【感想・ネタバレ】カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女>のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2020年06月21日

英国統治下のインドが舞台。
軽快な筆致で描かれる、華やかで濃~い少女小説。

「小公女」のセーラがもとは父親とインドに住んでいたことを覚えてますか?
本国の寄宿学校に入ったところから話は始まったわけですが。
この物語では、英国育ちのヒロインがインドにわたります。

1930年代、インドの中で名目上は...続きを読む独立権を得ている藩王国パンダリーコット。
シャーロットは父が大使となったため、この国のイギリス人社会で暮らすことになります。
シャーロットは作家を夢見る天真爛漫な少女。

寄宿舎は規則がやかましく、身分の違いが重視されていました。スクールカーストの本気なやつ?(笑)
ルームメイトのカーリーは、グジャラート人を父とする美少女。長身できりっとしていて、少女たちの憧れの的です。
カーリーと仲良くなったことで、シャーロットは嫉妬される羽目に。

実の母親ミリセントがスキャンダルを起こした過去も抱え、継母とはうまが合わないシャーロット。
男性に触れられるとくしゃみが出るという体質。
しかも、かなりのドジっ子…
といったライトノベル的?な設定が、インドの情勢と絡みつつ、リアルな葛藤へ怒涛の展開!

こんな作品があったとは、と夢中で読みました。
楽し~い!
しかし、どうなるんだろ…???

0

Posted by ブクログ 2014年11月15日

謎の美少年、女学院、友情、歴史上の世界情勢と陰謀、そして恋。大好物ばかりがこれでもかと詰め込まれた、夢のような『美味しい』一冊だった。時代背景はきな臭いけど、わくわくする。これがまだ第一巻だというのだから幸せすぎる。巻末番外編のガイ・フォークス・デイが楽しくて可愛かった。もう、大好きだこの子たち!

0

Posted by ブクログ 2013年03月27日

なんておもしろい物語だろう!
小公女ストーリーが大好きな私にとって、これほどわくわく、今後が気になる本はそう多くはない!

0
購入済み

登場人物がみんなかわいい!

2022年10月14日

第二次世界大戦前後のインドとイギリスの関係がよくわかる小説。
児童小説のようにさらっと読めるのに、内容はとても深い。
恋愛物、成長物だけど時代背景をとても細かく調べ上げられてあるのでとても勉強になる。
登場人物はどの子もみんなキャラが立ってて可愛くて読みやすい。小学生の時に読んでおきたかったな...続きを読む、歴史に興味持てそう。
個人的には古い時代の風習なとが好きなので、アンティーク系が好きな方にはおすすめ。

#胸キュン #ハッピー #ドキドキハラハラ

0

Posted by ブクログ 2021年08月11日

少女漫画のようだった。
第二次世界大戦前の話だけど、どこまで現実に沿っているのか気になった。

印象に残った文章、インドに残ることを決意してルーシーおばさんを説得するシャーロット
言葉は難しい。言葉は怖い。けれど、それを使うのを躊躇っていては、何も得ることができない。愛情も信頼も、そしてかけがえのな...続きを読むい友達

2021年8月11日

0

Posted by ブクログ 2017年11月17日

ザ・少女小説!今読んでも十分面白かったんだけれど、できるなら中高生の時に読みたかった…もっと早く出会いたかった…。歴史背景が濃くて好きです。それに寄宿舎、意地悪な先生や生徒との対立、気の置けない友達、ロマンスとか、もうこれでもかと好きな要素が詰め込まれててたまらない。続き買ってきまーーす!

0

Posted by ブクログ 2016年02月19日

女子の夢がつまったようなお話だった。

舞台はインド、といえど英国の子女が集まる寄宿学校。高飛車で金持ちなクラスの支配者と、理不尽な支配に毅然と対する主人公、主人公を支える思慮深い友人。まさに王道!!
女同士の濃密な友情と、主人公を見守る王子様がまさかのドッキング。王道を超越!!!
安易なときめきだ...続きを読むとわかっていても、女子としてはたぎらずにはいられない。シリーズの既刊があと2冊しかないなんて、早く読みたいけど読んでしまうのがもったいない。

0

Posted by ブクログ 2015年12月01日

女子向けラノベ。(たぶん)

最初から分かりやすい伏線?があって、だいたい予想がつく流れではあるんだけど、それでもこの物語は魅力的。
後半、主人公がしっかり自分で考えようとする流れに好感が持てます。ふにゃっとか言ってるけど。

