感情タグBEST3
Posted by ブクログ
バイト先の人にオススメしてもらった作品。
私は本作の少年のように夢を追っている立場なので、色々な箇所の台詞が心に残った。
私は今後の人生過ごしていく上での心の在り方を学べたので、人生のバイブルとしてもっと多くの人に読んでもらいたいと思った。
また読み返したいと思う。
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とても勇気をもらえる小説。
何かに挑戦するときには必ず読みたい。
転職活動始めようかなと思っていた時にとても背中を押してもらえた。
夢を追い続ける全ての人へ!
Posted by ブクログ
パウロはリオデジャネイロで生まれ、1970年からメキシコ、ペルー、ボリビア、チリなど中南米各国、そしてヨーロッパと北アフリカを(放浪)旅している。
本書の舞台は北アフリカなので、この旅が彼の人生を変えたことは間違いない。
読んでみて驚いた。
昨今話題となっている、宇宙、魂、”いまここ” に溢れている。
ペルー、ボリビアの旅でも何かを感じたのだろう。
要所要所では目覚めと気づきが重要なポイントとなっている。
わたしたち現代人は、なにか大事なものを見失っているのかもしれない。
ーーー
94頁
それはとても奇妙な本ばかりだった、水銀や塩や龍や王様のことが書いてあって、少年には少しも理解できなかった、しかし、すべての本を通してくり返されている一つの考えがあった。それは、すべてのものはただ一つのものがさまざまに現れたものにすぎないということだった。
ある本の中で少年は、錬金術の最も重要な文献はほんの数行から成るもので、それはエメラルドの表面に書かれているということを知った。
「それはエメラルド・タブレットのことだよ」
101頁
なぜなら、私は過去にも未来にも生きていないからです、私は今だけにしか興味を持っていません。もし常に今に心を集中していれば幸せになります。砂漠には人生があり、空には星があり、部族の男たちは人間だから戦う、ということがわかるでしょう。人生は私たちにとってパーティーであり、お祭りでもあります、なぜなら、人生は、今私たちが生きているこの瞬間だからです。
ここでも「いまここ」が出てきた。
さらに、エメラルドタブレットは、1月前は知らなかったことだ。
なぜかこうした本に出会う。
154頁
「夢を追求する一瞬一瞬が神との出会いだ」と少年は自分の心に言った。「僕が真剣に自分の宝物を探している時、毎日が輝いている。それは、一瞬一瞬が宝物を見つけるという夢の一部だと知っているからだ。本気で宝物を探している時には、僕はその途中でたくさんのものを発見した。それは、羊飼いには不可能だと思えることに挑戦する勇気がなかったならば、決して発見することができなかったものだった。」
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羊飼いがエジプトを目指す話。自らを王様と呼ぶ老人との出会い、その後の数々の出会いや発見。一見宗教的な話に感じる表現があるものの、人類にとって普遍的な内容であると気付かされる。宝物とは目標や夢がある状態、その時の気持ちや境遇、あるいはそれによって切り開かれる人生そのものなのかなと読み取りました。
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気づかされることばかり。言語化できないところを言語化してくれた場面もあった。
無意識のところにあった社会構造とかも具現化されて読んで本当によかった。
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恥ずかしながらこの本のことどころかパウロ•コエーリョの名前すら聞いたことがなかったのだけど、お気に入りの一冊になった。
砂漠の美しい風景や心地よい風、冷たい夜の空気なんかが読んでて頭に浮かんできて終始良い気分で読めた。
人には誰しも夢や運命がありそれらを追いかける人にそれらはとても寛容だ。子どもの頃に読んだら勇気付けられたと思う。今読んでも前向きで清々しい気持ちになった。
もしかしたら子ども向けの文学なのかもしれないけど、そういう本は大人にも大切なことを教えてくれる。
