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Posted by ブクログ
シリーズ、第三弾。
名人と謳われた祖父より、江戸前そばの技術を伝授された八代 稜。
店は持たず、請われるままに、各地の蕎麦打ちへ。
・そばの三立て
・そば屋の卵焼き
・そば汁の”かえし”
・夏の終わりのそば
・新そばの季節
・踊るカレー南蛮
どれも味わい深い作品ですが、特に『新そばの季節』は、ウルウルします。
年も明けた1月、新宿歌舞伎町でサラリーマンが出会った『新そば』とは?
汁も薄いこのそばは、本当に新そばなのか?
対馬そば、ぜひ一度、食べてみたいですね。
【追記】
『そば汁の”かえし”』の中に出てくるセリフも、深いですね。以下多少長いですが...
そば汁とは、醤油が入っていて、醤油が入っているとわかっちゃいけない。
砂糖が入っていても、砂糖が入っているとわかっちゃいけない。
味醂が入っていても、味醂が入っているとわかっちゃいけない。
どれが勝っても負けてもいけない。
ただ、美味いと言うだけである。
食べた人に、何でこの味を作ったか考えさせる様に作らねば本当ではない。