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小夏ちゃん
の父親溺愛ぶりは昔からで、菊ひこの助六への思いも生半可でなく、それでもみよ吉が惚れたのは助六とはいかないのか…と世知辛く思えてしまいます。
昭和元禄落語心中4
八雲と助六編もついにクライマックス目前、
助六を怒鳴ってシャッキリさせる菊さんカッコいい!二人落語にはしゃぐ小夏が微笑ましい。
八雲最後の青春編という感じで見ていて何故か切ないです。
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良い。菊比古のぐらりと揺れて揺れていく感じ。まったくの孤独となったところから編まれる『死神』。まだ菊比古に対して敬意がある頃の小夏。ここからどう転がるのか不安で仕方ない。
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尊敬してるし、疎んでもいる、落語家としての根っこであり、個人として素が出せる。二人の関係絆の深さと、これから起こるであろう悲劇を思うと…とても苦しいです
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八雲と助六 7代目から続く因果応報にして因縁深い名なのだという意味が解る
落語の魅力は、噺家の人としての魅力なのだなと
落語を大成させるためには、自分の全て――精神から人生すべてをかけるものなのだなと、凄さを想う
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助六と菊比古の組み合わせが好きすぎる。
助六を連れ戻しに来た菊比古と助六が二人で落語するところは贅沢すぎてぞくっとしました。
小夏、いい環境で育ったなあ~
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昔話の続き。先代の死を中心に据えて、その襲名をめぐるいざこざとかも描かれながら、友情物語が上手く語られていく。展開も見事だし、相変わらず落語の魅力を知らなくても、漫画単体で非常に楽しめる。
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菊比古と助六の強い繋がりとすれ違いがますますたまらない。芸事にストイックな菊比古、迷い続けていてもやっぱり爆発的な個性を持つ助六。小夏ちゃんも誕生。男の色気がたっぷり堪能できる。
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表紙のみよ吉さんも色っぽいのですが、カバー下の菊比古の艶っぽさに脱帽です。必見!破門され出て行く助六の背中に縋る菊比古の思いに胸が打たれます。同志であり親友でありライバルであり家族でもある。この複雑な感情がラストやっと二人を結びつけたのに、その先には破滅が待っているだけなんて…。七代目の過去の因縁、みよ吉の執着、小夏の存在などクライマックスに向けて見どころいっぱいの四巻です。ただの漫画とは思えない、まるで小説を読んだような満足感に浸れます。それほど雲田さんの絵はこの落語心中の世界観にピッタリ。そして誰もがこれを読んで落語の世界に魅せられるに違いない。
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菊比古の男気、そしてそうせざるを得ない助六とその落語恋いしやの気持ちが切ない。
先代八雲師匠と先代助六の因縁に、何だか共感に近い思いを抱いてしまった。
彼がもう一度人生やり直したとしても、同じことをしてしまうんだろうな。
にしても菊比古と助六。かなり際どい。
どっちかが気付けば、後戻りできなくなるようなところまで来ている危うい絆だなぁ。
落語馬鹿だから、その一線に気付かずにいられるのかもしれない。
でも二人ともどんどん好きになっていくよう。
そしてみよ吉さん…。
やっぱり哀しい人だ。
けれど彼女の菊比古への想いは、きっと恋じゃない。
あと、小夏ちゃん見ていると、落語がなりたくなる。
聴きたく、じゃなくて、やりたく。
そんな話は初めて。
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どんどんはまっていきます。
主人公のふたりが全然キャラ違うんだけど、
どっちもとても魅力的で。
ぁー。
続きが気になるーーー。
けど次出るのが一年近く先ってのが難点なのよね(;´д`)
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菊さん、ますますあだっぽく、助六に対するオネエっぽい江戸っ子口調もいい感じ。
したたかに見えるみよ吉の意外に純情な一面が見えたり、八雲師匠が助六に名前を譲らなかった真の理由がわかったり。
落語に心底惚れ込んだ男たちに囲まれて、みよ吉は孤独だったのかな。
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第4巻。
田舎でぐずっている助六の背中を叩き、庭先で小夏を前に底抜けに明るく『野ざらし』を演じる菊比古と助六の2人は本当に生き生きしている。その分、この2人にこの先何が起こるのか想像しきれない。
落語に生きる人々というより、落語の作品そのものを描いているかのような本作品。次巻で『八雲と助六篇』完結。
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“ ついに助六、破門となった。落語を辞めるな、師匠に詫びろ、必死にくどく菊比古に、それでも耳を貸しちゃくれねぇ。あげくに身重のみよ吉と、手に手を取っての道行きだ。独り落語に打ち込む菊比古に、七代目がついに明かした「八雲」と「助六」の巡る因縁の噺とは……!?