Posted by ブクログ
世界の全てからもたらされる前兆を感じ取り、自らの内側から語りかける心の声に耳を傾けることで、少年は運命をその手に収めた。
自分の本当に欲するものをよく見極め、それに向かって勇気を持って進み続けること。宝物だけを早く手に入れたいと願う者には決して手に入らない。旅は目的のためにあり、目的は旅のためにある。大切なものは旅そのものでも、目的そのものでも無い。成すべきことを成し、成るべきものに成った時に、それでもなおより良きものを目指すこと。それが人生である。
上記のような教訓を感じた。
おとぎ話のような非現実的な出来事や、馴染みのない宗教的な価値観には反発心も湧くが、実際的で現実的な物語では表現し切れない感覚的な納得がある。
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まさにバイブルとなる書
個人的に文句のつけどころのない作品だった。
無駄な描写がなく、かといってまったく浅くない内容で、気軽に読める文量ではまさにこれ以上ない業種区間だった。
これからの人生において必ず読み返すことになる。
すべてはひとつ。
希望を感じる作品
偶然この作品を知って読んだが、おもしろくて一気に読んだ。ムスリムの人々の描き方にも好感が持てた。不思議な世界なので、読み返したらまた違う読後感があるかも知れない。
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錬金術師とサンチャゴの言葉が印象的。
p.154 傷つくのを恐れることは
実際に傷つくよりもつらいものだと、
お前の心に言ってやるが良い。
p.179 私達が今の自分より良いものに
なろうと努力すれば、自分のまわりの
すべてのものも良くなる
Posted by ブクログ
夢の追い方、生き方について考えさせられる本。
童話みたいに空想的なのに、苦しい。
もっと、将来の夢とか考えるような年齢のときに読んでいたかったなあ。
Posted by ブクログ
評判通りの作品。
自分が本当に望む事、それを本当に望まないと
見えないと言う事。
本物に出逢う為にどう動くか、行動するかを痛感させられる一冊ですね。
Posted by ブクログ
ドキドキして読みました
またいつか読むと思う
* 彼の家を知らずにその人を信用してはならない
* 幸福の秘密とは、世界の素晴らしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ
* 自分の運命から逃げないために、聞いてはいけないことがある
* 幸運が自分のところにある時は、それを利用しなくてはいけません。そして、それが私たちを助けてくれるうちに、できるだけのことをしなくてはなりません。
* 「マクトゥーブ」
* すべてのものはただ一つのものがさまざまに現れたものにすぎない
Posted by ブクログ
生き方の教科書のような本。でも一度だけで全ては理解できない。じっくり読みこんでもすんなり入ってこない。でもなんか気になってしまう。そんな不思議が残る。
Posted by ブクログ
一歩踏み出す勇気が欲しい時に読みたくなる本でした。
ファンタジー色が強いのでてっきり架空の世界の話かと思ったらエジプトが舞台。
少年サンチャゴが宝物を求めて色々な人と出会いながらエジプトのピラミッドを目指す話です。
「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」
「夢が実現したらそれが自分をがっかりさせそうで怖い、だからわしは夢を見ている方が好きなのさ」
などなど、印象に残る言葉がたくさんありました。
ラストは宝物を求める気持ちが宝物なんだよっていうよくあるオチなのかなと思ったらちゃんと宝物らしい宝物も手に入れられるところがいいなと思いました。
少年が風になるシーンはいまいち何がいいたいのかわかりませんでしたが……
もう一度読むと深みが増すような気がするので時間を置いて再読しようかと思います。
Posted by ブクログ
宝物を探しに旅に出た少年の物語。
預言者・良い人・悪い人etc
途中から色んな人に出逢いながら旅を続けて行くのですが、悪い人と出逢った時とか読んでて辛い悲しい(怒りも)気持ちになりましたが、先が気になってどんどん読み進めました。
