【感想・ネタバレ】神楽坂スパイス・ボックスのレビュー

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Posted by ブクログ

個人的にとても好きな話でした。
食べることが好きだからこそかもですが
スパイス料理をすぐ食べたくなってしまいました笑

また、話の構成が
主人公とお客さんの目線それぞれ別れて書かれており、相手の心情がわかる描写が特に素敵でした。
次の章も楽しみになり、食欲もそそり、
色々刺激的でした!

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2024年04月03日

Posted by ブクログ

スパイス=辛いってイメージがあったけど、それは一部のスパイスだけで、漢方に使われたり、体の調子を整えたりする効果があるって知ってスパイスにすっごく興味を持てた。
世界各国の料理で来店客の心と体の調子を整えてくれる。
1番のスパイスは作る人の"美味しく食べてもらいたい"っていう気持ちなのかも。読んでいる私も癒されたなぁ。

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

5年付き合った彼氏に振られ、彼を見返す為に出版社を辞めたみのり。夫を亡くし実家に引きこもっていたイタリアンシェフの姉を引き込み、神楽坂でスパイス料理の店を開店する事に…

あまりスパイスが強いのは苦手ですが、出てくる料理がとても美味しそうでした。
せっかちなみのりと、おっとりなゆたかの姉妹の息もピッタリで、店に通う人達を元気にしてくれるのがほんわかしました。

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2023年09月26日

Posted by ブクログ

スパイス料理により癒されたり、力を得たり、見つめ直すお客さんとお店を始めて頑張るなかで少しずつ過去を乗り越えようとする姉妹の絶妙の小話。あまりにうまくいきすぎる感じはするけど、それもまた、いらぬ波瀾がなく、すんなり軽く読める。これはこれでいいと思う。

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2023年05月27日

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5年付き合った料理人の彼氏を見返そうとする妹・みのりと夫を亡くし塞ぎ込んでいた姉・ゆたかのふたり姉妹が神楽坂で開店したスパイス料理店「スパイス・ボックス」。スパイスを通して、訪れる客の悩みや疲れを癒していくフード小説。食が人々にもたらすものの偉大さに改めて気がつくことができると共に、スパイスをもっと知りたくなる1冊。

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2023年05月01日

Posted by ブクログ

神楽坂、職場から近いので気になって手に取りました。

姉妹ともに心にいろいろなことを抱えてスタートした飲食店。

そのお店は姉妹の頑張りもあり、時期にお客さんに喜ばれ、リピーターはもちろん新規の顧客も絶えないとても評判の良い店に。

顧客同士で繋がる輪もあると思いますが、姉妹の店はまさにそういった暖かさのあるお店に成長していきます。

続編が出たら是非読んでみたい。

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2022年11月08日

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シリーズ1作目。2、3作目を先に読んでしまって、やっとこちらを読めた。
「スパイスボックス」が出来た経緯や、スパイスへの思いなどなどがちゃんとわかって、やっぱりこちらから読めばよかったなぁと反省。
先日、ちょうど本格的なスパイスカレーを食べたところで、お腹の奥からポカポカしてくる感じを思い出しながら読んだ。

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2024年05月16日

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 クミンにシナモン、カルダモンなど読んでいると色んなスパイスの香りがしてくるお話。

スパイスは一見、刺激が強くて少しクセが強いようなイメージをしていたけれど、本に出てくるメニューはどれも食べる人たちの心も身体も温かく、そして身軽な気持ちにする効果もあるんだなと思った。

本の中に出てくる姉妹とお客様のやりとりもサクサク読めて面白いし、とてもお腹が空いてしまった。
マトンカレーやタジン鍋などは名前は聞いたことはあったけど食べたことがないからどんな味がするのかとても興味が出たし、ミントティーやチャイも飲みたくなる作品。

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

お店を始めた動機が不純だけど、やってみると忙しいし楽しいしというみのりの気持ちがよくわかる。そんな不純な動機よりもお客さんの笑顔の方がいいよね。
実際にはしないのにスパイスの香りがしてきそうなお話。
周辺のお店の方々とも仲良くやれてるのがほのぼのしてよいよ。

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2024年02月09日

Posted by ブクログ

振られた彼氏を見返すために、という動機はちょっと好きじゃないけど、美味しそうなスパイス料理とそれに心ほぐされる人のエピソードは良かった。
姉のゆたかが主人公だったらもっと良かったかも。