八雲と助六篇、核心!!―裏表紙より。
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助六の凋落ぶりが痛々しい。そこへ出かけて自分の落語のために落語をしろという菊比古。それでも客の顔が見えないという助六の心にふたたび火をつけたのは、小夏の存在だった――
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まだ小さかった頃の小夏と菊比古の描写でほっこりできたけど、次の巻あたりでたぶん辛い事が起こるんですよねえ……。
みよ吉は、どうしようもない母親だけど、最後の『やっと来てくれた』にはぐっときた。
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スゴい人はスゴい。
だからこそ敬い、だからこそ疎む。
墜ちてくれるのは目の上のたんこぶが消えることであり、
同時に目標としていたものが揺らぐことでもある。
そのあたり、複雑ですね(´・ω・`)。
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師匠の死出への手向け。
悲痛な孤独は鬼気迫る『死神』となり、菊比古を芸の極みへ…。
妖艶にして凄絶。
助六の挫折もみよ吉の転落も、この落語、才能が生まれるために必要な犠牲だったのかもしれません。結果的には。
助六は『八雲』を継ぐことはできませんでした。
でも助六の落語を与太郎が演じ、『八雲』襲名ということも⁇
次巻から再び与太郎篇です。
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業と因縁と情と意地……一口には言い表せない、そういうもの。
そればかりじゃないだろうけれど、そういうものがこの二人の間にはたくさんあったんだなぁ。
これだけ丁寧に過去を描いて与太郎のいる時間に戻るのか……次号への期待は膨らむばかりだね。
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あっという間に小夏誕生。
今回も八雲の過去エピソードで与太郎出番なし。
しかし助六と八雲(菊比古)の友情がいい感じで、そしてみよ吉の未練もいい感じで面白くなってきました。
次巻はいよいよ与太郎再登場らしいので楽しみ!
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過去編で、どんどん面白くなってきて、
絵柄があんまり趣味じゃないなぁ〜…なんて思ってたけど、気付いたらそんなことなくなってた(笑)!
菊さん、色っぽ過ぎてポーッとなってしまう。
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いよいよ核心につくところで終わってしまったので、次巻がとても楽しみ。菊比古がああゆう芸風になったのは、助六のようにはできない、自分なりのスタイルを築きあげるためだったんだなって改めて実感。小夏の幼いころがすっごくかわいい。
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菊比古と助六の過去話も佳境にはいってまいりましたエ。
みよ吉と逢瀬を重ねまして、破門もなされたものですからずるずるッとみよ吉に引きずられるように落語をぱたりとやめてしまった助六。マア、破門された身ですからやりたくともやれないというほうが正しいのかもしれませぬが。
求められなくなった、だからやめる。
ふるくせェッていうのがそんなに頭に来たのかと首をかしげておりましたが七代目の語るところによりますとなんとマア驚いたことに七代目と同期に助六なる大変な才能を持つ弟子がおりまして、七代目の父親である六代目、そして弟子たちは助六こそがふさわしいと思うほどにその才は目を見張るものでして、七代目はその助六にこの座(七代目)をとられちゃなんねエ、と思い、父に自分が七代目を継ぐことを確約させたというのです。
三巻で助六に『噺を教えてくれた助六』という人間は、その七代目が『七代目の座を諦めさせた助六』だったのです。七代目曰く、落語が生き写しだった、と。
なんという因縁でしょう。
おんなじことを繰り返しちまったンですネ。
さてはて、みよ吉とともに去った助六はどうなるのやら?
そしてまた、菊比古はどうするのやら?
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八雲編も中盤に差し掛かり、落語に人生を懸けた男たちの悲痛な運命が廻る4巻。
人間の性は何時の時代も。落語界も様々な事情がある。名跡という受け継がれる誇りと重圧はどんな者にも降りかかる。求められるものと求められざるものの違いが浮き彫りになった今巻ですが、それでも菊比古にとって助六は必要だったわけです。師匠の人間としての性によって助六を拒否してしまったのはなんとも人間臭い行動でボクは好きです。それも八雲という名の名跡が為してしまった業だと思いますが、それでも息子としての助六を何とかしてやリたいと思っていたのは悲しかった。落語家という噺で表現できる男たちが話で分かり合えない辛さがなんとも皮肉めいていますね。
落語の喜びを掴みとった菊比古に対して、落語を捨ててしまった助六、昔語りも終盤に向かいますが待っているものは悲劇なわけです。小夏の純粋さがまた哀しみを一層惹き立てますが、物語上仕方がありませんからねぇ。次の話はITAN本誌で読めるわけで気になる人はITANを買わねば!売ってるところ少ないけれども
Posted by ブクログ
子別れというネタを漫画で見ることになろうとは・・・笑
でも、これを生でいつか見てみたいと思う落語だったりします。笑
菊さんが、小夏と出会い・・・菊さん素敵すぎます。続きが気になりますね~。