【感想・ネタバレ】ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年10月01日

この本で紹介されている事例を見ると、ブラック企業は本当に恐ろしいと思う。

人を人として扱わない。

印象に残った章

第3章 ブラック企業のパターンと見分け方
パターン1 月収を誇張する裏ワザ
パターン2 「正社員」という偽装
パターン3 入社後も続くシューカツ
パターン4 戦略的パワハラ
パター...続きを読むン5 残業代を払わない
パターン6 異常な36協定と長時間労働
パターン7 辞めさせない
パターン8 職場崩壊

第5章 ブラック企業から身を守る
・「戦略的思考」をせよ!
・鬱病になるまえに、五つの思考・行動を
 1自分が悪いと思わない
 2会社のいうことは疑ってかかれ
 3簡単に諦めない
 4「労働法」を活用せよ
 5専門家を活用せよ
・争う方法
・「選別」への対応
・「使い捨て」への対応
・逃げ続けてもブラック企業はなくならない

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Posted by ブクログ 2019年12月30日

いまや社会にすっかり定着した言葉「ブラック企業」。問題の代表的な論客である今野晴貴が執筆し、「第13回大佛次郎論壇賞」を受賞するなど高い評価を受けたのが本書。わたし自身も「ブラック企業」ではないかと疑われる会社に勤務していたことがあり(15日間で休みが1日しかないときがあった、むろんすぐに辞めた)、...続きを読むかねてからこの問題については関心があったので読んでみた。本書を開くと、報道などである程度事例については知っていたが、のっけから目を覆いたくなるような酷い事例のオン・パレード。そこで働いていた従業員の心情たるや、と暗澹とした気持にさせられてしまう。誰もが名を知るような有名企業ですら法令違反のブラック労働が横行し、「ブラック士業」と呼ばれる専門家までグルになっていることがある、と聞かされた日には、いったいどうしたら良いのかわからない。この世に救いはないのではないかとの想いすら浮かんでくる。「働き方改革」が叫ばれるようになった昨今では、執筆当時よりは多少状況が改善していると信じたいが、それでもいまだに大企業でも労働問題が報じられており(今年の「ブラック企業大賞」は三菱電機が受賞)、もはや問題解決は不可能であるような気もするが、だからこそ著者のような人たちの活動は貴重であり、ブラック企業の実態を明らかにした本書にも意義深いものがある。

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Posted by ブクログ 2016年06月13日

労働者をコストとみるか投資と考えるか、「コストと考え経費削減はまず人件費」という発想が前面に出すぎている。結局若者に皺寄せ。ブラックとわかっていても働かざるを得ない現実。胸が痛む!

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Posted by ブクログ 2015年08月08日

「ブラック企業」というワードを世間に広めた本の一冊。急成長した新興企業・グローバル企業に潜む過酷な職場環境と新入社員への洗脳。ロースクールの乱立による弁護士過剰市場における悪徳弁護士、そして社会保険労務士、キャリア・カウンセラー、そして大学におけるキャリア教育の光と影などが、鮮明に描かれている。とは...続きを読むいえ、「ブラック企業」の定義は曖昧で、定義づけまではされていない。

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Posted by ブクログ 2014年09月08日

読みやすい。実例が怖い。大手衣料品X社って、○○クロ??

自分にしろ家族にしろ、もしこういう会社に入ってしまったら、うつ病など悲惨な状態になる前に「冷静に」手を打たないとだめだ。

相談しに行く場所も重要。会社の労働組合は会社の味方だから基本あてにならないみたい。

個別加入ユニオンに相談するのが...続きを読むベストだが、方針や得意分野がまちまちなのでまずはNPOなどに相談するのがよい。

役所の相談窓口も個々の能力に差があり、争った場合の解決水準が低い。

組織的な圧力の数々…読んでて本当に怖かった。
たとえば、募集広告に出した給料は残業80時間(!)を含んだ額だったとか、正社員募集とあったのに契約社員だったとか色々。