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2023年11月19日

Posted by ブクログ

長く付き合っていた彼にふられた腹いせに、彼を見返してやろうとスパイスレストランを始めた主人公と、その主人公に引っ張り出されてレストランのシェフになった姉、姉妹の物語。
スタートの場面では、気の強い妹の一方的な思い込みを押し付けられてた彼に同情してしまって、これはあまりおもしろくないかも…?と危惧したが、その後の展開は良かった。
ご飯もおいしそうだし、性格も悪くなくなってたし。
このての話はとにかくメニューと登場人物の性格が良くないと読めないので。
安心して読めるシリーズになりそう。

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2023年10月22日

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結婚するつもりだった彼に振られた妹と、夫を事故で亡くした姉が、神楽坂の路地でスパイス料理のお店を始める。
最初は、近所の蕎麦屋の大将に匂いで文句を言われたりもしたが、お客のことを考え体調に合わせたスパイスを使った料理で信頼されていく。こんな癒やされるお店が近所にあったら絶対通う!スパイスにも興味が湧いた。自分でチャイを作って飲んでみたけれど、やっぱり「スパイス・ボックス」のチャイが飲みたいな~。

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2023年08月04日

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大きな事件や出来事はないけれど、大変あたたかな物語だった。愛情の感じる、人と人のつながりが人を救うお話の数々。よかった。


p.98 「姉の考えるスパイスは、刺激を与えるものではありません。料理を味わい深くして、じんわりと優しく作用する、体をいたわる料理に必要なものだそうです。私にはまだよくわからなくて、おいしければいいんじゃないかって思うんですけど」「だからこそ、美味しくなるんだよ。お客さんのことを思う、愛情のこもった料理だわ。きっと姉さんには、そういう料理を作るに至るストーリーがあるのね」…「でも先生、その人にとっての過去って、結局全部ストーリーじゃないですか」「そうね、生まれてから死ぬまで。まるで大河ドラマよ。あゆには坦々としているように思えても、その人にとってはきっとそれなりの激動の人生なのよね。別に大きな事件なんて起きなくても、私たちは、いつだって悩んだり、喜んだり、感情の起伏を感じているんだもの。誰かと出会って結ばれ、家族が増えたり、見送ったり。それだけで、その人にとっては充分劇的なことよね」

p.259 「いや、すごく衝撃的な味がしたんです。その刺激を、忘れないようにしようと思って…」「じゃあ、なおさら、ここのスパイスを持っていってもらいたいです。誰かからもらったものって、ときにとても勇気を与えてくれることがあります。お守りみたいなものです」「もう、充分、もらえましたけど」

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2023年05月31日

Posted by ブクログ

スパイス料理が、こんなにも人の体も心も温め、明日も頑張ろうと思わせてくれるものだとは思わなかった。
本書は、スパイス達の素晴らしさを、これでもかと教えてくれる。

スパイス・ボックスに訪れるのは、カレーの苦手なご近所の蕎麦屋の店主、日々の仕事に忙殺され本当に書きたいものが見つからない作家、新メニュー考案に常に悩まされているリストランテのオーナーシェフ、生徒達との向き合い方に悩んでいる中学校教師、自分のダメさ加減に打ちひしがれている整体師。
お店を訪れる様々なお客さんの、様々な悩みを、スパイスがするりと解きほぐしてくれる。

読んでいるだけで、自分の心もほぐれていくような、ピリッと刺激的のようで、実は身体の中からじわっと温まるような、何とも言えないほわっとした気持ちになる。
そんな素敵な本でした。

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2023年05月12日

Posted by ブクログ

スパイス料理の奥深さに驚きました!
こんなに奥が深い世界だとは……
スパイスボックスも集めだしたらキリがなくて、永遠に集めちゃいそうです。
マトンカレーやビリヤニ……読んでるだけで口の中にスパイスが広がりそうです!
個性的なキャラクター満載ですね!
みのりさんのような女性、大好きです!
ぜひ、お友達になってほしいです!

