【感想・ネタバレ】パレードのレビュー

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Posted by ブクログ

読み返したいと思った初の小説。

「パレード」というタイトルから漂う、楽しいだけではない、どこか暗く、不気味で、ヤケクソな感じが良い。

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2024年04月11日

Posted by ブクログ

隣で笑う友達を、横で肩組むチームメイトを、一緒に語り合う同僚たちを、自分はどれほど知っているだろうか。
現代の人と人とのつながりをありありと描いている名作。

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2023年06月27日

Posted by ブクログ

帯にある通り読後軽く鳥肌がたった。映画の「セブン」を思い出したが、一見ちょっと羨ましそうなシェアハウスに見えるが、読み終わると、人間の醜い心の片鱗が集まってうごめきなぶり合っている、気持ち悪い空間にしか思えない。

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2022年12月04日

Posted by ブクログ

読み出したときは、ルームシェアをしているイマドキの若者の日常を描いた作品かと思っていて「悪人」を書いた作者とは同一人物とは思えないなぁ、と呑気に考えていたのですけど

やっぱり吉田修一さんは“普通”の人間の切なさや恐ろしさを描くのが素晴らしく上手なのだと、読み終えて感じました。

年齢も、職業もバラバラな5人が同居していく上で必要な「適度な距離感」も、こう描かれると恐ろしくなります。
何故って、それは全てエゴに基づいていることが第5章で分かるから。
しかもそれ(エゴに基づく適度な距離感)は、状況の差こそあれど現実社会でも起きていておかしくないことだから。

全員魅力的な人物なのですが、彼らの他の環境での「顔」が知りたいような、知りたくないような、そんな複雑な気持ちになる作品です。

読み終えて、私はどうなんだっけ、と省みてみました。

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2022年10月17日

購入済み

シェアハウスの内情

昨今シェアハウスをしてる人が増えている中、それぞれの暮らしの日常を、部屋の上から見ている感覚で読めました。人には必ず影がある。しかしシェアハウスと言う空間の中では、自分の意思ではなく、自然と別人格を演じる事になる可能性を感じる作品でした。ラストは衝撃的な展開です。

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2021年03月12日

Posted by ブクログ

最後の章まで読むと、え?ってなる。
他人の事は理解できても自分の事はよくわからなかったりする。
自分ってこんな人間です。ってほんとは違ったり…

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

オチは全く知らずに読み始める。
シェアハウスの人間関係ってこんな感じかー自分の寮時代とは違うけどこういう生活もアリだなー思いながら最終章に入る。
結局、他人の知ってる部分は一部だし、自分のことも自分で分からないのかもしれない。

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2024年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

巧みに仕掛けられた伏線が、ラストシーンで見事回収されるわけでもなければ、やられた!と声を上げたくなるようなどんでん返しが待ち受けているわけでもありません。
それでいながら、〝衝撃のラスト〟というのは、このような結末を指すのだろうな……と思わされてしまうのですから、恐ろしい作品です。
都内にあるマンションで、一見平和そうな暮らしを送っている五人の主要人物たちの視点が切り替わる形式で、物語は進行していきます。
しかし、解説にもあるように「こわい」結末が待ち受けているのです。
この「こわい」という気持ちは、実際に経験した〝こわさ〟、そして起こり得るかもしれない〝こわさ〟に対して抱く気持ちではないでしょうか。
「この階段は急だから慎重に降りなければ転げ落ちてしまうかもしれない」、「事故や事件に巻き込まれてしまうかもしれない」といった、日常生活を送る上での不安であったり、「暗闇に恐ろしい幽霊が潜んでいるかもしれない」という心理的な問題であってもそうです。
ひとはその、〝こわさ〟を想像したときに「かもしれない」と思うことで気を引き締め行動を見直し、逆に「かもしれないのだ」と思い直すことで不安を拭い、安堵しているように思います。
では、この作品はどうしてこんなにもこわく、恐ろしいのでしょうか?
そう考えたとき、結末そのものというよりも、すべて「起こり得るかもしれない」という事実が恐ろしくなってきます。



