【感想・ネタバレ】鬼平犯科帳(二十)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2017年09月05日

「二度ある事は」を読むと、細川に同情してしまう。昔の女に未練が残り、それが事件と結びつくという悪循環。男とはダメなものだ。「寺尾の治兵衛」では、だんだんと五郎蔵と同じ気持ちになってくる。これだけ手放しで治兵衛に信頼されると、捕まえられるのが読んでいても辛い。彼の最期が「このよう」になったのも、著者が...続きを読む良い落としどころを自然に選んだような気がしてならない。治兵衛の死を伝えるための五郎像の旅は、さぞ気が重いことだろう。

0

Posted by ブクログ 2021年02月06日

寺尾の治兵衛
 身を捨てて子供を助けた治兵衛。平蔵は治兵衛の小判50両を治兵衛のむすめの嫁入りにと、大滝の五郎蔵に持たせて旅立たせる。
 長谷川平蔵の世界はいいなぁ。

0

Posted by ブクログ 2017年04月20日

「おしま金三郎」、「二度ある事は」、「顔」、「怨恨」、「高萩の捨五郎」、「助太刀」、「寺尾の治兵衛」の七作品を収録。

0

Posted by ブクログ 2017年04月12日

鬼平犯科帳 20巻目。
とうとう20冊目に突入。

今回は、女性という生き物。が書かれたものが多かったような。
女性からしたら、「みんながみんな、そうだと思わないでくれ」と、言いたいところだが。。(笑)

この人は、密偵になるのだろうなーと、思っていた人が3人ほど。
その中の1人がまさかの事態で亡...続きを読むくなるとは。。。悲しい。。
密偵になりそうな人って、人としての心をしっかり持った人なんだよな。。
しっかりと盗みの三か条を守っている人。
惜しい人を亡くした。。
そして、故人への平蔵さんの対応に、読み手の自分もうるっと来た。

0

Posted by ブクログ 2014年08月04日

鬼平と秋山小兵衛は、面識あったんですな。ということは、大治郎ともなんか関係あったのかな。
それにしても、寺尾の治兵衛は切ない。
高萩の捨五郎、なかなかに。

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

女心も妙だが、男心もこれまた可笑しいものである。
というのが、やはりこのシリーズなのである。

何事にも卒のない男が女に流されて何もかも失ってしまったり、盗賊であるが、娘孝行してやりたさに、無理をしてしまったりと……。
馬鹿だと思うが、そう言った行動も滑稽であると同時に可笑しく、そして、愛しいと思え...続きを読むる。

0

Posted by ブクログ 2023年05月18日

「おしま金三郎」女の執念
「二度あることは」密偵が増えた
「顔」兄弟、それも腹違いでそんなに似るものか
「怨恨」喜十よかったね
「高萩の捨五郎」密偵増える。そしてまた伊織か
「助太刀」おしまといい、お峰といい、女と何かあったんですか
「寺尾の治兵衛」ちょっと強引な締め 秋山小兵衛がちらっといる

0

Posted by ブクログ 2021年07月04日

女から敵討ちを頼まれて逃げ回る男に、平蔵が助太刀を申し出て意外な事実が判明する『助太刀』ほか、円熟の7編。
季節は移ろい人は入れ替わる。それでも過去の情念と行為は消すことはできない。鬼平はその全てを汲んで決断する。いつも懐の深さに感服する。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年01月10日

この巻は静かな展開の話が多かったような気がします。
『二度あることは』『寺尾の治兵衛』が印象に残りました。人間の心って弱いものだなぁと細川に同情してみたり、それから旧知の治兵衛が自分を信頼しているのを感じながら密偵の役を果たそうとする五郎蔵の心中を思うと複雑な気がしたり、しんみりとした余韻を残すお話...続きを読むでした。

0

Posted by ブクログ 2010年07月29日

最後の話が好きでした。盗賊仲間からの信頼と、鬼平の密偵としての自分に揺れる五郎蔵。逃がしてあげてもいいんじゃないか、鬼平に言わずにいればよかったか、と思いつつも、やっぱりもう見逃せず。ラストちょっと切ないですが、鬼平のあの気配りが心憎くて。もはや憎たらしいレベルなのだけれど、そこがいいんですよね。

0

「歴史・時代」ランキング