0

Posted by ブクログ 2015年08月19日

【2015.08.18】
『あひる』という言葉に惹かれて購入(笑)
おぼろげな子供の頃の思い出、寄宿舎、夜中のティーパーティ、謎の美少女、エキゾチックな王子様。
少女小説的なものはウン十年も前に卒業したつもりでしたが、卒業してなかったコトに気付かされました。
14歳の時に読みたかった~
でも、14歳...続きを読むの時に読んだら、主人公の天然さにイラッとしたかも。
今だからこそ、ドキドキしながら読めたのかもしれません。
何にしろ、あひるちゃんも大活躍で満足な一冊でした。

0

Posted by ブクログ 2014年11月10日

初読み作家さん。面白かった。英国統治下のインドで女学院に通うことになったお馬鹿な英国人の少女が、恋愛に近い友情を育みながら自身の運命に立ち向かっていこうとするお話。寄宿舎での女子どうしの悪戯あり、神秘的な王子様の登場あり、スパイの活躍ありで飽きない。また後半は第二次世界大戦開戦という情勢が絡んできて...続きを読む、ふわふわときめきしているだけではなく、スケール感や緊張感ある中での主人公の成長が見られる良い物語だった。続き気になる。

0

Posted by ブクログ 2014年03月15日

インドの寄宿学校で出会った美少女カーリー。
彼女は多くの謎を秘めていたが主人公はすぐに親友となる。でも実はその正体はインドの王子…。
いいよー。いいよー。
学校の友達が皆キャラが濃いいし、個性的。
主人公がどんどん精神的に成長していくのも好き。
恋愛はなー、異父兄弟かもしれんってことでしょ2人。
...続きを読むっつくのはかなり難しいんじゃあと思うんですが
度々今でもカーリーと親しいみたいな描写が出てるので最終的には成就したのかしら。
ハッピーエンドが好きでドロドロしたのが苦手なので幸せになってほしいなぁ。
巻末の短編が一番ほっこりしたなぁ
こういった学校の日常みたいなのがいい。
きゃあきゃあ言ってるのいいよね

0

Posted by ブクログ 2013年10月14日

世界史、ファンタジー、学園、、、なんかとっても懐かしい!
こういうの好きだったし、やっぱり好き。
カーリー素敵ー!!

0

Posted by ブクログ 2013年09月18日

主人公とカーリーのやりとりがくすぐったくて、甘さ加減にキャーキャーしちゃいます。恥ずかしがりながら読むって、中学生向けの恋愛小説読んだ以来かもしれない。
でも物語はしっかり作り込まれていて、面白いです!
英国、紅茶、スクール生活、キャーキャーいいたい
この中で一つでも気になる言葉があった方はどうぞ、...続きを読むお手に。

0

Posted by ブクログ 2013年07月17日

高殿円が2006年にファミ通文庫から出版したライトノベルの講談社文庫版。オリジナルの表紙はシャーロット、カーリー、そしてナッピーの可愛らしい絵だったのですが、今回は落ち着いた表紙になって敷居が下がったのではないでしょうか。物語は、第二次世界大戦前夜、インドにある全寮制の女子校を舞台に女の子たちの友情...続きを読むを描いています。少女小説に欠かせないキーワードがたくさん散りばめられた素敵なお話です。学園生活の日常パートと戦争に関わるアクションパートのバランスが良いですね。シャーロットとカーリーの今後が気になります。

0

Posted by ブクログ 2013年03月22日

ファミ通文庫版持ってたけど、続編祝いで購入。
web上連載の話もありました。

久しぶりに読んだけどやっぱ面白いわー。

0

Posted by ブクログ 2013年01月01日

古き良き少女たちの時代錯誤的寄宿舎生活や階級故の不自由感、その優越差別の世界が狭い可愛らしさ。
…出身はファミ通文庫だそうで。…これだけ好みな設定てんこ盛りなのに今回講談社文庫版になるまで知らなかったわけだわ、と納得。これが男子に受けるとは思えない。家庭小説と云われたものたちを経て、ジュブナイル、ヤ...続きを読むングアダルトを読み、日本のいわゆる少女小説を楽しんできたわたしのような世代にこそこの王道の美味しさは味わい深くそして萌えるでしょうとも!
第二次世界大戦直前の世界の緊張、イギリスとインドの関係性もわかり易く面白く読めます。

