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マスターキートン3
キートンだけでなくその家族もまた優秀で個性的ですが、懐かしい家族像も見えて、愛しくなります。
読んでいるとどこか切なくなる作品です。
懐かしい
今回電子書籍にした際に、収録が紙の単行本とは変わっているようですが、初めて私がマスターキートンを読んだのがちょうどこの巻の真ん中あたりの部分で、従兄弟のお兄さんが夏休みの帰省時に持ってきていたものでした。
その頃はお小遣いもなくて、大人になったら買おうと思っていましたが、そうなった時には絶版で探し回っても無く…
今回ようやく電子書籍化してまとめて買いましたが、感慨深いです。
匿名
単行本を持っていますが電子でも購入してしまいました。交渉人のルールはキートンの中でも好きな話です。20年以上前に初めて読んだ時は、犯罪の中にもプロならではのルールがあるのか、と勉強しました。今読んでも色褪せない面白さがあります。マスターキートンのリマスターって終わっちゃったのでしょうか…色々あったとは思いますが、また書いて欲しいです
Posted by ブクログ
ロイズの調査員(オプ)にして考古学者。
伝説の学術派ミステリー『マスターキートン完全版』第3巻。
平賀=キートン・太一……
父は日本有数の動物学者。母は英国上流階級出身の資産家。
オックスフォード在学中に結婚。一女をもうけるも、離婚。
自らのありあまる才能に気づかず、いまだ悩める日々が続く……
3巻の見どころは、キートンが誘拐交渉人として活躍するCHAPTER.2・3。
犯人の心理を冷静に分析し、身代金を下げさせ、人質の確保に成功!
そして、自分が救出した人質と会うことなく静かに去って行く…。
なんというカッコよさ!
CHAPTER.7での特殊戦闘犬との闘いもスリリングでとてもおもしろい!
キートンはかつていなかったタイプのヒーローだ!
Posted by ブクログ
「僕たちは一人で生き、一人で死んでゆくが、この一瞬、この場所にいる生き物だけは自分の宇宙を抜け出して・・・同じことを感じている(喜びの壁)」
「私にもまだまだ知りたいものがある・・山ほどね(14階段)」
「それがいい女ってものよ(白い女神)」
どの作品も終わり方が心地よく。印象が残りやすい言葉で締めくくられる。何度読んでも飽きない。
Posted by ブクログ
3巻以降は毎月月末に発売されるようで、しばらく楽しみが続きそうです。
ほっこりする話や、テロや誘拐などを題材にした緊張感のある話など、バランスよく。
個人的には”チャーリー”の初登場の話が好きだったりしますが、
印象に残っているのは「家族の瞬間」の一編。
- どんなことがあっても、ここが家なんだからね
どこにいても共有できる想いがある、ということでしょうか、、うーむ。
そうそう、「交渉人のルール」や「ノエルの休戦」を読むと、
当時の日本の隆盛振りが見て取れて、ちょっとセツナク、、なんて。
Posted by ブクログ
2、3巻を読んで、「キートン巻末で童心に返りがち」と気づく。
しかし考えてみると、この「童心への回帰」はキートンのプロフェッショナリズムの核に近い物があるのではないかと感じた。先入観に囚われずあるがままに対象を認識する。そのことでCHAPTER11「無関心な死体」では真実を暴き出すのに成功した。
さらに「童心への回帰」の根幹にあるのは彼の考古学への関心ではないか。会ったこともない他者への敬意と親しみ、それが色眼鏡で人を見ない透徹した観察眼につながっているのではないかと感じた。
Posted by ブクログ
俺達は一人で生き、一人で死んでゆくが、この一瞬、この場にいる生き物だけは自分の宇宙を抜け出して…同じことを感じている。 おうこう王侯貴族 介添人 ノエルの休戦