就職して何かおかしいなと思ったらこういう本を読むべきだと思った。

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購入済み

これは怖い。

2013年05月19日

なんとなく「ブラック企業」という言葉が軽いせいか、あまり考えたことがなかったが、知らないところで過酷な「ブラック行為」が行われていることに愕然とした。

企業が利益を追求するためにおこなっていることであれば、例え法律で縛っても、考え方が変わらなければイタチごっこになるのでは?という気も。

...続きを読むどの企業もブラック企業になる可能性がある。あすは我が身という覚悟をさせてくれる一冊。

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Posted by ブクログ 2022年10月12日

思ってた以上に、インパクトがあった。
まさに、日本システムを利用して、日本を食い潰す妖怪。
若者を壊す。つまり次世代の日本を壊す。

単に若者の責に帰すべきでない。
かつ、法的な網掛けが難しい。
宗教法人も問題がだ、こっちもちゃんと取り上げないと、マジに滅びるぞ。

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Posted by ブクログ 2019年09月23日

p164・ブラック企業に入った場合はすべり台社会ではなく落とし穴社会、ロシアンルーレット社会といったほうがしっくりくる。

・ブラック企業の明確な定義はない。
・この著者、若いのにしっかりした文章を書く。
・ファーストリテイリング恐るべし。

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Posted by ブクログ 2019年08月22日

さすがに実務で相談を受けているだけあって、内容がリアル。社会の実情を表しているとは思う。ただ、解決策はやはり難しい。今その手法で利益を支えている企業が多くあるし、それによる社会の形に落ち着いてしまっているから。ペルソナ5もやっていて、なんか読んでて胸にキた。

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Posted by ブクログ 2018年10月20日

若者を喰らうブラック企業。多量の新卒を採用するが、多くの若者が離職していく。その実態を明らかにする。特定の企業がブラックなのではなく、日本型雇用制度そのものにブラック企業化する仕組みが内在している。若者の意識論ではなく社会問題としてブラック企業に取り組まないといつしか日本は食い漁られてしまうと警鐘を...続きを読む鳴らす。しかし政府・財界は今以上にブラック企業化を進めたいらしい。

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Posted by ブクログ 2018年10月09日

2013年大佛次郎論壇賞を受賞.ブラック企業に対処するには戦略的思考が必要と指摘.

一つの会社で仕事だけしているとその会社のルールなるカルチャーしか見れないので,自身の働き方が異常かどうかはわかりづらい.やはり様々な人と交流し多様な価値観を持っていることが大事.それが最終的に自分を守ることになる.

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Posted by ブクログ 2018年06月07日

今不景気の日本で跳梁跋扈しているブラック企業について書いた一冊。

単にブラック企業の社員を食い物にする体質だけではなく、そういう企業に入った際の対策も書いてあり、非常に実践的だった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年01月14日

もはや市民権を得ている「ブラック企業」という言葉。その企業の実態を事例とともに紹介したうえで、原因や対策にも言及している良書。新書にありがちな事例紹介や著者の思いだけにとどまらず、客観的な分析と俯瞰的な対策についても述べられている。
フリーターやニートは若者の問題とされがちだが、本書を読めば、決して...続きを読む若者だけの責任だけではなく、企業や社会にも原因があることがうかがえる。特に私が共感したのは、今の若者の就職活動の問題点である。就職活動はネットによるエントリー方式であるため、若者の多くは(大学生の大半は)気軽に企業に応募できる。そのため、若者は多くの企業にエントリーし、そして面接を受ける。その活動を通じて、どうしたら企業に受け入れられていくのか、「自己分析」という名の「自己変革」がもたらされる。その結果、企業に献身的に働くことを誓う、企業にとって都合の良い人材へと変革する。こうした人材は、たとえ就職先の企業から無理難題を押し付けられても、それを疑問に感じない。もはや感覚が麻痺しており、気が付けばうつ病を発病するなど、心身ともに深刻な打撃を受けている。さらに、「そう簡単に他の就職先が見つからない」という思い込みが、若者を視野狭窄に陥らせ、ひたすら今の職場で耐えるという選択に結び付いてしまう。
私は、こうした要因分析について非常によく共感できた。実際、本書においても、就職活動の経過とともに学生のワークライフバランスや離職率へのこだわりが低下傾向にあることがデータでもって示されている。
本書にも触れられているように、若者の離職率や失業率の増加はわが国の社会保障問題にも直結する。企業への厳罰化や若者の職業意識の改革など、早急に手を打つ必要があるだろう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年05月17日

自分の勤めていた会社がやっと倒産手続きに入ったとのことで振り返って感想と愚痴を(笑)
もう少し早くこの本に出会えていたらもっといい解決ができたのかな。
読み終えた時点ではあまり役に立たなかったが参考になった。
私の勤めていた会社は賃金が○年未払いな上に過労死ラインを超えるサービス残業を平気で強制する...続きを読むところだった。
労基の是正勧告も悉く無視。
今冷静になって考えると心筋梗塞などを発症するリスクがぐんと上がるし怖いことしていたと思う。
私は見なし倒産の申請が通り立替制度を使うことができたけど、退職のタイミングで適用されなかった人もいる。
社長が頑なに倒産を拒むし、残った社員も従順に仕事をこなしていたようで、長引いてしまった。
半年という期間は短すぎるのでもう少し長くするか何か対策が欲しいなと思う。
早い段階で協力者を募り、労働組合に加入するなり弁護士に相談するなりしていれば情況は変わっていたのかなと激しく後悔。
今後はこんなことがないように何かあれば早めに考え、動けるようにしたい。