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2023年03月04日

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神楽坂という立地とスパイス料理の妙。
元住民として懐かしい。
失われた幾つかのお店、復活しないかな。

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2022年09月14日

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前の職場、知り合いの有名作家のコネクションを利用させていただいていて、それを素直にありがたがるところはリアル。別れた二人の関係もなんかいい。

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2024年05月09日

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元カレに対抗するため、姉をシェフにして
飲食店を開業した妹。

軸は開店した飲食店の短編。
姉妹視点から客視点に代わるので、一体何があって
やってきたのかがよく分かります。
小さな悩みが、食べたことによって
違う意見を渡されたことによって解決していきます。

読んでほのぼの、食べものでわくわく、な
美味しい内容でしたw

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2024年03月26日

Posted by ブクログ

美味しそうなお料理が体の中に染みこんでいくように、スパイスのうんちくが頭の中に入ってくる。
様々なお客さんの体を温めながら心も温めてくれる、神楽坂の路地奥のスパイス料理のお店…常連になりたい【定期】

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

去年からずっと気になってた神楽坂スパイスボックス。
それぞれのスパイスに特性があって、心と身体を元気にしていくものなんですね。改めて自然由来のものの素晴らしさを実感しました。
自分自身は、スパイス料理を作ることを食べることもないけど、今までよりはやってみたい食べてみたい想いがあるし、物語きっかけで新たな世界を知ることができて嬉しいです。


ただ一つモヤモヤしたのは、主人公みのりの性格、、。私はかなり合わなかったです。
なんかただキツいだけの人に見えてしまって、主人公にしない方がよかったのでは?と思ってしまいました。
そもそもいい年した大人が、結婚見据えて何年も付き合ってんのに、将来どうしたいかとかちゃんと話し合わずに、勝手に自分が理想を描いて、思い込んで、それを相手に押し付けようとして、わかりあえなくて、フラれた腹いせに店出す、、とか意味がわからなくて怖すぎます。和史に対する言葉とか態度が正直ひどくて、イライラしてしまったので、個人的にはそこが残念でした。(そんな性格ならそりゃフラれるわと思ってしまった)
話自体おもしろくて世界観もよかったのに〜〜!姉のゆたかはほのぼのしてるけど芯がしっかりしてて好きでした。
でも、みのりのそういう要素を抜けば、続きのシリーズは読んでいきたいし、キャラを好きになれなくても、物語を好きだと思えたのでよかったです。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

神楽坂にスパイス料理の店を出す姉妹の話。
心も身体もぽかぽかになりそう。

けど妹さんの気の強さ?あと店を始めたきっかけが気になるかも…

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2024年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お店を始めた動機はかなり不純だった気はするけれども、途中から気にしなくなったみたいだし、成功しているのだからよし、かな。
順調すぎて、できすぎ感も否めないけれども。
スパイス料理店ってお客さん選びそうだけれども、初手から割と繁盛していたような。

旦那に先立たれた姉と彼氏に振られた妹の男運ない姉妹が始めたスパイス料理店と、そのお店に来るお客さんの物語。
各話、基本的には姉妹の視点で進み、途中お客さん視点でスパイス料理を味わい、お客さんの抱えていた悩みが解れていく……というスタンス。
妹の元カレに関しては、勝手に解れてんじゃねえよと思わなくもなかったが、それはさておき(イライラするキャラだったので)
スパイス料理はあくまできっかけで、自分を見つめ直し、悩みの解決を自ら見出す、そんな感じの話だったように思う。
某有名キャラの「ひとは一人で勝手に助かるだけ」というセリフを思い出した。
気付きをもたらす、それもまたスパイスの効能なのかもしれない。

カレーは勿論、多様なスパイス料理が出てくるので、読んでいて具体的にそのスパイスを知らなくても濃厚な香りを感じられた。
料理の描写が美味しそうなのもいい。
自分は無性にチャイが飲みたくなりました。
作中で子供たちが親に作ってもらったなんて言っていたけど、気軽に作れる飲み物ではない気もするが……こう、ところどころツッコミどころがあるのは気になった。

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2023年04月29日

Posted by ブクログ

こんなスパイス料理専門店があるなら、ぜひとも行きたい。
マトンビリヤニ、タジン鍋、シュークルート、チャイ、マトンカレー。
どれも美味しそうで、体を温めたり調子を整えるといった効果があるのも良い。
ゆたかが語るスパイスの蘊蓄を聞いた後は、なおさら「食べてみたい」という欲が増してくる。
辛いだけじゃないスパイスの魅力を存分に詰め込んだ料理小説でした。

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2022年11月16日

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