて関係とかも浮かび上がってきて、段々面白くなってきた。次回が楽しみだ。
星4つだけど、4.5くらいかな。
Posted by ブクログ
兵站を主題にしたコミック。面白みを引き剥がした紹介をすると、「補給部隊の主人公が赴任地で起こる様々な事件を事務処理の能力を通じて解決する。」といった紹介でしょうか。
今までにあまりない視点で新鮮です。主人公のキャラクタもイキイキとしていて爽快に読み進めていくことが出来ました。
まだ一巻なので導入的な話が多く「兵站の能力を活かして」という部分はまだ物足りなかったですが、今後もっと大掛かりな事務処理活劇が出てくることを期待しています。
Posted by ブクログ
タイトルのフレーズ良かったので衝動買いしましたが、予想以上の楽しさに2巻の発売が待ち遠しい。
兵站の任務という、割と地味な展開を魅力的なキャラクタ達で面白く楽しく展開しながら、作者の世界に読者を引き込むのが巧いですね。
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ツイッターで話題になっていたので購入。
戦争物でも勇ましいものでなく、実は重要な兵站部隊の話。
主人公の「書類で戦争しているんですッ」はこの作品、この主人公を良く表す台詞です。
兵站の名の下さまざまな状況を自分の信念を貫くその姿が見ていて楽しいです。
Posted by ブクログ
架空の戦場、大公国・帝国の同盟軍と共和国の戦場は膠着状態に陥っていた。戦略上の要衝・アゲゾコ市で同盟軍の平坦軍の少尉として派遣されたマルチナが主人公。書類で戦争する平坦軍のどたばたな日常を描く。ただのほほんとしてるだけではないが、基本はドタバタ。ディティールのこまやかさが、さすがこの作者ってかんじ。架空の兵器も、おもしろい。
Posted by ブクログ
兵站をメイン舞台にした架空幻想的戦場コミック。
本屋でこれを見た前日に友人とまったく別の話題で
兵站の話をしていて、つい衝動買いしました。
始めて買う著者でしたが、
絵柄もメカも可愛く、細かい描写もくどくなく楽しい作品でした。
いっしょに売っていたポケット画集も一緒に買ってしまいました^^
お話は個性的で「兵站エンターテイメント」な感じ。
ホンワカした感じが良いですね。
Posted by ブクログ
「靴ずれ戦線」を読んで駿っぽいなーと思っていたら、
本作145pに、押井守が用いた、道路の向こうから戦車が来る構図(「天使のたまご」「劇パト2」)があった。
兵站軍=「紙の兵隊」たちの、あれやこれや。
2011から2020年連載、全9巻とのこと。
ぼちぼち読んでいきたい。
Posted by ブクログ
兵站、融通の利かない軍人、きわめてユニークな設定。
作者はメカが好きらしく、あまり兵站自体については設定以上に入り込んで来ないが、それがドラマとしてかえって読みやすくなっているかもしれない。
Posted by ブクログ
戦争における兵站(ロジスティクス)部隊の物語。弾丸ではなく、書類で戦争している者たち。彼ら後方支援がいなければ戦争することなどできやしないのに、ふだんあまり取り上げられることのないテーマを正面から描いた作品。架空の世界の戦争なので、各種兵器もみな架空のもの。第二次世界大戦より少し前ぐらいの技術力かと思われる兵器の数々も、作者がこだわりをもって描き込んでいて、見ているだけでミリタリーマニアは楽しくなるだろう。
主人公のマルチナのキャラクターが主人公らしくなく、どちらかというとサブキャラめいたところがあるのが少しだけ気になるが。。真面目で堅物なのが、今後どんどん揉まれて成長していくんだろうな。。。
作者あとがきに、高橋孟の『海軍めしたき物語』に感銘を受けた旨のことが書かれていた。自分も昔同書を読んで深い関心を持ったので、共感をおぼえた。
次巻が待ち遠しい!
Posted by ブクログ
要塞や空想の兵器等のデザインが好きで。けっこう詳しい詳細も書いてあったりして、作者はこういうのを考えたり描いたりするのが、好きなんだなと感じられました。