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Posted by ブクログ 2015年01月16日

ブラック企業の実態、ブラック企業が生まれてくる社会構造を丹念に論考しており、非常にわかり易かった。
ブラック企業とは単にきつい職場くらいの認識であったが、もっと悪質で確信犯的な行為を行っているところも多々あるようだ。
大量採用して、使える人材を選別し、不要な人材は解雇ではなく自主退職に意図的に追い込...続きを読むんでいくという手法は倫理的に全くいただけない。それがひいては日本全体の不利益に繋がるのだ。
ブラック企業という言葉を、著者が言うように簡単に定義はできないが、不健全な労使関係にあることは間違いがない。その処方箋は社会のあり方を変えることと、労働者自身もその対応方法を学んでいくことである。悪質な労使関係を許してはならない。
ブラック企業も彼らなりの「合理的な」行動なのだろうけど、これからのグローバリゼーションでブラック企業は更に増えるんだろうなぁ。

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Posted by ブクログ 2014年09月21日

理不尽なふるまいや場当たり的な感情で社員をつぶすのがブラック企業、というイメージでしたが、その本質は合理的・戦略的な経営方針による若者の使い捨てなのではないか、ということが書いてあるんです…そこに協力しているのが必要数から溢れ出た弁護士や社労士ともなると、ブラック企業を動かしているのは日本社会の歯車...続きを読むそのものであって、そんな巨大なモンスターを相手にひとつひとつ弊害を潰していくのは途方も無い作業。体罰推進の部活が皮肉にも「ある程度の結果を残す」というスポーツ選手の話とクロスするものがある。

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Posted by ブクログ 2015年11月08日

著者の今野晴貴はPOSSEの代表。これは、若者自身によって若者の労働問題を解決することを目指して設立されたNPO法人。NPOを立ち上げた後、1500件を超える労働、生活相談に関わってきたという。したがい、83年生まれの若さだが、経験によって養われた洞察力があり、ブラック企業が単なる労働問題に留まらず...続きを読む、社会問題であると断言している。

そもそも、日本型雇用は、長期雇用と年功賃金というと引き換えに、極めて強い人事権の行使を従業員に「合意」させる雇用形態である。ところが、現在の労働組合は、老舗大企業の正社員の日本型雇用を守る能力しか持たず、特に新規企業では日本型雇用の合意は崩され、それが大量の非正規雇用を生み出し、「非正規雇用という貧困状態への恐怖」が、若者を正社員への競争にかり立て、ブラック企業に吸収されていくと、著者は説明する。要は労使関係の変化がブラック企業発生の直接的な要因と断言する。これは、わかりやすい説明と思う。そして、政府や社会がブラック企業問題で遅れをとっているのは「若者の意識」の改善させれば解決する問題であると考えているためと指摘する。

そして、 ブラック企業を規制するのは、①従来の企業別組合だけに期待するのではなく、そのユニオンを外部構築し、外部から新しい交渉や取組を広げて行くこと②労働法教育を確立することを提言する。
結論を言うなら、本書は若者の立場も尊重しながら、ブラック企業問題を論じた良書である。
ただ、若干青臭さも感じた。これは本書の中で繰り返しが多いという文章の拙さから来るものと思う。しかし、一読の価値のある新書である。

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購入済み

難しい問題

2013年02月01日

大企業であっても、すこし間違うといつでもブラック企業になりうる可能性があることを知らされた。しかし、健全な企業を続けることも難しい世の中なのかと感じた。何とかならないものか。

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Posted by 読むコレ 2013年01月29日

双方の意見を聞かないとわからないけど、一つの意見として。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年04月02日

新卒を雇用の調整弁と考えるブラック企業と言う存在は怖いと思いました。新卒社員にに対する人格否定のカウンセリングや、労働基準法を無視した長時間労働。それによって、優秀な人までも、鬱に追い込まれて社会から投げ出される。

需要と供給のバランスで買い手市場の企業にとって、選別が起きてしまうのは仕方がない部...続きを読む分があるかもしれません。だからと言って、人を大事にする必要はないと言う理由にはならないのですが。

