【感想・ネタバレ】カーリー <2.二十一発の祝砲とプリンセスの休日>のレビュー

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ネタバレ

シリーズ2冊目。面白かったです。
当時のインドのことは知らなかったですが、歴史の波に少女の身では翻弄されてしまうのではないでしょうか。プリンセス、パティの決意がかっこよく、そして切なかったです。でも彼女は前を向いてしっかり生きていける女性です。ヴエロニカにも彼女の信念、野心があり、そうだったのかと可愛らしく思えました。
そして、主人公シャーロットにとっては転換点。母のこと、弟のことを知ってしまいます。シャーロットとカーリーはどうなってしまうのか、次巻が楽しみです。

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2017年07月13日

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ネタバレ

1巻ではまり早速2巻目。

ローマの休日かっ!と思いきや、最後に見せた王女さまの決断に涙がでそうでした。
そして、主人公・シャーロットとルームメイト・カーリーのヒンディ語のレッスンシーンが好き♪
ヒンディ語がまだよくわからないシャーロットに甘い言葉を言わせて「たまらん・・・・・・」と言うカーリーが私にはたまらん(笑)
シャーロットから好みのタイプを聞き出しメモしたり、身長を伸ばそうと吐くほど牛乳を飲んだり、色々なものを背負っているカーリーが垣間見せる普通の少年っぽさが微笑ましくて、このままでいれたらいいね、と思わずにはいられませんでした。
これから時代が、国が、大人達が、そうはさせてくれないのがわかるだけに。

そして先が気になって、3巻目もイッキに読んでしまうのでした・・・

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2015年08月21日

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おてんばプリンセスを迎えてドタバタする少女たちの学院生活と、世界情勢の行く末を握ろうと暗躍する大人たちの動向とが、複雑に絡み合って同時進行していく。いよいよ学院にも大戦の影が差し、シャーロットもカーリーの正体を知るところとなった。続きがはやく読みたい。

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2014年11月15日

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純粋で鈍感なシャーロット、冷静沈着(時々暴走するけど)なカーリー、自由奔放なミチルとヘンリエッタ、天真爛漫なヴェロニカ、と 個性的なキャラクターが楽しませてくれる作品でした。戦争中の話なのにこんなに楽しく読めたのは、この素敵なキャラクター達のおかげかな と。お気に入りの本になりました。

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2013年06月21日

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カーリーがシャーロットに、ヒンディー語で愛の言葉を言わせたときの反応がツボ!
作者ばんざい!(笑)

ヴェロニカのようなキャラクターが大好き♡
続き…あるよね?

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2013年03月29日

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進化系古典少女小説。と、すればいいのかな。
なんてなんて古典的でなんてなんて懐かしい、寄宿女学院の少女たちのこの描写。まさしくハウス名作劇場w
けれどそういう慕わしい名作の芳香を楽しみつつ、下地にあるものは第二次世界大戦直前の世界情勢。うん、古典少女小説にはMI6はいくらなんでも出てこないww その描写がまたわかり易く上手い。
解説金原瑞人氏の一文「ラノベ+古典的少女小説+歴史小説+ミステリ」ヌエかキメラを連想させる。…まったくですwww

…あと、カーリーがなんかもうヤンデレになってますニヤニヤします「たまらん……」ですよwwww

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2013年03月22日

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象に乗ってオルガ女学院に転入してきたバローダの第一王女・パティ。彼女のわがままが元で学院は大混乱。ルームメイトのカーリーを奪われたシャーロットも落胆する。しかし、パティの秘めた恋を知った時、少女たちは結束する。戦争や時代に抗うために――。近づく大戦。英国とインド、引き裂かれる少女たち。「あなたはこれからもイギリスのために生きるといい。私も、これからはインドのために生きる」

ああ、ついにこの瞬間が来てしまったかとラストシーンをはらはらしつつ迎えました。何も知らないままでいてくれたらと願いながら、それは無理なことだと分かっていて、それでもシャーロットを守りたかったカーリー。アムリーシュのことを気にしつつ、目の前の駆け落ち作戦に自分の願いも込めて協力するシャーロット。二人の絡みは1巻より少なめですが、なぜか甘いです(笑)パティとエドワードの結末には泣けた。気づいたときのパティを思うと切なすぎる。彼女が幸せな人生を歩めますように。いったいこの後どうなるのぉ!?と悶えつつ3巻を手元に準備万端!

