サッカー日本代表の試合を見て、「長友と本田だけ、なんか違う」と思ったこと、ありませんか?または一昔前の日本代表を見て、「中田英寿だけ、なんか違う」と思ったことは?
フットボールネーションには、その「なんか」の理由がきっちり描かれています。
あくまで科学的に、なぜ日本のサッカーは世界のトップレベルではないのか、その原因はどこにあるのかを描いており、とんでもないスーパープレーや努力・友情を描くこれまでのサッカーマンガとは一線を画した内容に目から鱗です。
ドラマチックな試合展開、エキサイティングなスーパープレー、個性的なキャラが描かれているわけではありませんが、「科学的に」サッカーを読み解くことに興味がある方は、必読です。
このマンガをきっかけに、歩き方一つとっても「あの人、なんか違う」と思われることがあるかも!?
感情タグBEST3
サッカーやるわけではないけど...睡眠はちゃんととらないといけないと常々思ってるのに出来てないので急に流れ弾が飛んできた気分です笑
思いの外あっさり前半が終わりましたが後半の迅はどうなる?
Posted by ブクログ
試合中の選手の独白が面白い。サッカーでは90分の中で一人の選手がボールをコントロールする時間は想像以上に少ないのだ。「聞く耳」で伸びしろが違う。良い面は吸収し、合わないことは聞き流す、考える力。天皇杯決勝の場面と、沖たちの東クル創成期の逸話を交えた本書定番の説明も悪くない。まだ決勝後半が始まったばかりで次集へ。スポコン漫画並みの引っ張り~
Posted by ブクログ
日本をフットボールネーション(サッカー先進国)化させることを願うシリーズの13巻では、プレイの差を生み出す環境要因についてメスを入れている。
物語そのものは佳境と言うか、天皇杯決勝の前半から後半立ち上がりの辺りまでが描かれているが、ここではシンプルなドラマが展開する形だ。
本気を出しきれていない一ノ瀬を挑発する沖と、ハーフタイムに叱咤するカナエ。二人によってようやく舞台が整ったところだろう。
一方で、メインとなるサッカーに関する知見としては、食事や睡眠への言及、フィジカルを最大限に生かすための基礎的な部分に多少触れている程度になっている。
この辺、どちらがメインかというのが難しい部分はあるが、ドラマ重視の巻ということで星四つ半相当と評価している。
ドラマ重視だと星を落とすという謎の評価になっているが、この作品はそうした作品だと思っているので仕方ないところである。