0

Posted by ブクログ 2019年08月28日



第一次大戦から第二次世界大戦前までの英国領インド。イスラム教とヒンドゥ教に挟まれたパンダリーコット藩王国。
そんな動乱の最中を生きる少女の物語。
イギリスからインドの女学院へ入学。古臭い身分制度や風習の残る花嫁学校。
王子様との出会い、輝かしい宝石に、煌びやかな衣装、女子校内での女の友情。児童文...続きを読む学さながら、少女達には請け合いの内容だ。
薄汚れてしまった大人としては、心が浄化されるどころか、甘酸っぱくてしんどい。
とは言え、ガンジーによるインド独立運動が行われ第二次世界大戦後、独立を果たすが藩王制は崩壊する。
そして、世界はポーランド侵攻眼前に迫り、独露英の思惑が交錯する。
昨日の友や恋人、家族親族が一夜にして国境を越えられず、会えなくなったというのも、また史実。

エミリーブロンテの『嵐が丘』の超マイルド版かな?

0

Posted by ブクログ 2017年08月11日

独立前イギリスの支配下にあったインドを舞台にした話。英国式の寄宿学校に通う少女が権威と戦いながら幼い頃失踪した母を捜す。

0

Posted by ブクログ 2016年09月20日

これは少女時代に読んだら、さぞかし夢中になっていたでしょうね。英国、寄宿学校、友達、美少女、スパイ等々気になる要素がいっぱい。寄宿学校の中の物語かと思っていたら、国家や身分制度等、大きな話になっていって、これからどうなっていくのかドキドキします。そしてシャーロットとカーリーの関係は変わっていくのかし...続きを読むら。

0

Posted by ブクログ 2016年08月12日

 美しいオニキスの瞳をもつ、わたしのともだち、カーリーガード=アリソン。
 彼女は、わたしが遠い異国の地で出会った、
 わたしの運命そのものだった――
(P.11)

 これからどんなに辛いことが起こっても、たとえ人が戦争をおこして、その土地から人を追い出しても、人間の居場所はなくなったりしない。
...続きを読む なぜなら、人は最後まで人の心の中に住んでいられる。

 心とは、人が血を流さずに手に入れられる、たったひとつの領土なのだから。
(P.321)

0

Posted by ブクログ 2015年02月19日

1巻目でやっと重要登場人物がそろい、母親の正体が少し明らかになり、序章が完了した感じ。どのように結論付けるか全く予測不可。

0

Posted by ブクログ 2014年12月27日

帯の「熱狂的なファンを生んだ傑作シリーズ」の文言に惹かれて購入。
バーネットの『小公女』に似たヴィクトリア時代の雰囲気を色濃く残す女学園の生活が描かれていて、非常に惹かれました。あの雰囲気が好きな人にはうってつけです。
ただ話はそれだけに留まらず、第二次世界大戦初期の英国とその影響下にある英領インド...続きを読むとの緊張関係、マハラジャの相続問題が絡んできます。
本題の「カーリー」は作中のキーパーソンですが、インド独立による藩王制崩壊にどう関わり、どういった思想でもって臨むのか今後の展開が気になります。

0

Posted by ブクログ 2014年11月16日

高殿さんの本を初めて読みました。愛と友情に溢れていました。 女子校での寮生活。夜中にお茶会をしたりと楽しそうな生活の中に、第二次世界大戦の不穏な影が忍び寄ってきます。スパイ、性別を偽る少女、怪盗リリパット。わくわくが止まりません。 早く2巻が読みたいです!

0

Posted by ブクログ 2014年11月07日

題名にもあるが小公女の雰囲気も確かにある。でもそれより情勢が緊迫しているのでスパイとかマタハリとかが出てきてちょっとパンチの効いたものになっている。カーリーとの関係の進展が楽しみ。

0

Posted by ブクログ 2014年02月21日

とても読みやすく、あっという間に読んじゃいました。最初は主人公の『ふにゃ』に馴染めず・・・それさえなければなぁ~と何度思ったことかwカーリーの事も、すぐに冒頭に出てきたあの子だなぁとわかったり、もうちょっと謎にしててもよかったかも?と。でも、楽しんで読むことが出来ました。続きも是非読みたいと思います...続きを読む。キャンディキャンディの様な小公女セーラの様な・・・そんなイメージを持ちながら読んでました。

0

Posted by ブクログ 2014年02月08日

評価も良かったし、丸善でもオススメされてたので二巻同時に購入。
やたら漫画っぽく、主人公にも共感出来なかったけどカーリーが良かったからよし。
セリフがどうも馴染まないけど、ストーリー自体は楽しめた