人生のトップスリー入りです。
Posted by ブクログ
すべてを理解できたとは思えないが、良い本でした。ところどころハッとさせられる言葉があり、少年の旅の様子は美しく表現されていました。
「もしおまえが、現在によく注意していれば、おまえは現在をもっと良くすることができる。そして、おまえが現在を良くしさえすれば、将来起こってくることも良くなるのだ。」
Posted by ブクログ
すごい名作らしい。「世界で最も読まれた本ベスト10」に入るとか入らないとか(←どっちよ)。とにかくこんなにも有名なのに、恥ずかしながら最近まで全く存じ上げておりませんでした。そのことに驚愕して読んでみようと思った次第です。
文庫本を買ってみたらなんとも頼りない薄さ。これが名著なのね。
羊飼いの少年サンチャゴは二度同じ夢を見る。信じられるのか信じられないのかわからない夢を読み解くという老女や、王様だと名乗る老人との出会いもあり、その夢にしたがって、宝物を求めてエジプトのピラミッドへ行くことにする。
旅の途中何度も、少年自身、夢を追うことに疑問を感じ、あのまま羊飼いでよかったのではないか、など自問自答する。そのたびに、旅に出るのに背中を押してくれた王様の言葉を思い出し、夢を追う勇気を再度奮い立たせる。
旅の途中出会ったクリスタルショップの店主は、夢を叶えることができるのに、叶えようとしない。夢を実現した後のことを恐れている。夢を夢のままにしたい、と少年にとっては理解できない心持ちでいる。そんな店主を横目に少年は旅を続ける。この場面はとても印象に残った。自分を省みても、クリスタルショップの店主のような人は、きっと多い。
「人生」「夢」「運命」とは・・・少年の旅を一緒に旅することで考えることはたくさんある。少年とともに「夢を追うことの大切さ」や「夢を追うために手放さなければならないもの」などの間で、読んでいるこちらの心も揺れ動く。
最後少年が探し求めていた宝は実は近くにあった。しかし、旅に出なければ決して見つからなかったであろうことを考えるに、多くのことを学んだ夢を追う旅そのものが、宝物だったのではないか。
王様からもらったふたつの石が示唆するものは何だったか、など、まだ自分の中で理解できていない部分もあるけれど、名作として読み継がれているのはわかる気がした。ただ、読む時期や読み手の状況によって、刺さる刺さらないがかなり分かれそうな作品だと思った。
こういう作品はぜひいつかまた再読してみたい。その時と今の感想がどう違うのか、楽しみだと思った。
Posted by ブクログ
宝物のありかを示す夢を2回見た羊飼いの少年が、宝を探すことが自らの運命だと思い旅に出る。運命を信じ、行動するものには前兆たる物事の起こりが読めるという。少年は道中で幾度も苦難に苛まれ、挫折しかけるが、今を目一杯、運命のために突き進むことで前兆を読み、苦難を回避していく。果たして少年は宝物を見つけることができるのか。道中で出会う王様、錬金術師といった個性豊かな助っ人との関わり合いも見ものだ。
人は他人の人生はこうあるべきなどと思うが、自分の人生についてはそれがない。
自分の運命よりも、他人にどう見られるかを気にする。
過去や未来に囚われず今この瞬間を生きる。
傷つくのを恐れることは傷つくことよりもつらい。
Posted by ブクログ
あらゆる年代の人にも、重要な示唆を与えてくれそうな本。どのタイミングで読んでも、何らかの示唆がありそうで、定期的に読み返すのがよいかもと思った。
本書を読んで、ハッとさせられたのは、夢を追うことについて、夢を本当に実現しようとする人と夢を見続けること自体を良しとする人がいるということ。後者は、実際には夢を実現したくない。叶えてしまったら生きがいを失ってしまう= 自分の夢を知っていてもその実現を望まない人だという。
自身は、後者にはなっていないだろうか。と夢を追いかけている過程自体に満足していないだろうかと。
"人は、自分の1番大切な夢を追求するのがこわい。自分はそれに値しないと感じているか、自分はそれを達成できないと感じているから。永遠に去ってゆく恋人や、楽しいはずだったのにそうならなかった時のことや、見つかったかもしれないのに永久に砂に埋もれた宝物のことなどを考えただけで、人の心はこわくてたまらない。なぜなら、こうしたことが本当に起こると、非常に傷つくから。
