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人間の性質
masterキートンは、人間の心の闇と同時に、清廉な心のある人も描いていて、本当に人間味があって読み応えがある。
ただ電子書籍だとスマホで見るには文字が小さいかな、タブレットで見開き読書がおすすめです。
Posted by ブクログ
元SAS(英国特殊空挺部隊)隊員にして、考古学者、さらには探偵でもある平賀=キートン・太一。
夢は大学に籍を置き、学究生活を送ること。現実は、保険機構ロイズの敏腕オプ。
優しき男キートンの、危険と挫折の日々。
完全版第4弾!
考古学、歴史学、神話に伝説、民族紛争、さらには物理学まで、およそあらゆるジャンルのテーマを題材にしていて、一話を書くのさえどれほどの勉強と取材が必要なのだろうかと感心させられる。
ナゾを瞬時に解き、雪崩の危険から村を救い、殺人者にも動じない強い心を持ちながら、自然の声に耳を澄ませる大らかさも併せ持ったキートン。
決してカッコよくはないけど、彼は確かにヒーローだ!
Posted by ブクログ
完全版の第4巻です。久しぶりに丸ビルに寄った際に青山ブックセンターにて購入。
冒頭の「~来た男」3篇は、これまでで一番長い物語でした。
冒険談ものが一番面白いのですが、
日本を舞台にしたい「秘めたる宝」や
キートンが殆ど出てこない「化け猫荘の人々」も味わい深いです。
時間軸は常に縦横無尽である一方で、舞台もまさに古今東西。
今回も読み終わるのが名残惜しいくらいに一瞬でした。
Posted by ブクログ
完全版第4巻は”ハーメルンの男”シリーズからスタート。
ナチスのもう一つのホロコーストを題材とした、一つの伝承が綴られます。
IRAとSASの確執を描いた”偽りの”シリーズも当時の世相を顕していました。
どこか遠い国であったイギリスに興味を持ったのも、この頃だった記憶もあります。
その他、「化け猫荘の人々」や「アザミの紋章」の穏やかさにほっこりしながらも、
印象的であったのは「秘めたる宝」の次のフレーズ。
- いつでも、とり返しのつかない人生なんてない
ん、いい言葉だと思います、初めて読んだ時の余韻を、久々に思い出しました。