感情タグBEST3
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前半のお話は「ガンバの冒険」や「アルジャーノンに花束を」のパロディだったり、全体的に「不思議の国のアリス」みたいなシュールさがあり、最後はなんとなくどこかもの悲しく切ない感情に襲われます。
後半の「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」は、アニメでこの回を見て「人類は衰退しました」という作品に惚れ込むきっかけになったエピソード。原作もとても素晴らしかったです。アニメよりもほんの少し助手さんのことがわかった気がします。
ループもののアニメやえろげに外れ無しと良く(?)言われますが、このエピソードもまぎれもなく名作です。
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アニメ化されていたので、1からウン年ぶりに手に取ってみた。
7まで読んだけど、じかんかつようじゅつは人退の中でもかなりお気に入りのエピソード。
こういうの作者は好きなんじゃなかろうか。
絵は旧版のほうが自分は好みかも。
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『人類は衰退しました』第2巻。
『人間さんの、じゃくにくきょうしょく』
里に出回っている妖精さんの遺留物(不思議アイテム)を回収・調査することとなった調停官である"わたし"。妖精さんの遺留物は、何を目的に作られたのか分からない不思議なアイテムばかり。その中の一つ、謎の数字が書かれた「計量スプーン」のようなアイテムを調べていると、なぜか頭に刺さり、なぜか薄力粉が産生され、なぜか身体が縮み―――。
『妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ』
現場復帰する、調停官である祖父の助手を迎えにいくため、待ち合わせ場所に向かう"わたし"。早く迎えに行けと叱る祖父、待ち合わせ場所からいなくなった"助手さん"、"助手さん"を探しに林に入ると出会う不思議な女性、妖精さんから差し出される"バナナ"、滑って転倒する"わたし"、早く迎えに行けと叱る祖父・・・同じことを繰り返しているような―――。
ほんわかしているが、なかなかにハードな2編。『じゃくにくきょうしょく』は、"自分が消える恐怖"というハードなシチュエーション。『じかんかつようじゅつ』は、意味が分からないと「?」で終わってしまうなかなかにハードなSF。2冊目にして、"ロミオ節"炸裂という印象。特に『じかんかつようじゅつ』、氏が手掛けたADVゲームが思い出された。「"ほんわか"の皮を被った"ハード"な作品」、次巻以降も期待したい。
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「こ、このスプーンです!このスプーンがわたしをこんなポータブルな体に!持ち運びのしやすい体に──っ!」
ほのぼの黄昏SF、②。
よりSF色強くなっているようです。
ドラえもんの道具的に妖精さんの不思議アイテムで大変なことになる「人間さんの、じゃくにくきょうしょく」と、
タイムリープでループでバナナでスリップな「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」の2本でお送りします。
タイムスリップ物は楽しい。
ネタバレを避けて感想を書けないのが残念ですが、「すぐおいしいけど、すごくとおくにとばされるばぐが」あったばーじょんのバナナで飛んだ先のジョシュサンが二重の意味で関わってきているあたり上手いな〜と。
不条理込みでなんでもアリ、な妖精さんのせいにしておけばどんな話でも出来るこのシリーズは可能性無限ですねえ。
続刊でどんなトンデモに発展してくれるのか楽しみです。
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読むスピードの遅い私でも比較的するりと読めました。積極的に妖精さんが人間に関わってきた結果、大変な事件になります。
「私」が妖精さんと同じ目線で大冒険する前半と、うっかり自分の発言からお菓子を作るためだけに大変な目に合う後半の二本立てです。
前半は一巻とはうってかわって「私」が主軸になって妖精の世界を体験します。主観的に描かれる妖精の世界は鮮やかで、次々に現れる意外な事実に飽きることなく、非常に面白く読みやすい仕立てになっています。
対して後半は「難解」。新キャラである助手くんが主軸なのになかなか登場せずムラムラしたり、度々登場する「女の子」「犬」「バナナ」という謎のキーワード、物語が前後で矛盾(パラドックス)するなど、読みながら頭がこんがらがりそうになります。しかし隠れテーマである「自己の定義」と「初恋と成長」、ハッピーエンドな結末など、今までの中では一番好きな話になりました。小難しいのが好きな方はのめり込める面白い話なんじゃないでしょうか。
この巻に副題をつけるなら「とてもとても長い一日」ですかね。
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ループものという既にバリエーションが出尽くした題材なのに、オリジナリティのある展開になっているのは素晴らしいと思います。これも妖精さんパワー?
あとセクハラ耐性がなさそうなわたしさんなので、どれだけの精神ダメージを負ったのか心配されます。
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ちっちゃくなっちゃった!と、「わたし助手さんのなんなのさ」の巻
後半の話はアニメ化もされていましたが、こちらのほうがわかりやすかったです。つーかアニメは略してはいけない部分をばっさりカットしていたような…?アニメではお茶会に集まった他の皆さんがわたしちゃんと全く同じ姿だったので、あれっ?となってしまったのです。なるほどそーいうことだったのですね。原作読んで納得。
前半のノロイネタににやりとして、それから目盛が0になろうとする時の恐怖感にぞっとしました。
続きも買うことにします。
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今回も中々面白かった。
計量スプーンの話は、何気にわたしの腹黒いところが笑えました。もう1つのお話、じかんかつようじゅつは、アニメを見て余り
よく分らない話だったので、今回やっと活字で読んで分りました。助手さんが探し求めた自分という存在の認識は哲学ですな。
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超絶癒し系ノベル第2弾。
ほのぼの感はそのままだが、1巻の内容とはガラっと変わっている。
今回は妖精さんの不思議な道具によって「わたし」が妖精さんそのものになったり、分身したりするお話。
妖精さんになると思考も妖精さんになってしまうというという恐怖(?)
そして妖精さんたちは前巻と比べるとあまり出てこないのにこの圧倒的存在感。
妖精さんによって翻弄される「わたし」や妖精さん達に癒される。
・・・いかん、私の脳も妖精さん化しそう。
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主人公と妖精とときどきお祖父さん、という世界に新しい風。
前半は動物が相手なのであまりそんな感じはないですが、後編は新鮮でした。話の雰囲気としても。前編の後半もちょっと毛色が変わってたかな。
でも、基本はほのぼのファンタジー。ブラックな要素もあったりなかったりで、まだまだ続きが気になります。
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1巻目が面白かったので、すぐに2巻目を買って読みました。
主人公が小さくなったり、時間がおかしくなったりと、1巻目よりも不思議な感じの話でした。なんとも言えない怖さがあるようなないような、そんな感じです。
全巻同様、最後まで一気に読んでしまいました。
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1巻とは打って変わってSF臭さが沸き立つ2巻。1巻を読んだ時は世界史チックな流れになると思っていたのでそこは寂しいのだけど、それはそれ。
<人間さんの、じゃくにくきょうしょく>
「あるじゃーのん」というのはやはりあの小説のパロディだろうか。同じく自閉症(だっけ?)をテーマとした『くらやみの速さはどれくらい』しか読んだことはないけど、その手の小説を読んだことがあるなら、この短篇の恐怖はより一層伝わってくるんじゃないかと思う。
<妖精さんたちの、時間活用術>
今後のストーリーに強く絡んできそう。とりわけp.228から始まる「助手さん」の歩んできた世界の話は、この小説の世界観ともがっつり結びつく。
また、文面に少しだけ顔を覗かせる心の機微が非常にかわいらしかった。そういやこれライトノベルだったな、と今更気が付いた。これはボーイミーツガールの香り。
タイムリープモノは読んでて疲れるから好きじゃないんだけど、楽しめたと思う。