ひとたび街に出れば目に入るコンビニやファミレス、ファーストフード店。現代に暮らす私達にとって、安くておいしいものにありつくことは難しくありません。それでも…いや、だからこそ、誰かと一緒だったり、誰かを想ったりして作った料理は、格段に楽しくておいしい。この『甘々と稲妻』は、そんな気持ちを思い出させてくれる作品です。
物語の中心人物は、妻を亡くした数学教師・犬塚公平とその娘・つむぎ。仕事の傍ら、家事と育児に奮闘する公平ですが、料理だけはどうしても苦手でした。幼いつむぎに申し訳ないと思いつつも、コンビニ弁当に頼る日々が続きます。
そんなある日のこと。帰宅した公平は、テレビにかじりつくようにしてお料理番組を眺めるつむぎを目にして、その寂しさと我慢を知ります。「おいしいものを食べさせなくては」と食事処に駆け込み、さらに料理を頑張る決意をして…。
本作の見どころとして、調理中の風景やおいしそうな料理は言うまでもありませんが、つむぎの心の動きや成長も大きなポイントです。子どもらしい無邪気さや特有の鋭さ、「良い子」であろうとする子どもなりの気遣いなどがリアルに、生き生きと描かれています。
料理を口いっぱいに頬張って目を輝かせるつむぎを見れば、あなたもお腹がすくこと間違いなしです!
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【あらすじ】
妻を亡くした高校教師・犬塚(いぬづか)は、単身で娘・つむぎの子育て中。料理が苦手な彼だが、ひょんなことから教え子の小鳥(ことり)と一緒にご飯を作って、娘と3人で食べることに! 猫を預かったり、幼稚園のお友達とキャンプに行ったり。つむぎは今巻も元気です! お役立ちレシピ5つを収録した、にぎやかホームドラマ第6巻!
【感想】
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これお腹空いてる時に読むと本当困る!つむぎちゃんの食べてる様子が本当に可愛い。美味しい表情をこんなに描けるもんなんだなぁ……アニメ楽しみです
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アニメ化万歳。ここ最近、私の好きな漫画がアニメ化してくれて嬉しい。さすがに、クール教信者先生の『小林さんちのメイドラゴン』にこそ、嬉しさは劣ってしまうが、それでも、ファンとしてガッツポーズは決めたい
まぁ、本音を言うと、アニメ化よりドラマ化の方が先かも、と思っていたので、少しだけ吃驚はした。アニメの評価が高かったら、ドラマ化に踏み切るつもりなのかな、講談社さんは。あまり、俳優さんに私は悔しくないので、この人にやって欲しいって強い希望はないんだけど、可能なら、仮面ライダーや戦隊シリーズで活躍を起用してもらえると、視聴したいって気持ちが強くなる
では、改めて、本編の感想を
ホント、この『甘々と稲妻』は優しくて和む。絵柄、ストーリー、キャラクター、台詞をひっくるめた作品全体に、雨隠ギド先生の人柄の良さが滲み出ている、と感じるのは私一人だけじゃないだろう
きっと、雨隠先生は温かい家族の中で育ち、絆を大切にしようと思い、それを実行に移せる人間なんだろうな
料理を通して、親子のキモチが通じ合う、それは展開としてはベタだし、綺麗事だ。でも、そこがいいのだ。漫画の中でくらい、キラキラした愛情で結ばれている親子が見たい
また、作中のイベントやハプニングが、子供がいれば起こって当然、と肯くより他ないモノばかりなので、子を持つ親の読み手は共感できる点も多いのだろう
私は子供がいないので、父親である公平さんの感情を完全に理解や納得できる訳でもないのだが、それでも、「なるほど」と感じる点はある
当たり前(?)だが、料理が家庭で親子が一緒に作れる品であるってのも、この『甘々と稲妻』が高評価を受ける理由だろう
この(6)でも、色々と大きな動きが起こっている。私が推す話は、命と愛はいつまでも受け継がれていくんだな、そんなセンチな感想をつい抱き、赤面してしまった、その30「ただいまと鶏のクリーム煮」だ。イナゴの佃煮をノー躊躇で食べられちゃうつむぎちゃん、ホントにワイルドだわ
この台詞を引用に選んだのは、雨隠先生、親子も描けるのに、女子高校生のキモチまで繊細かつ鮮烈に描けるって凄いな、と思ったんで。若い内は、「好き」ってキモチを、そんな難しく考えちゃダメだな
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最初は絵のタッチに馴染めなくて、入れなかったこの漫画。
今じゃ大好きになりました。
今回は特にじいんとくるエピソードが多かった。
ひいばあばとつむぎのやり取り・・・ボロボロ泣いてしまった。。
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キャンプや修学旅行など、イベント盛りだくさん。
犬塚先生の家族もさらに登場したり、小鳥ちゃんが初めて喧嘩したりと、それぞれに変化のある巻でした。もう次から小学生かー、早いな。。。
親子のラブラブっぷりがかなり激しかったけれど、コンゴ反抗期とかあるんだろうか…笑
犬塚先生が、どんどん家族に対して前向きになってきました。特に奥さんに対して。
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飼い猫を助けたつむぎ。猫の持ち主が見つかって返すシーンのつむぎのエピソードに涙。
あと田舎に行ったつむぎのエピソードも良かった。
おいしそうにご飯を食べるつむぎが多かった気がする。
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親子の視点よりどーしても小鳥ちゃんに目が行ってしまう系読者である。彼女が自分の気持ちを初めて真面目にしゃべった巻だった。これぐらいの年代の思慕の情、特に歳の離れた相手に対してというのは確かにどう受け入れていいかわかりにくいだろうし、じっくり向き合ってもらいたいなと思う。それにしても案外時間の流れが速いことに気付く。小鳥の高校卒業ぐらいでオチがつく、のだろうか。
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ごはん会関係少なめ、行事はあるけどあまり大きな事件はなく、
それぞれの時間がゆったり過ぎ、それぞれの場でのドラマがある感じ。
ことりの想いの複雑さと、つむぎの成長&友だちドラマが印象的。
そして…そうかアニメ化かー。どうなるんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
ひいばんちゃん素敵です。
修学旅行に行くために、自分の実家に預けることになった。
その朝、二人はそれぞれのためにおにぎりをにぎって・・・笑
笑える。
キャンプのお話しもよかったな。