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2015年07月20日

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前巻後半で一気にシリアス展開になったけど、二巻はほわほわの女子寮生活…?と思いきや、しっかり濃い物語でした。あらすじとして書いてしまうとありがちだけど、時代や立場による制約・責任と、個人の自由・幸せの間で悩んだ王女様の最後の決断が素晴らしく喝采。切ない恋と青春、という以上の重さがありました。そして悶々とするカーリーかわいい!「牛乳、小魚、たまごが!」に爆笑。後は舞台がWWⅡ前後のインドで世界情勢がかなり入り組んでいるので(精通していなくても読めるように配慮されていますが)、勉強したくなりますね。。

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2014年11月27日

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荻原規子の「西の善き魔女」に雰囲気が似ている気がします。
パティがエドワードに別れを告げるシーンは泣けました。「あの学院で過ごした日々は、たしかにパティにとっての最初で最後のホーリーだった。」
カーリーがシャーロットの好みの男性像を聞いたり、背が高くなるように牛乳を飲んでいるのが可愛すぎました。
く3が読みたいです!

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2014年11月20日

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ハチャメチャながらとっても面白いし、第二次対戦前のイギリスとインドの関係などとても要領よく書かれていて、作者の偏見もあるとは思うが、とても勉強になる。
2巻目はまさかのローマの休日で幕を開け、途中からはスパイ物。3巻目は、カーリーの願いが成就されることを祈ってます。

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2014年11月18日

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一巻と同じで始終ハラハラドキドキしっぱなしでした。ハッピーエンドが好きですが、時代や状況から、シャーロットとカーリーは離れ離れになっちゃうのかな?異父兄弟だし。続きを楽しみにしてます。

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2014年04月10日

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ふう~…。おもしろかったあ…。
第二次世界大戦前のきなくさい世界情勢まっただ中のインドの寄宿舎、「オルガ女学院」での青春の日々、第二弾。
主人公が鈍いのをいいことに、カーリーは自分の欲求に正直ですね!結婚相手はどんな人がいいか聞いたり、ヒンディ語の勉強だとか言ってわからないまま愛の言葉を言わせたり…やりたい放題か!にやにやするわ!
さて、しかし今回は学院の転入生、パティがメイン。インドの王国・バローダの第一王女であるパティの「ローマの休日」めいた恋は果たして…というところですが、やー、パティさんカッコよかった。さすが!そうじゃないか、と思ってましたが、切なくも爽快でした。うん、良かった。
そして物語はいよいよ戦争の渦中へ。次は四年後?なのかな?気になるとしか言いようのないところで終わっていて…ええい一体どうなっちゃうんだ!

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2013年12月31日

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うーん!いいね^^
好きだな~
ベタなスパイ組織とかも出てきたしキャラも漫画っぽくはあるけど、
とにかく学園生活の話が楽しいしアムリーシュの一途さがとってもいいなぁー!

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2013年10月14日

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高殿円の"カーリー"シリーズの第2巻。物語は、第二次世界大戦前夜、インドにある全寮制の女子校を舞台に女の子たちの友情を描いています。今回はこの女子校にインドの王女さまが転向してきて巻き起こす騒動が描かれます。とにかく前作よりも面白いです。ストーリーとしては映画等で観たことある感じがしないでもないですが、スパイアクションの部分が大幅に増量された感じでドキドキしました。それでもきちんと少女小説の側面を無くしてないのはさすがです。オリジナルではここまででしたが、続刊が出るそうなので、とても楽しみです。

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2013年07月17日

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シリーズ第2弾。
相変わらずラノベ的、少女漫画っぽい、
ご都合主義的な展開だけど、
今回のもう1人のヒロインであるインドの王女様が魅力的でよかった。

次回へのヒキが強すぎなところが鼻についたけど、早く続きを読みたいと思わせる。

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2013年07月02日

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とっても良かったです。
もーシャーロットがにぶくて、裏を知ってる読者はハラハラさせられて!そして、カーリーの不毛すぎる恋心(?)に切なくなること!
MI6の非道なやり方には、やっぱり憤りがフツフツと。でも、プリンセスは立派だったなぁ…。あぁ、例のエージェントがエドワードじゃありませんように!!って読みながら何度祈ったことか…。
この時代、こんなことは実際あったんじゃないかなぁと想像を逞しくしてしまいました。そして、たくさんの心が傷ついて、ボロボロになったんだろうなぁと。きっとエージェントの心もね。エドワード、あんたのことですよ!
次は、数年後…淑女?に変身したシャーロットに待ち受けるカーリーとの再会やいかに!?次号楽しみです!

