【感想・ネタバレ】うどんの国の金色毛鞠 5巻のレビュー

30歳独身男。香川出身で東京在住。実家はうどん屋で、現職はウェブデザイナー。
出身や境遇は違えど、主人公の宗太のように、都会に憧れて、上京して早数年なんて人は、星の数ほどいるんじゃないかと思う。実家近くのスーパーで、子連れの同級生に偶然出会ったりして、いろいろと考えさせられるなんてこともよくある話だ。
自分と重なる部分も多く、親近感を感じずにはいられない本作は、親の葬式を済ませて、空の実家に戻ってきた宗太が、うどん釜の中で眠りこける不思議な子どもと出会ったことで、何も無いと思っていたはずの故郷で、何かを見つける心温まるストーリー。
しかも、宗太が出会ったのは、うどんとかえるが大好きで、耳としっぽがある男の子っていう…!?この冬、ほんわかした2人の日常を温かく見守ってみてはいかがでしょうか?(書店員・新星)

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購入済み

良質な作品

2019年03月10日

うさぎドロップス以来、親戚や遠縁の子どもを引き取って育てるというファンタジーなコミックが多く描かれるようになった。そしてどれも秀逸な作品ばかりだ。良い題材には良い魂が宿るのだろうか。主人公の性格とか、香川県のうどん屋さんの息子とか、仕事はWEBデザイナーとか、設定が全てポコちゃんに向かって進んている...続きを読むようで安心して、楽しく一気に読めた。

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Posted by ブクログ 2015年02月05日

今のトコ、そんな経験はないが、ポコみたいな可愛い化け狸になら騙されてもいい
他の漫画読みに、「ねぇ、『黒犬』の優樹くん、漫画で心を温めたいんだがお勧めはあるかな?」と聞かれたら、何冊か用意して、まず、この『うどんの国の金色毛鞠』を推す
舌触りが柔らかく、溶けていく具合が優しい絵柄も理由だが、人間関係...続きを読むを基軸にしているストーリーがしっかりと地に足着いているのが実にイイ
生きている以上、悩みは形こそ違えど、進路に悩む高校生にも、仕事の進め方に行き詰った社会人にも突きつけられる。そんな時、自分だけの悩みに、どう向き合ったらいいか、を明確に教えてくれるわけじゃないが、向き合う勇気をほんのちょっとだけくれ、逃げ出したい自分の背に手を当ててくれるような漫画だ
ポコが成長していく中で、彼を囲む宗太を初めとした大人が、大事なモノに気付いていく、そんな話の展開は非常に心が温まる
この巻に収録されている最後の話で、クセの強そうな僧侶が姿をポコと宗太の親子の前に現れた事により、何やら、ポコの秘密に深く踏み込み、同時に話が動きだしそうな予感がする。でも、どんな衝撃的な真実がやって来ようと、二人の温かい絆は決して壊れない自信がある
どの話もほっこりするが、私は第28話「津田の松原」が好きだ
いつか、この作品の舞台の香川に行きたい
この台詞を引用に選んだのは、社会人の男の友情を見たから。ぶっちゃけ、この男らしい台詞を自分の引用に加えたいがために、感想を書こう、と決めた

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Posted by ブクログ 2016年06月15日

「ポコと一緒なら きっと楽しいよ」
戻ってきたいつもの日常。ポコと過ごす日々は新発見が沢山。可愛らしいポコだけれど、彼から学ぶことは多い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年12月10日

すっかり香川でのふたり暮らしもおちついてきた宗太とポコ。
高校生の弥生ちゃんの進路相談に乗ったり、
小豆島の学さんと雪枝さん、ダーハマさんの青春の思い出でもある
ガオガオちゃん誕生秘話を聞いたり…。
“うどんの国"の人々とのあたたかな交流によって、
ふたりの世界はますます広がっていく...続きを読む――。

のんびり、やさしい香川で生まれたハートフルファンタジー、待望の第5巻。

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