正社員だからと言って暗澹としていられない時代。ブラック企業と言う言葉は聞いていたけどここまで、ひどい実態だと言う事は知らなかったです。確かに、無垢な新卒社員にとっては、辛い時代ですね。

社会自体が、柔軟なローコストの雇用環境を望んでいる部分もある。そんな社会の一部である企業は、どんなに健全でも将来はブラック企業になりうる可能性がある。だからこそ、監視の目をそのような企業に向けると言う事は必要なのですね。無知であることは決して、自分を守ることにならないのですね。しかし、今の時代を松下幸之助なんかが見たらなんというのかな。

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Posted by ブクログ 2019年10月07日

ブラック企業が持つ本当の怖さを知りました。
本書の中にはブラック企業で起こった実例がいくつか挙げられていますが、どれもフィクションではないかと思うほど恐ろしいものでした。

人格を壊されかねないブラック企業という存在は身近な殺人鬼であると私は考えました。


この殺人鬼から逃れる方法は企業選びを慎重...続きを読むに行うことが最もベターなため、
ぜひ就職活動や転職をしている(しようと思っている)方々に読んでもらいたいです。

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Posted by ブクログ 2018年11月08日

「ブラック企業」という言葉は、この本から定着した。
「ブラック企業」は他人ごとではない。ブラック企業は貴重な人材を浪費し、そのコストを日本社会の押し付けることで成長している。

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Posted by ブクログ 2018年02月05日

こんなひでー企業があるのかと驚き、今の会社に感謝した。

と同時に被害者の意見に偏った構成で客観性に乏しい感じもあった。

ブラック企業の側とコミュニケーションを取るのは難しいのかもしれないが、そういうのがあると良かったかなと思う。

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Posted by ブクログ 2017年11月30日



賛否両論、実に物議を醸し出す一冊だな。

ブラック企業。
本書では、ブラック企業について論じられる時、若者の甘えと断じられるが、それは間違いだと述べられている。
否定できない側面があることは確かだが、果たしてどうだろう。甘えとしか思えない側面が半々という印象だ。
某アパレル会社での研修で、使い終...続きを読むわった洗面所を拭かされたり、歩く時に背筋を伸ばすことを強要されたり、まるで軍隊だと離職の理由を語る若者の経験談があったが、こいつ阿呆かとしか思えない。
面談と称して何時間も軟禁され罵倒を受けたり、睡眠時間数時間の日々が何日も続き時給数百円という労務環境はブラックと言えるだろう。
ただ、権利という大義名分を掲げているだけではという印象は拭えない。
業界によっては、徹夜連勤が当たり前のところもあるのは事実で、客商売なら連勤休日出社、サービス残業、身銭を切っての営業なんて当たり前だ。
決して、上記を是認するわけではないが、休みは欲しい、自分の時間は欲しい、意味が分からないとしたくない、休みの日まで勉強したくない、そんな風にしか聞こえない。
地方から出てきて、最初の契約と違うなど分からなかったなど。昭和初期の移民ならまだしも、これだけ情報化社会でネットでいくらでも調べられるのに、自らの情報収集の欠落をこんなはずじゃなかったと言い訳にしか聞こえない。
常時大量募集をかけていれば、それだけ常時人不足と離職率が高いのは容易に想像がつきそうなものだが。
グローバル人材募集の理念に惹かれて?そう書かれていたのに?うーん...
新卒を大量に仕入れ、不良在庫は切り捨て、使い潰すということが書かれていたが、年功序列の終身雇用神話が崩壊した現代日本では至極当然な気もする。
そうならないためには?という発想が垣間見れない。外資なんかじゃ、利益を生み出さないものは当然のように捨てられるが。
介護医療の世界でも、安く、一生懸命な労働力として東南アジアから続々入ってきているし、新卒は何も分からないから手取り足取り教えてね、でも権利だから休みも給料も保証してねなんてのは如何なものか。

と、ここまでが前半の印象。
後半からはブラック企業は駆逐されるべきだと断言できよう。
前半ではやや批判的なことを言ってしまったが、決してブラック企業を擁護するつもりもないし、被害者を十把一からげに断罪する気も毛頭ない。
ブラック企業の成立つ背景には、日本特有の文化、社会構造にある。果たして、駆逐することは可能なのだろうか。
就職活動から洗脳の連続だ。

行政や法整備にも問題は大有りだ。
法整備も遅々として進まず、時代の流れからあまりにも乖離し過ぎている感は否めない。
ブラック企業も新卒たちを病へ追込みむことで、その際に発生する各種保険などが、自分達の税金や社会保険で賄われていることをなんとも思わないのだろうか。

