感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
夏休み回。夏目漱石の、こころ、の一文が題材になっるようで。
この回はアニメで見た時の記憶もなんとなくあり、好きな話だったが、やっぱり面白かった。
問題解決ではなく解消をするんだけど、救われない感じがより一層際立ってる。
葉山も裏が見えつつあってむしろ好感度高まります。
八幡の戸塚への反応がいちいち面白い。とつかわいい。
あと話の間の、キャンプ地に向かう車内会話が地味に面白かった。
Posted by ブクログ
合宿と集団と鋳型の話。材木座がゲーセン仲間と交わしている言語はスラングとして実在するのだろうか。怖すぎる。クラスから爪弾きにされている者として八幡が共同幻想みたいなもんに怒りを覚えるのは分かるが、破壊するために建てた作戦もなかなか畜生である。よくチクられなかったな。そして戸塚とのイベントが正統派ラブコメそのものだ。祝福あれ
Posted by ブクログ
夏休み中の八幡の前に平塚先生から奉仕部の仕事として依頼が来る。
集まったゆきのん、結、彩ちゃん、小町。
着いた先で待っていたのは葉山、戸部、三浦、海老名。
そこでのミッションは小学生のキャンプをサポートすること。
そこで目にしたのは、鶴見瑠美という孤立している一人の少女。
孤立少女と、友人と言われている少女達をまとめよ というものも加わった。
歪な友情なんてぶっ壊せばいい
という八幡の案に乗って、肝試しを利用してぶっ壊しにかかる。
が。
瑠美は班の少女達を助ける。
とりあえず、これでミッション終了。
無事に地元に帰ってきた皆。
平塚先生の車を降りたところで、ゆきのんの姉、春乃登場。
春乃にゆきのんを掻っ攫われた・・・
Posted by ブクログ
夏休みの話。
冒頭で街に出かける八幡。
戸塚を見かける → 部活仲間と一緒にいて話しかけられない。
材木座を見かける → そもそも話しかける気はないが、彼は彼でゲーセン仲間と楽しそうにしている。
雪乃を見かける → 目が合うもお互い見なかったふり。
こうして誰ともコミュニケーションをとることができず、八幡の孤独さがより強調されたところに、何の気負いもなく話しかけたのが、結衣。
この子はほんといい子だね・・・。
そもそも孤独であるのが普通の状態の八幡にこの結衣の行動はどう映ったのかね。
前巻のラストでようやく再スタートを切れた二人だけに、その後の会話も含めて貴重なシーンでした。
物語の中心は奉仕部及びリア充面子で行ったキャンプと、そこでの小学生へのボランティア。
単巻としては、爪弾きにされている鶴見をいかに助けるかというのが見所。
「(助けるのではなく)君が一人で助かるだけ」という某名作のセリフが思い浮かんだりもしたけれど、
自分だったらどうしたのか、なかなかに考えさせられるエピソードでした。
そしてシリーズとしては、数多くの見所がちりばめられております。
#雪乃と葉山の過去
同じ小学校であったことが判明。
しかも、どうやら雪乃は今回の鶴見同様に孤独な状態であったようだ。
中学校になれば変わる、という鶴見に対して、
「あなたの通っている小学校の生徒も、同じ中学校へ進学するのでしょう?なら、同じことが起きるだけよ。今度はその『余所から来た人』とやらも一緒になって」
これは経験談か。
そしてその救出に失敗した葉山。
「あなたでは無理よ。そうだったでしょ?」
#葉山の想い
当初から葉山は雪乃に対してどこか気にしていた様子があったけど、その理由がはっきりしました。
葉山の好きな人のイニシャルはYだという。雪乃さん。
これで結衣だったら面白いけどw
かつて、孤独であった雪乃の救出に失敗した葉山。
その葉山の目の前で、どんな手段であれどんな結末であれ鶴見のおかれた立場を変えた八幡。
「比企谷君とは仲良くできなかっただろうな」
優等生で誰に対しても人がいい葉山が見せた苦言。本音。
また、ここで「比企谷君」と本名を呼んだことには様々な意味が込められているのでしょう。
どんなに人が良くても葉山もまだ高校生。
自分の好きな女の子と仲がよさそうな相手に対して想うことは、複雑。
#八幡と結衣と、雪乃
キャンプが終わり学校に帰ってきた奉仕部。
そこに自家用ハイヤーで現れた雪乃の姉、陽乃。
八幡と結衣の繋がりのきっかけとなった自動車事故。
その自動車が、実は・・・
雪乃も交通事故に関わっていたのか。
頭のいい雪乃のこと、その際の当事者である八幡と結衣のことは覚えていたでしょう。
そんな二人が次々と奉仕部にやってきたとき…
雪乃は何を思ったんでしょうね。
そんなわけで、随所に見所たっぷりだった第4巻。
今後は葉山もメインキャラとして加わってくるのかな?
今後も楽しみ。
#おまけ
今回のイラストMVPは33Pの私服の結衣。
異論は認めない。