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絵を描こうと思う。いや、絵が描きたい。――自分が何をしたいのか分からなくなり、画が描けなくなっていた美大生・青木哲生(あおき・てつお)。美大予備校の講師バイトをしたことで、夢中で絵を描く学生にふれ、再び絵に向かう。ヒントは「はなみ」。彼女を見ていると、良い絵が描けそうな気がする――。
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Posted by ブクログ
晶の欲と哲生の変化が描かれた、いい巻だった。絵を描くことに集中し、それと向き合う、つまり孤独な哲生を求める晶。そのために与えるものは与え、甘やかしてはいけないところには線を引き、安易な好意の表現は許さない。「孤独」を「独占」したいという矛盾にもちゃんと自分で気づいているところがいい。 哲生のモチベ...続きを読むーションの高さは、はなみからのインスピレーションでもあったし、気づかぬ恋心の行先でもあったように思う。自分の絵を描くという海で泳ぎ、恋に破れて震えて帰ってきたのは晶のもとだった。「だから俺は晶目指して戻ってくればよかった」という台詞は、決して海の話ではないと感じた。最後の話は、今までの哲生を描写した、静かに、切ない話だった。
黒ストッキング好きなんだ。 ふぅん。(褒めてますw まさかの足責めが拝めるとは思いませんでした。
2012/06/07 ⇒中古待ち ⇒まんだらけ 420円 まー、前の漫画で展開しってたわけだけど、 ちょっと違う展開になるのかな?と期待していた部分もあった。
こんな雰囲気を描き出すのにはどうしたらいいのだろう。 どう生きればいいのだろう。 何を感じて生きてきたのだろう。 心情表情の描写がハンパない。
これはもう。なんと言ったらいいのか。 哲生の「はなみ」への執着にハラハライライラとさせられながら「こんにゃろう」と思っていたのに。 「想像の人だけでいい」と思っていた「はなみ」が華海として存在することになった時、「どうして…」と苦しそうにしている哲生を見て、何だろうこっちにまで伝わってくる重さは...続きを読む。 海に行く時に「(画材は)忘れた」と言った時の哲生の表情が、うまく笑えてないというか自嘲というか、もう何とも言えなかった。 うまくかけそうだと思っていたそれがこんな形になって、哲生は絵も描けなくなってしまうんじゃなかろうかと不安になる。 ここはもう晶に頑張ってほしい。(元々晶を応援してはいたけど) だからといってずっと暗い展開なわけではなく、ストッキング(しかも黒)に興奮するとか、そしておまけの「にゃつの前日」も含め本当に面白くて、この巻でさらに好きになった。
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