感情タグBEST3
Posted by ブクログ
晶の欲と哲生の変化が描かれた、いい巻だった。絵を描くことに集中し、それと向き合う、つまり孤独な哲生を求める晶。そのために与えるものは与え、甘やかしてはいけないところには線を引き、安易な好意の表現は許さない。「孤独」を「独占」したいという矛盾にもちゃんと自分で気づいているところがいい。
哲生のモチベーションの高さは、はなみからのインスピレーションでもあったし、気づかぬ恋心の行先でもあったように思う。自分の絵を描くという海で泳ぎ、恋に破れて震えて帰ってきたのは晶のもとだった。「だから俺は晶目指して戻ってくればよかった」という台詞は、決して海の話ではないと感じた。最後の話は、今までの哲生を描写した、静かに、切ない話だった。
Posted by ブクログ
これはもう。なんと言ったらいいのか。
哲生の「はなみ」への執着にハラハライライラとさせられながら「こんにゃろう」と思っていたのに。
「想像の人だけでいい」と思っていた「はなみ」が華海として存在することになった時、「どうして…」と苦しそうにしている哲生を見て、何だろうこっちにまで伝わってくる重さは。
海に行く時に「(画材は)忘れた」と言った時の哲生の表情が、うまく笑えてないというか自嘲というか、もう何とも言えなかった。
うまくかけそうだと思っていたそれがこんな形になって、哲生は絵も描けなくなってしまうんじゃなかろうかと不安になる。
ここはもう晶に頑張ってほしい。(元々晶を応援してはいたけど)
だからといってずっと暗い展開なわけではなく、ストッキング(しかも黒)に興奮するとか、そしておまけの「にゃつの前日」も含め本当に面白くて、この巻でさらに好きになった。
Posted by ブクログ
2012/06/07
⇒中古待ち
⇒まんだらけ 420円
まー、前の漫画で展開しってたわけだけど、
ちょっと違う展開になるのかな?と期待していた部分もあった。