感情タグBEST3
すべてを失ったヒロインに選択肢などなかった。
“絶対服従”
その条件を突き付けたヒーローは強者が暗躍する作者様の作品の中でも最恐の男ではないだろうか。
まさに支配者。
冷たく素っ気ない言動だが、苦悩や弱さを知る者だからこその深みがある。
壮大でドラマティックな物語。素晴らしいの一言です。
紙書籍
御厨さんの裏社会もの、政界もの、大好きです!
迷わず、紙書籍を購入w
本作も、面白かったです!
が、ちょっと敵が小物過ぎたかな。
拝島のスケールが半端なく大きいだけに。
それと、これは私の思い込みのせいなのですが、あらすじから、もっとヒロインが大活躍するのかと思っていて。
拝島の手を借りて、ヒロインが復讐の鬼と化す⁈とまでは言いませんがw、新しいヒロインが見れるかと思っていたので、ちょっとそこだけ肩透かしでした。
あれ?
TL小説を読んでいるつもりだったのに、池井戸潤さんを読んでしたかしら?と思わせる初っ端。専門用語やらが多くて、ちょっと取っ付き難いかもしれない。
筆者の知識の付け焼き刃感は否めないけれど、舞台がそうなだけで、話の趣旨はTLですから、特に問題ないです。むしろ、ここまで掘り下げた内容になっているのに感服しました(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
ヒロインが賢くて度胸があって、でも年相応の女の子で健気です。
ヒーローの設定が、アウトローな不惑手前のメガネ男性ということで、挿絵がなかったら、随分なおぢさんを想像してしまっていたことでしょう。(挿絵少ないから、読んでる時には、結構なおじ様を想像しておりましたが)
二人を取り巻く環境、出会った経緯、目的も含めて、TLシーンはこの作家さんにしては少なめだし、濃厚さはなかったけれど、十分読み応えのある内容でした。
スピンオフのようでしたが、前作、前々作を読んでいないので、そっちも読んでみたいです。
大切なもの
この二人はどうなっていくんだろう、と頭の片隅にありましたが、ホッとする結果になって何より。
どうしようもない、いたたまれない状況にも、一本スッと揺るがないなにかにすごく惹かれました、
ぶっきらぼうだけど、核心をつく彼の言葉は、大切な何かを見つめ、見つける、受け入れる大きなものでした。