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Posted by ブクログ
こういう世界設定大好き!
閉鎖的な環境で、外から見ればありえないようなことが信じられて、恐れられる。外部の人間は異物とされる訳だけれど、異物が入ることで自浄されることもあるし、逆も然り。助けることはできなかったけれど、それでも最後に二人は結ばれたのだから良いと思う。
最後の結末はすんなり受け入れられたけれど、番外編のほうが悲しくて泣きそうだった。
何度も読み返す、大事な一冊
何回読んでも、じんわり来る。
読後、生まれ変わったような気分になれる
すごい作品です。買って損なしでした。
ストーリーは勿論、絵も丁寧でキレイ。かつ、大人や子どもやネコや、日常のありふれたものが愛しい!
りんごの木の緻密な描写は、自然との一体感すら感じます。
大切な一冊になりました。
良かった
タイトルから内容が想像できなかったが、引き込まれ行く予想外の展開が良かった。繊細な絵も自分好みであったのでアッと言う間に読了した。痛快なアクションものやバイオレンスもの以外で久しぶりに面白いものを読んだ。
紙の本で買うべき作品
一つ一つの線や構図がとても美しい作品なので
スマホの小さな画面で読んでしまったのを後悔しました。
紙の本で改めて最後まで読もうと思います。
電子書籍なら大きな画面をお勧めします。
細田守の映画のような世界観で素
このマンガがすごい!の常連・田中相先生の初連載作品。
青森のりんご農家に婿入りした青年・雪之丞とその妻・朝日を中心にした物語なのですが、美しくて寂しい村の情景が細田守映画のような世界観で、とにかく惹きこまれます!
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こういう禁忌的な話は、自然と引き込まれる。絵の感じとか全体的な雰囲気とかもよかったし、何より続きが気になるなー。かなり好きな感じのまんがでした。
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このなんともいえない世界観。田舎独特の閉塞感。閉ざされた感じ。朝日の笑顔。絵もいいし、続きがとても気になる。朝日どうなっちゃうの…。この作者さんは今作で初めて知ったのだけど、すごく気になる作家さんとなりました。次巻は今春ということで、楽しみ。
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捨て子だった雪之氶は、どんな命運を背負っても自分を憐れまない強い女性・朝日と出逢って変わっていく。
自分以外のなにかを守りたいと強く願ったとき、ひとは変わっていけるのかもしれないと思わせられました。
Posted by ブクログ
日本の田舎にある、神的で病的なあの感じをとても上手く描けているなと感じました。(表面的には)あたたかみのあるキャラクターが多いから、"祝福"が際立って怖さを増している。2巻読みたい欲をすごく煽る作品だと思います。
不思議な話
青森のりんご農家に婿入りした男性とその妻との間に起こる不思議な出来事を描いたおはなしの第一巻。
主人公の雪之丞は昭和二十三年の大寒波の冬に生まれた。
そして生まれて間もないころにお寺に捨てられていたところ住職に引き取られた。
その事が心に引っかかっていた雪之丞は早く家を出ていきたいと思っていたころに青森のりんご農家の女性とお見合いをし結婚することに。
その相手、朝日は長兄が市役所勤めのため彼女が農家を継ぐことになり婿が欲しいとのことだった。
結婚式の次の日には摘花の作業をしなければとてんやわんや。
雪之丞も作業を教えてもらいながら大家族になじもうとする。
ある冬の日、朝日は風邪を引いてしまう。
仕事の帰りに2月にもかかわらず実がなっているりんごの木があった。
朝日に食べさせてあげたいと思った雪之丞はいくつか取ってすりおろした物を彼女に食べさせたがそれから奇妙なことが起こるようになったのだった。
とても不思議な雰囲気の話だった。
いろんな土地の伝承が好きな自分にとってピッタリの作品だった。
Posted by ブクログ
タイトルからほのぼのハートフルな話かなと想像しましたが、なかなかシリアスな物語で驚きがありました。
捨て子だった男子がとある田舎のリンゴ農家に婿入りします。古い言い伝えを知らないまま、禁忌に触れてしまい、その禁忌がもとで静かだった生活がいっぺんします。
人の顔色を伺いながら、当たり障りなく平穏に暮らしたい男子の思惑がはずれ、とんでもないことになってゆく中で強く自分を主張してゆくような道筋がみえる一巻でした。
不思議なリンゴの木を描いたシーンがとても幻想的で印象に残りました。
続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
何も知らずに読んだので、温かみのあるりんご産業の話なのかと…。
所々ぞくっとするところがあった。
かごめかごめの怖い話を聞いた時と似てるぞくっと感。
でもいいなぁと思ったのはお見合いで即決だった結婚なのに、お互いをすごく大切に思っている所。この2人ならなんだかいい方向に行くんじゃないかな。2巻読みたい。
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ねじまき鳥クロニクルを読んで、妻が失踪したあたり、「どうすればいいんだ…」と悩みながら、雲をつかむようなやり方で忍耐強くがんばる主人公に感情移入をして、泣いたとを思い出しました。「千年万年りんごの子」でもそんな感覚になり、ちょっと泣いちゃいました。
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静かにでもゆっくりと怖さが増していく作品だなあと思う。妻がドンドン
幼くそして変化して行ってしまう様は「14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜」
を連想させる。
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周囲との軋轢を避け、当たり障りなく生きてきた雪之丞がりんご農家に婿入り。
田舎の大家族と自然の営みが瑞々しく厳かに描かれます。
その日常へ『不思議』が不穏さを伴いながら、訪れる。
それは雪之丞の平坦だった感情を揺るがせ、激させることになります。
神に抗うことはできるのか?