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2013年06月04日

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第二次世界大戦勃発 英国《ホーム》統治下のインド その中にある小イギリス《ステーション》 駐在英国人の子女が通うオルガ女学院 象に乗ってやって来たインドの王女様:パティ イギリスの新聞記者:エドワード 禁断の恋? 逃避行 コンタックスのカメラ やりたい事リスト《 皆で合唱「遠い昔」 チョコレート戦争 真夜中のお茶会 まくら投げ ブロンドの友達を作る 》 ベリンダのファグ生 対立し合っているヴェロニカとの同室 さらにカーリーと離れ離れで不満なシャーロット ホーリーのお祭り 駆け落ち大作戦決行 意外で痛烈な結末 ついにカーリーの正体が……

インド版ローマの休日的な 第一巻と比べても無茶苦茶面白い むしろ本番 続きが楽しみ

カーリー語録
「やっぱり、この前のクリスマスに食っちまえば……」
「あのクソアヒルは、もれなく石を抱かせて池に沈めるけど」

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2013年05月19日

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Iを読んだときは、それなりに面白かったけど、
ちょっと ありがちな ストーリかなぁ、とも思った。

けど、II巻目読んだら、おっ これは思ったより拾いもんかなぁと

この後の展開が ちょっと楽しみなシリーズとなりました d^^)

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2013年05月03日

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お騒がせプリンセスが登場して、賑やかな巻かと思えば、
激動の時代背景なので軽い話ではなかったと思います。
昔読んだ少女マンガのような主人公の鈍感さや
話の進み方など、いろんな意味で定番の作品を
観ているようで妙に安定感があり安心して読みきりました。

続巻はどうなるのでしょうか。
早く読んでみたいです。

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2013年04月10日

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ネタバレ

ライトノベルで少女小説、小公女のオマージュのようで、だけど良質のスパイ小説みたいな。次が新作で待ち遠しい。

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2013年03月20日

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シリーズ第二弾。
第二次世界大戦の開幕までを描いた一冊。
英国統治下のインド。名目上はイギリスから独立権を得ている藩王国パンダリーコットの中にある小さなイギリス人社会。イギリス役人の子女をいっぱしのレディに教育することを目的とした寄宿制の女子校が舞台。
ヴィクトリア朝のしきたりを重んじる淑女たちが集う寄宿舎で、悲喜交交。
王女という立場に生まれながら、一介の新聞記者に恋をする。あまりにかけ離れた身分に、惹かれながらも...
下手をするとB級ラノベになりそうな題材だが、そこはさすがの高殿氏。
歴史に翻弄され、宗教と政治の道具にされながら自由を一時は求めるが...
ここ最近の、イギリスのチャールズさんもこんな感じだったのかねー。
うっかり、目頭熱くさせられました。

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2020年03月09日

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面白かったけど、前回同様に会話というかラノベっぽい感じに馴染まず★は三つ。
話の展開とか面白いのになぁ。
合わないということだろうか

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2014年10月25日

Posted by ブクログ

第1巻より時代が進み、戦争のきな臭さが目立ってきた時代背景を受けていることと、主人公が殆んどマハラジャの王女に変わり、本来、話としては進呈しようのなかった主人公と王子との関係に一息をつき、更に結末も第1巻程、少女漫画的なベタベタ感が色を潜めたので、話としては普通になったが、まだまだ、ガーリーな感は残っている。次回作に引っ張る感で話が終わっているが、基本は悲劇になるであろうことを、そこらじゅうに明確に伏線という感じでもなく、あからさまに記載しているが、第2次大戦とあわせ、何処まで描くのか期待したい。まあ、声変わりを果たす王子が流石に女装することはないとは思うが、ここでも風邪だとかいうことで主人公にとぼけさせるのはいささか、無理が多そうなので、よりハードな方向に進むことを合わせて期待したい。

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2013年06月16日

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