未来は政治家たちの老後ではない。
どこかで聞いた台詞が頭を過る。
この国を支え担ってゆくのは、年寄りではなく若者だ。
より良き未来になることを切に願う。

最近起きた電通社員の過労による自殺の結果、命の値段に50万円という金額が付いたことに遣る瀬無さを覚えた。

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Posted by ブクログ 2017年05月07日

NPO代表ということで、明らかに社員視点、社員を支援する視点で綴られていた。
実名こそないものの、あの有名なアパレル系メーカーも登場しており、急成長することとは、様々なところで歪みが生じるのだなと感じ入りました。
これは、企業側だけの問題というよりも、きっと社会問題なのでしょう。
急成長したい企業側...続きを読むの考えと、労働と余暇のワークライフバランスを重視したい社員側の利害のコンフリクト。
もっと言い換えると、世代間対立か…。
でもIT系企業の経営者は若い方かもしれないので、モチベーション間のコンフリクトか。
今の時代は、企業情報はそれなりにとれると思うので、選んだ責任というもあるのかなと感じました。

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Posted by ブクログ 2016年11月18日

今の日本では「これ以上は働けない」 と自分からいえる人だけが 生き残れるみたいだ。 社員を使い潰す以外に 能のない企業などさっさと 退場させなきゃね……。(ツイッターより)

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Posted by ブクログ 2016年03月21日

再読

いろいろなタイプのブラック企業がある

大切なことは自分の能力を高め精神を鍛え立ち向かうこと

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Posted by ブクログ 2015年11月02日

ブラック企業。。。昨年から凄く流行っている言葉ですが、この本を読むと、企業側の仕組みが凄く理解できます。。こんなことをしていては、日本という国の若い世代が全部、病んでいってしまうと感じます。。  しかしその根幹の原因は長きにわたって続いたデフレに問題があるとも感じますね。

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Posted by ブクログ 2015年07月04日

本書で紹介されている事例はおそらく世間を騒がせた、かなり大きな企業の事例であろう。かつてブラック企業に籍をおいていた私ですら思わず眉をひそめてしまうほど非道な実態と、それに対する著者の静かなる怒りを感じた。

また、就労に起因する精神疾患の治療費が、労災保険からではなく、健康保険や国民健康保険から支...続きを読む払われているケースが多いことなどを挙げ、ブラック企業が日本経済にタダ乗りしていると断じている。自分が籍を置いているときは、そんなことを考える余裕すらなかったが、もっともである。旧来の日本型雇用の悪用こそが、ブラック企業であるとの指摘もあり、まさにタイトルのとおり『日本を食いつぶす妖怪』。

本書を読んで、安心して、一生懸命になって働けるということが、本当に有難く、そして難しい世の中になったと感じた。

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Posted by ブクログ 2014年12月09日

ブラック起業出現の原因、成長までの過程、対策とブラック企業が日本の市場にもたらす損失などについて分かりやすく書かれていた。
特に、損失の面については若者の労働人口の減少、治療による医療費の増加、出産率の低下などは個人として特に懸念する内容だった。

作者のあとがきにも書かれていたが、これは他人事では...続きを読むなく日本国全体にも関係のある内容であると受け止めることが重要である。

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Posted by ブクログ 2014年12月07日

なにをブラック企業とするかは難しいところだけど、少なくとも本書で紹介されているようなところは許しがたい。
極端な話だけど、労働者に労働の喜びを与えられないような企業など全部つぶれてしまえ、と叫びたくなる。

対処として、被害にあっている個人に何か求めるのは酷だと思うんだよね。
だから社会でなんとかし...続きを読むないといけない。
第一歩として、ブラック企業の商品は買わないとか、そんな小さな行動はとったっていいんじゃないかな。

でも何より効果的なのが景気回復。
某牛丼屋の深刻な人手不足からもわかるように、景気が回復して「代わり」がいなくなれば、ブラック企業は淘汰されるはず。

その点で、アベノミクスの成功を心から祈っている。

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Posted by ブクログ 2014年11月04日

違法な労働条件で若者を働かせ、人格が崩壊するまで使いつぶす「ブラック企業」。人を人として扱わない会社に腹が立ちます。ブラック企業に就職してしまったら・・・対策も書いてあるので読んでおくべき1冊です。

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Posted by ブクログ 2014年05月06日

ブラック企業大賞って賞があるんですね・・・。あの有名な会社も入ってる。ブラック企業就職偏差値ランキングってのもある。どうなってんだ!?日本は・・・。

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