よいところで次巻に続いてしまいました。
Posted by ブクログ
田舎に古くからある「言い伝え」の謎。
主人公のお嫁さんに降りかかる「現実」。
主人公の、先が見えない不安と決意。
とても引き込まれるマンガだなぁと思います。言い伝えにしても、「ありそう」と思わせるものがあるし(実際にあるものなのかも知れませんが)、主人公の気持ちも共感できます。
これからどうなっちゃうんだろう。主人公も、朝日(お嫁さん)も。
せっかく、新婚夫婦の仲良さげな場面が増えてきているのに・・・・・
などと、登場人物以上に読者が「ハマって」しまうマンガです。笑
Posted by ブクログ
舞台は昭和。主人公は頭が良くて、何でもそつなくこなす大人しい男性。ある時、青森のりんご農家の娘さんとお見合いをして婿入りする事に。その村では不思議な言伝えがあり、主人公は大変な事をしてしまいます。民俗学的な要素が強く、引き込まれました。中々出会えない物語だと思います^^
Posted by ブクログ
はー…堪能した。
久々に満喫しました。
物語に惹きこまれ、飲み込まれる感覚。
真っ白な雪に覆われて
しぃんと静かな世界。
べったりとはりつく、小さな村社会。
この作者さんは、「空気」を描くのがとても上手い。
芯まで冷たくなるような、雪の感触が伝わってくるようだった。
1巻ということで、物語はまだまだ序章です。
2巻は2013年春予定とのことなので、今から楽しみ。
続きに期待で、☆4つ
Posted by ブクログ
今年のメディア芸術祭で気になって購入
西荻駅前の本屋は思い立ったら遅くまで開いてて何でもそろっていてほんと大好き・・・
絵が、まずはすごく好みで、
そして この昭和おかるとちっくな雰囲気も好きで、
そして朝日さん的女性に憧れる
朝日さんは 林檎の品種の旭からきてるのかな?
これからが楽しみー
Posted by ブクログ
りんご農家に婿入りした男性。嫁のためによかれと思ってしたことが、昔から村に伝わる禁忌だった…まだ始まったばかりなので、どう展開してゆくか楽しみ。
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面白いと噂を聴いて購入。主人公が良い感じに闇を背負っていて良かった。自分が不幸である、両親が不幸の子を背負ってると思われないよう笑い、失敗しないような人生を送ってきた。そんな雪之丞の笑顔を払う朝日、村で禁忌とされるリンゴを与えられてしまったことを知らされてもその気概が崩れなかったのが、強い女性だなぁと思わせてくれた。
どんな結末でくるのかなぁ、楽しみです。
Posted by ブクログ
タイトルと表紙の女性の可愛さに惹かれて、手にとってみた漫画。
田舎暮らしの日常モノかとおもいきや、妻の朝日が寝込んだことで
話は急展開を迎えます。
寝込んだ妻のためにと主人公の雪之丞がとった些細な行動が
思わぬ事態に。
妻の朝日は一体どうなってしまうのか?
昭和(たぶん)を舞台にしたファンタジーホラー。
次巻が気になります。
絵柄は最近見られる、一見すると雑に見える感じなのですが
それがかえって何ともいえない不気味さを漂わせていて良いです。
遥か昔に行われていたであろう、人身御供をモチーフにしていますので
和風ホラーに感じるのですが、妙な人物や化物のようなものは
出て来ません。出てくる人は穏やかで優しげな人ばかり。
それゆえ、わかりやすい恐怖感はないものの、なんともいえない
不気味さがじわじわとやってくる漫画です。
Posted by ブクログ
田中相さんの新刊ということで。
間の取り方とか時間経過の描き方が好き。この人の描くニカって感じの笑顔がいいね!取材先に敬意を払ってるのがわかるところも好きだな。
話は和風民俗伝承もの。この閉塞感に主人公はどう挑むのか、そもそも打開策はあるのか。次刊に期待。
Posted by ブクログ
古くからの「言い伝え」が実際に起きてしまったら、ありそうでなかった話。
読むまで内容とか分からなかったけど入り込み、読み終わって早く続きが読みたいと思った。
Posted by ブクログ
"朝日は
深くひといきついて「んだのが」と言った
ひどく静かな声だった
誰に「おぼすな様」のことをきいた時より
落ち着いて見えた
だから僕も 大丈夫これは最悪な事じゃないと"
Posted by ブクログ
評判が良かったので読んでみた。実家が北国なのでリンゴや訛りには愛着のようなものがあるのだけれど、あたたかい言葉やよそ者が感じる疎外感みたいなものがとても伝わってきて上手いなあ~と。
いつも諦めたように生きてきた雪之丞が本気になる瞬間。続きが楽しみです。