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Posted by ブクログ
我慢してて最終巻まで読んで良かった!
やっとまともな試合シーンが出てきた(笑)。
女性キャラは相変わらずコメディリリーフにすらならず、勿論萌え要素皆無で野球部の邪魔しかしない。
ユキちゃんはアーパーJK代表のつもりかもしれないが、最後までうっとおしい口調が治らず最大のヒールだった。最悪。
顧問のセバスチャンもひどいんだが。サッカーしか知らない顧問料目当てのドイツ語教師で、執事の役にすらならない。ユキちゃんに食われたのと、1巻に出て来た新の中学時代の顧問がもっとひどいせいで何もしないだけでまだマシって、皮肉が効いてますな。
まともなのは佐久間くん(今回出番は少ない)とリトルリーグの監督と選手だけか…。そのピッチャー諒くんの両親はモンペって、どんだけ意地悪な設定なのか。
楽しめたが、この辺で完結するのが妥当だろう。「おお振り」の最初の試合(廉きゅんの高校最初の、中学時代のチームメイトとの練習試合兼トラウマ克服エピソード)が海鵬高校戦だとすれば、ここまで枚数費やし過ぎ。編集部が打ち切った疑惑がなきにしもあらず。
主人公はこれからどうする? チームのこれからは?で終わらすのが丁度いいんじゃないか。多分、新は甲子園には行けず、高校で野球止めるのかもね。大半のリアルな球児の進路ではあるけど…。
付属中受験した諒くんの合否が分からないが、後輩に期待を持たせた辺りが救い。でもバッテリーの津田くんは筆記試験で落ちたって、ひでえな。
未読ながら、これってあさのあつこ「バッテリー」のタチの悪いパロディなの? だったらこれと読み比べるためだけに読もうかな(笑)。
欠点も多いが、面白かった。野球もの小説はレギュラーだけで9人以上になるのでマンガならまだ顔で違いが分かるが、これはキャラの書き分け不足。主人公の家族とのやりとり等の描写も余りなく感情移入しにくい。今後またこの作者が野球もの書くなら、ここら辺の課題は解消して欲しい。続編はこんだけ賛否分かれて出るかな?