0

Posted by ブクログ 2013年06月16日

基本、少女マンガの様な話。何故か、普通の少女が新しい環境に言った途端、モテモテとなったり、今までの自分は本当の自分ではなく、いつか誰かが迎えに来てくれて、偉くなったり金持ちになったり、もしくは王子様が迎えにきたりするという王道のシンデレラlコンプレックスの典型的な話ではある。また、謎の人物の種明かし...続きを読むもあっけなく、また、その人物との出会いが序章で語られ、対して深みのある話ではないが、それだけ故に主人公が時を経ても理由もなく好かれるというのも普通の話としてはありえないのだが、少女漫画と考えれば、そのお作法に則っているので、違和感を持ってはいけない。話としては、少女マンガテイストに第2次大戦前の歴史観とスパイものをスパイスとしてくわえているので、普通に読めるが、最後に掲載されいてる当初の表紙絵のままだったら、手に取るのは少々恥ずかく、読まずに終わっただろう。

0

Posted by ブクログ 2013年06月14日

舞台は第二次世界大戦前。父の仕事の都合で故郷ロンドンを離れ、英国統治下のインドへと渡った14歳のシャーロット。駐在英国人の子女が通うオルガ女学院に転入し、て約100年前のヴィクトリア朝の伝統を重んじる寄宿舎で暮らし始める彼女が出会ったのは、神秘的な少女・カーリーガードと、個性豊かな仲間たちだった。激...続きを読む動の時代を懸命に生きる少女たちの姿を描き、熱狂的なファンを生んだシリーズ第一作。短編「恋と寄宿舎とガイ・フォークス・デイ」を収録。

もともとファミ通文庫から出ていたものが講談社から出て、どうやらそれまでの2巻に新刊も加わるようですね。かなりファンがいたらしく、結構期待しつつ手に取りました。
元々ラノベということもあり、わりとさらりと読めますが、世界大戦当時のインドとイギリスの情勢なども絡めた、歴史小説とも言える重厚さもあります。ある夫人などスパイみたいなものですし。この作品は「高殿さんご本人が書きたいもの」だそうで、書き手が楽しんで書いたんだろうなと思うような描写は決して嫌いではありません。カーリーの正体をシャーロットが知ってからが気になるなぁ。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年06月11日

インドがイギリス領だった頃、家族とうまくいかない主人公が故郷を離れお嬢様学校へ転入する。そこで出会った友人たちとの日々の出来事を経て淑女へ成長していくお話。
設定と時代考証はものすごく好みなんだがストーリーが浅い!なぜカーリーがそこまで主人公に入れ込んでいるかもわからないくらい主人公も薄い。

0

Posted by ブクログ 2013年05月10日

第二次世界大戦前夜 英国《ホーム》統治下のインド その中にある小イギリス《ステーション》 駐在英国人の子女が通うオルガ女学院 寄宿舎に住まう事になった主人公の少女:シャーロット そのルームメイトである神秘的な少女:カーリーガード 友達のミチルとヘンリエッタ 威張り屋のお嬢様:ヴェロニカ 口喧しい院長...続きを読む先生:ミス・ウィッチ スパイのメイド いざという時頼りになるアヒルのナッピー 夜中のお茶会 紅茶夫人の晩餐会 怪盗リリパット 英国の陰謀 独立運動のインド ソ連とドイツの協定 開戦が迫る カーリーの正体とは? シャーロットのママは生きているのか

設定やキャラクターは楽しげ 女の子全開のノリも良さげ 読んでいて楽しい
物語は少し物足りないけど、ライトな作品と見れば上出来かも

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年04月19日

 読んでて野村あきこの『プライベート・アイズ』を思い出した。あれ、もう一回読みたいなあ。

 うーん、この作品も面白かったんだけどなあ……いかんせん、「漫画を描けないので仕方なく小説」って感じだったかなあ。元がラノベレーベルの話とはつゆ知らず、骨太な児童文学を想像して読んでしまったのもいけなかったか...続きを読むもしれない。

 説明ゼリフの多さとか、一人称が三人称に切り替わるのとか、全部作者の都合が透けて見えるようで苦手だ。カーリーはじめ、個性豊かなキャラクターはよかったんだけど、小説ならではの面白さがもう少しほしかった。ただ、第二次世界大戦前夜のインドの様子などは興味深く、ためになった。子どもの頃に読んでいたら、もっと楽しめただろうな。

0

「歴史・時代」ランキング