おじさま好き必見!オノ・ナツメ先生が描く大人の恋の物語。
とある山奥で定年後の田舎暮らしを楽しむ、4人の男。
お人よしの「大将」、プレイボーイの「キザ」、ワイルドな山男の「ドク」、無口な「教授」。
彼らは畑を耕したりりんごを収穫し、ゆったりと自分たちのペースで自給自足の生活を送っています。
正に都会でせわしなく働く人たちが憧れる「スローライフ」。
そんな「男の楽園」に謎めいた美女が訪れます。
男たちはしだいに彼女に惹かれていきますが…。
平均年齢70歳の男女が織りなす、大人の恋と豊かな人生の物語です。
『ACCA13区監察課』で複雑に絡み合う関係性を描き、『リストランテ・パラディーゾ』で魅力的な老紳士を描いたオノ・ナツメ先生。
今作でもそれはそれは魅力的なおじさまたちが登場します。
世俗と距離をとりながらも厭世している訳ではなく、人間らしさがあるチャーミングな男性たち。
おじさま好きにはたまりません!!
彼らの適度な距離感を保った友情も魅力的です。
そんな彼らの手作り石窯で作る自家製パンや自家製野菜のサラダが並ぶ朝食、庭先で食べるBBQなど、魅力的なスローライフ生活が描かれており、自分もお邪魔してみたい!と思ってしまいます。
ですがそんな彼らの中に突然現れる美女。
「お嬢」とあだ名を付けられ彼らと共に生活を始めますが、男性陣に対する彼女の言動は何やら思わせぶりで…。
読み進める内、思わず頭に思い浮かんだのは、グループ内で複数の色恋沙汰を起こす女性メンバー「サークルクラッシャー」。
酸いも甘いも経験してきたハズのおじさま達。
突然現れた年下女性に翻弄されてしまうのでしょうか。
彼女によって、4人の男性陣の関係が変化してしまうのではないかとハラハラしっぱなしです!!
感情タグBEST3
引退した男性4人が山奥の不便な場所で共同生活をしているところに、不思議な美女が、ログハウスに入りたいと訪ねてくるだけの話なのですが、それぞれの背景を読者に想像させる仕掛けが巧みです。
大将・キザ・ドク・教授のあだ名に対抗?してお嬢となった女性は、どうやら若い時分は舞台女優だったようです。
これ5人の...続きを読む人生が交錯する作品なのでしょう、さすがに良い雰囲気です。
社会の成熟度は恋愛年齢に比例します。オノナツメさんのGENTE、最初、海外の作家さんだと思いました。イタリアの50歳以上のカメリエーレの男たちの恋模様。こんなお話を描く日本の漫画家さんがいるんだと驚いています。このお話のタイトルの「僕ら」は妙齢の男性たちのようです。海外ならファンタジーですませてもこ...続きを読むれは日本のお話なので現実味がありそうです。展開が楽しみです。
Posted by ブクログ 2021年12月19日
相手にされないと分かりきってるけど恋せずにはいられない、なびかない、でも色気のある可愛らしいミステリアスな“ お嬢”。
すごく引き込まれるし、先の話が楽しみだし。やっぱりオノ・ナツメ先生の絵は線の1本1本が必要なとこがすごくいい。目の辺のシワとか。顔だけで年齢とか分かる感じがすごくよい。
今回も割と...続きを読む老眼萌え♡続き気になるーーー。
オノ・ナツメさんの作品で女性マンガというジャンルとはとても珍しいと思ったら、まさか登場人物が70代なので驚いた。品があって凛としていて、さすがオノ・ナツメさんだった。
Posted by ブクログ 2021年12月26日
オノ・ナツメ、普通の女性向け漫画は初めてだっけ?
人里離れた山中に暮らす老人4人組のところに元女優の訳ありそうな女が越してくるという老人色恋モノ。オノ・ナツメ趣味出し過ぎだろう。
山奥で気ままに暮らす男達の物語のようですが、背景がのどかで癒されます。それぞれのバックボーンが気になるところです。
初めてこの作者さんの無料お試しを読んでみたら登場人物がみんな年配男性でした。どういう話なのだろうか?と興味持ち始めたところでお試しが終わりました。先が気になります。
おっさんていうか爺さんばっかりのコミュニティに飛び込んできた女性。
彼女がみんなに言ってることはそれぞれ違っていて大ウソつきなのか?
Posted by ブクログ 2021年12月16日
オノ・ナツメさんの漫画を読むのはこれが初めて。本屋さんの新刊コーナーで見つけて、帯の「平均年齢70歳。大人の恋と人生の物語」というコピーに惹かれてつい購入。
とある山奥で、定年後の田舎暮らしを楽しむ「大将」「キザ」「ドク」「教授」の4人。そこにある日突然、謎めいた美女が現れ…。
独特な絵柄ですが...続きを読む、嫌いじゃないです。田舎でのスローライフや程よい距離感の友情もいい感じ。果たして今後はどんな展開になるのか、興味津々です。