傷つくことを恐れるのは、実際に傷つくよりも辛いものだ"
"夢の実現を不可能にするものが1つだけ、それは失敗するのではないかという恐れだ"
本書に散りばめられたこうした学びを教訓に、勇気を持って、自分の人生に責任を持つ覚悟を決めて、夢に向かって歩み出そうと、そんな風に思います。
Posted by ブクログ
羊を売って旅に出る勇気とクリスタルの店での熱心さ、どちらも大切なことである。
失敗して何度も諦めそうになる少年の気持ちがわかると同時にそれでも自然と夢に向かう少年に少しの勇気と勢いは大切なんだなあと感じる。失敗はする。運命は試していると同時に身につけたものを上手く使えるよう手助けしているのだ。
心に耳を傾ける。これも大事。いつもふと思った事を素通りして忘れてしまうから大切にしたい。前兆を読むのだ。全てのことには前兆がある。大いなる魂のことばを聞くのだ。この辺はよくわかんなかった。もう一度読みたい。
Posted by ブクログ
再読2023/12/29
都合がいいと思う箇所もありますが、何度も夢を諦めかけたり、絶望するようなことが起きたりしてもなお、夢を追う主人公に最後まで目が離せませんでした。私は自分の夢すら分かりません。小さい時の夢も親から言われた夢でした。
ところどころ共感できる箇所もあり、生きていくうえで必要なことも教えてくれます。こういう人間もいるよなと思える箇所もあり、頷いていました。
また、何年か後に読み返したいです。
Posted by ブクログ
運命は必然であり、大きな力に導かれている、心の声に耳をすませ、植物や動物、鉱物が発することばにも心を通わせ進むべし、心の声を無視し続けると聞こえなくなり、導かれることもなくなる。前向きに柔軟に…ってことかな。
騙されて一文無しって冒険者のエッセンスだよね、今死んでもたくさん学んでからでよかったね、先々の不安は必要なくて今この一瞬が祭だから謳歌して!…とか一節から、前に進むには鋼のメンタルが必要らしい。
最後の方は、イスラム教とか宗教がわからないからか、少し理解に苦しむ。経験が宝物だし、神が創ったそれぞれがそれぞれの使命がある(鉛は鉛)、で終わるかと思ったら、ホントの錬金術師でふつうに宝みつけてた。
Posted by ブクログ
運命、夢、前兆、ことば、大いなる魂。
羊飼いの少年は、自分の運命を実現するために旅に出る……というお話。
ところどころに良いなと思う文章があるのだが、かなりスピリチュアルな雰囲気なので今一つ入り込めない感じもあった。でも評価が高い理由は分かる。
Posted by ブクログ
夢を諦めずにその夢を生きることがいかに大切であるか。錬金術は等価交換。夢を追うために、それなりの犠牲や縛りが必要です。子供達の背中を押してやろうと思います。
Posted by ブクログ
ブラジル人作家の作品や、舞台が中近東の物語は初めてで、地名、人名、神との対話のシーンなど、雰囲気を掴むのに時間がかかった。こういうのはいくらベストセラーでも向いてないのかなと思ったが、哲学的寓話的に書かれてあると知り、納得した。手探りで読んでいって最後で腑に落ちる。2度目に読むと感じ方が深くなっていくと思う。
退屈
世界的な評価は高いらしいですが、自分には正直言って退屈でした。
理由としては、基本的に一神教的な価値観に基づいて書かれた物語である点です。結局全ては神の手によって人の運命が決められていると、それを学ぶ旅をする少年の物語が本書の肝な訳ですが、信じてない人間にとっては何でもかんでも神頼みで、信じてれば必ず助けてくれるとか、非常に宗教的で御都合主義です。
自力で成長して運命を切り開いていくハリーポッター等の小説の方がよっぽど好感を持てます。
同じ様な心の旅系の児童書なら、特定の価値観や哲学に固執していない星の王子さまの方がずっと面白いです。
一神教徒でなければ特に共感もできず、面白いとも感じないでしょう。
寓話的 象徴的な話
不思議な雰囲気を持つ、寓話的 象徴的な話である。
「夢を持てばかなえられる」というテーマをアメリカンドリーム的ではなく寓話風に展開している。
それはそれで面白いやり方だが、私には合わなかった。