【感想・ネタバレ】甘々と稲妻(8)のレビュー

ひとたび街に出れば目に入るコンビニやファミレス、ファーストフード店。現代に暮らす私達にとって、安くておいしいものにありつくことは難しくありません。それでも…いや、だからこそ、誰かと一緒だったり、誰かを想ったりして作った料理は、格段に楽しくておいしい。この『甘々と稲妻』は、そんな気持ちを思い出させてくれる作品です。

物語の中心人物は、妻を亡くした数学教師・犬塚公平とその娘・つむぎ。仕事の傍ら、家事と育児に奮闘する公平ですが、料理だけはどうしても苦手でした。幼いつむぎに申し訳ないと思いつつも、コンビニ弁当に頼る日々が続きます。
そんなある日のこと。帰宅した公平は、テレビにかじりつくようにしてお料理番組を眺めるつむぎを目にして、その寂しさと我慢を知ります。「おいしいものを食べさせなくては」と食事処に駆け込み、さらに料理を頑張る決意をして…。

本作の見どころとして、調理中の風景やおいしそうな料理は言うまでもありませんが、つむぎの心の動きや成長も大きなポイントです。子どもらしい無邪気さや特有の鋭さ、「良い子」であろうとする子どもなりの気遣いなどがリアルに、生き生きと描かれています。
料理を口いっぱいに頬張って目を輝かせるつむぎを見れば、あなたもお腹がすくこと間違いなしです!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
妻を亡くした高校教師・犬塚と、彼が男手ひとつで育てる娘・つむぎの物語は、いよいよ新たなステージへ! 楽しさいっぱいの小学校生活で、つむぎがひとつだけ気になっていることはクラスメイト・なぎさのこと。以前衝突してしまったなぎさと仲良くなるために、犬塚親子はランチパーティーを催します! つむぎの世界がぐんぐん広がる第8巻!

【感想】

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2017年08月01日

Posted by ブクログ

小学生編、スタート!!末広がりの8巻から、新章が開幕するってのは、縁起の良さを感じるなァ。ま、偶然だろうけどッ
今更だけど、この『甘々と稲妻』が面白いのは、キャラが成長するからだろう。精神的な成長だけでなく、年齢を重ねているって意味だ。そう、『クッキングパパ』と同じだ。たまに、コンビニの単行本コーナーに置かれているコミックを読むと、まこと君やみゆきちゃんが就職や進学していて驚かされる
食べるとは、体と心を健やかにする。なので、つむぎちゃんが小学生になるって点は、ストーリーに漫画的な現実感を生んでおり、読みやすさだけでなく、読み応えも強めている
個人的に好感度で言えば、『紺田照の合法レシピ』や『頂き!成り上がり飯』、『最後のレストラン』が『甘々と稲妻』を上回っているが、癒し度で言えば、間違いなく、この作品の方が勝っている、断言したいがどうだろ?
さすがに、可愛い女子小学生と女子高校生がWヒロインを張ってる作品に、漢気溢れるヤクザ、オカン系ヤンキー、前向きなネガティブが主人公の作品は勝てまい
小学生になれば、環境も変わり、つむぎちゃんは色々と考える事、覚える事、知っていく事が増えるだろう。様々な経験を心の栄養にして、スクスク成長してほしいもんだなァ、お母さんがいない自分は周りに気を遣われるってコトに自分で気付いて、周りの善人に「可哀想」と言われないよう強くなって欲しいなぁ、とファンながらに思う
小鳥ちゃんも三年生になった事で、将来の事を今まで以上に真摯に悩むように。同じ道を歩んで来た大人のアドバイスを受けて、形にしたい夢のカタチをおぼろげながらも掴んだ彼女は、実現に向けて適した努力を始めていく。キラキラした青春を送る女子高校生、眩しいわぁ。ここも、『甘々と稲妻』の魅力
また、子供の一挙一動にハラハラしながらも、過度な手出しはせず、見守る態度に徹する大人たちも、これまた、カッコいい
あくまで、個人的な印象だけど、この(8)に限らず、どの巻でも、何気に八木さんってイイ働きをしてると思う。でしゃばりすぎず、それでいて、的を射る助言をしてくれる。次巻では、八木さんが良い目を見る回があったらいいな、と思う一方で、このポジションだからこその八木さんか、とも
どの回もほっこりさせて貰えるけど、個人的に推したいのは、「その36 サンドイッチとともだちできるかな?」だ、やっぱ。『神様ごはん』(佐保里)先生の引用でも挙げたけど、大人になると喧嘩の後、素直に仲直りってのは難しくなる。なので、こうやって、真正面から「ごめんなさい」をぶつけあって、許し合い、仲直りが出来る子供って凄ぇな、そう、子供でも大人でもない中途半端な年齢になると感じる
この台詞を引用に挙げたのは、先生としても大人としても男としても、公平さんのカッコ良さが光っていたので。やりたい、だけじゃ夢は叶えられない。やりたいなら、どうやったら出来るか、を考えなきゃ、実現には近づいていかない。口に出して自分を鼓舞するのも大事だけど、手と足を動かし、頑張らなきゃ意味がない。夢は逃げないけど、自分から追いかけようとしなきゃ、いつまでも夢のまま。叶えられない夢は、いつしか、自分を苦しめる呪いになっちゃう

