【感想・ネタバレ】光が死んだ夏 4【電子限定特典付き】のレビュー

ある日、死んだはずの人が帰ってきたとしたら、あなたは今まで通りその人のことを好きでいられますか?
ある集落で暮らす幼馴染のよしきと光は、いつも通り何気ない日常を過ごしていた。楽し気な会話をする二人であったが、半年前に光が1週間行方不明になったときを境に、よしきは「今の光が光ではないナニカにすり替わっている」という疑念を抱いていた。次第にその疑念は確信へと変わり、本人にその旨を打ち明けることにしたが…。
本作では、「偽物でもそばにいてほしいと願うよしき」と「自分が何者なのかもわからないけれど、心の底からよしきのことが好きな偽物の光」の不安定で歪んだ友情が描かれています。現実ではありえない内容ではありますが、この二人の心理描写が事細かに描かれており、どっぷりと感情移入できる作品です。
また、光とナニカがすり替わったことで、集落全体では徐々に異変が起き始めるのですが、この異変一つ一つが非常に恐怖心を煽る要素となっているため、ホラー作品としてかなり上質な体験ができると思います。
本作は、ホラーとしてもヒューマンドラマとしても、非常に魅力的な内容となっておりますので、是非ご一読ください!

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新キャラ田中が魅力的

誰の味方でもなさそうな田中の目的が気になる。光とよしきをピンチから救ってくれたと思った次の瞬間には光の首をはねるストーリー展開が面白かった。首を跳ねた直後のコマでは飛んだ首は描かず次のコマでよしきの頭上のアングルから描いたの天才的。

#ドキドキハラハラ

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2024年02月10日

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