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2017年04月14日

購入済み

あったまる💝

ハートが じーんて あったまります。
登場人物みんなに ぎゅーってしたい瞬間があります。そして、その度に涙がデマス。

人って心持ち次第で、生き方カワルって

リスタートしたい気持ちになれます❗

いい漫画だゎ

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2017年07月05日

購入済み

小学校の図書館にぴったり

初めての給食や仲直り、見ていてほっこりした気持ちになります。
食育にぴったりな漫画なので小学生などの子どもにも読んでほしい漫画。
お父さんが作るってところも素晴らしい!

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2021年02月27日

Posted by ブクログ

小学生になって、どんどん表情が豊かになっていくつむぎちゃん。
進路決定の時期を迎え、自分の将来に向き合い始めた小鳥ちゃん。
もうね、ふたりがまぶしいです。
ほんと「これから何にでもなれる」んだなぁと思います。
僕らにもあんな時期があった…んだよなぁ(´ω`)。
さて、おとさんは、周囲はこれからどうなっていくのか。
まだまだ楽しみが尽きませんw。

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2019年05月31日

Posted by ブクログ

小鳥ちゃんとつむぎちゃんは本当に姉妹みたいでかわいい。でもこれが本当の姉妹ならばこうはいくまい(と、三姉妹の長女は言う)。
『自分のことをちゃんと考える』って、すごく難しいことだよなあ。
小鳥ちゃんがお店を継いでお話はおしまいなのかな?とすこし終わりについて考えてしまったり……。

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2017年02月23日

Posted by ブクログ

つむぎちゃんも早いもので小学生。
どんどん世界が広がっていって、すくすく成長する姿に癒されます。周りへの優しさも出てきて大人っぽくなっていくかと思いきや、可愛い悩みも抱えていたりして、とにかく目が離せません。犬塚先生は、料理にもそれ以外の面にも余裕が出てきたような…。今回は先生としての一面がたくさん見られて良かったです。
進路に悩む小鳥ちゃんも気になるし、それぞれのキャラクターをこれからも見守っていきたいです。

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2017年01月08日

Posted by ブクログ

小学校に上がって人間関係が複雑になり、お友だちとの付き合い方に悩むつむぎちゃん。
一方、高校3年生になった小鳥ちゃんは進路に迷ってしまい……。

なんか今巻は深い話が多かったなぁ。
たとえ心から謝罪したとしても、相手が許してくれるとは限らない~ってことを、小学生の心で理解するのはなかなか難しいと思うよ、先生…。(でも逆に素直な時期になら、こういう忠告を受け入れられるのかも?)
この先同じような場面に出くわしたときも、つむぎちゃんはきっと今回の先生の言葉を思い出して乗り越えてくれることだろう、うんうん。((´ⅴ`〃)

小鳥ちゃんの方は、も~すごい共感しちゃって!
たいていの人は高校生活なんてふわっと過ごして‥で、大学行ってふわふわ過ごしてるうちに何かやりたいこと見つかんないかな?って感じで、気付いたら4年過ぎてくんだよねw( ̄∀ ̄;)
最初の家族会議の時は、たぶん自分がやりたいことっていう気持ちよりも、この進路なら親が喜ぶんじゃないか~っていう思いがあって、それを見透かされたから反対されたんだろうなと思う。
でも最後はちゃんと、今できる精一杯の答えを出して両親を説得したんだから…立派だった!!d(^ω゚*)

次巻もみんなの成長を見守っていこうと思う♪

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2017年01月07日

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