※以下、軽度のネタバレを含みます。



この作品において「起こり得るかもしれない」ことは、多くあります。
殺人事件や交通事故によって家族や友人を失うこと、または自分がそのようにして命を落とすこと。
殺人や薬物といった犯罪に手を染めてしまうこと、そして罪を知ってなお、看過すること。
マンションに暮らす五人、それぞれの境遇。
自身にも降りかかりかねない問題たちは、その恐ろしさを際立たせるのに十分な役割を果たしています。
とはいえ所詮はフィクションの物語なのだ、と切り離すことも難しく、後味悪く、それでいて小気味の良い結末なのですから、そういった意味でも恐ろしい作品でした。
本書「パレード」もさることながら、吉田修一氏の作品は〝現実味〟がよりクリアで色濃い特徴があります。
どんな些細な日常のワンシーンであっても、まるで本当にあったこと__たとえば、自分がそのように暮らしていた記憶があるように錯覚してしまったり、その場の匂いや温度までが、ページに添えられた手のひらから指先へと伝わり、一種のトランス状態へと導かれてしまうのです。
フィクションでありながら、この現実味を味わうことのできる巧みな表現力には、畏れすら覚えます。
余談ではありますが、登場人物の一人である小窪サトルが劇場にて「ハンニバル」を観た感想として
〝……映画は評判通りグロテスクで面白く、最後にレクター博士が男の頭を割って脳みそをスプーンで掬(すく)って食べるシーンなど、思わず「ウオッ」と声を上げてしまいそうになった。(P.217L3〜)〟
と述べています。
自分も幼い頃に観ました、ハンニバル。
脳みそを食べるシーンが衝撃すぎて未だに忘れることができず、もはやハンニバルは脳みそを食べる映画だと思い込んでいる節があるので気分が悪くなりました。
そう、このようにして実際の記憶の隙にまで忍び込んできて、どれが現実の自分が持つ記憶で、どれが架空の記憶なのかわからなくなってくる。
それがとても恐ろしく、そして楽しい。
物語の世界に浸る時間の素晴らしさを教えてくれる作品でもあります。

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2024年04月15日

Posted by ブクログ

描かれたのは、現代版の酒池肉林だ。

シェアハウスという薄くもなく濃くもないうわべだけのつながりの中でふわっと無責任という優しさに包まれて生きていく5人の物語。読者は否応なしに6人目の同居者として、ここに参加させられる。
居心地の良さと悪さを短いスパンで交互に感じる空間だったな。
だがこれも一つの癒しの形なのだろうか?何を持って「癒し」とするのか、「癒し」を定義することの難しさがここにある。

シェアハウスでの私の姿(役割)を押し通し続けることで成立する集団としての黙過。黙過とは、バランスのために必要な機能なのだろう。共創造される黙過はどこか優しい。見て見ぬふりをすることで襲われる自身への責任追求が分散されるからだろうか?無責任さを対価に他者と溶け合い融合することの心地よさ…
ただ、この優しさはやはり毒だと思う。例えどんなに苦しく、生きるのに必要だったとしても。温かく優しい毒は、精神の骨の髄まで溶かしきる。その先にあるのは考えることを放棄したブヨブヨの肉塊だ。どうあがいても好きにはなれない。これは現代版の酒池肉林だ。

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2024年04月02日

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1回目読んだ時は怖さは感じずに逆に他人に深く踏み込まない優しさを感じたが、2回目は少しだけ怖さを感じた。自分の領域を侵されない限り犯罪者にも他人に寛容的な現代の若者を描いた作品。登場人物が皆キャラが良かった。良介は世之助に似ていて好きな人物だった。

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2024年03月23日

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おもしろすぎて2日で完読。しかしこわーい!涙 まさに『悪人』を執筆した吉田修一の本という印象。ありふれる日常の中の、見えにくい人間の本質を暴いているようで面白かった

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2024年03月13日

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なるほど。川上弘美さんの解説を読んで、もう一回読み返すか?とも思ったが、またにしよう。共同生活をしている登場人物みな愛すべき人たちだが、何かしらそれなりに重いものを抱えている。確かにもう一回最初から読めば、ああなるほど、と思えるに違いない。が、今の読後感も複雑ではあるが悪くない。人物描写が素晴らしいです。

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2024年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何気ない温い日常。それぞれが"この場"に適した自分を演じ、演じきれない潜在的な自分との狭間で揺れているのが上手く描かれていると思う。
凡庸な人間も、多少の狂気や悪意は孕んでいる。
でも、直輝の狂気だけは行き過ぎた。
そして、レイプシーンに上書きされたアニメのピンクパンサーの踊りのように、直輝の狂気の一面を、共同生活する他のメンバーたちが塗り潰している。
共同生活のための暗黙の了解。
シリアスな話は持ち込まない、持ち込めばこの居心地のいい共同生活が終わるから。
だから、直輝にもシリアスな話を持ち込ませない。
共同生活を続けるために。

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2023年09月26日

Posted by ブクログ

どうしたって好きになってしまうこの5人が(わたしは琴ちゃん推し)ふかふかの布団に、枕に、毛布になってくれるから
ぜんぜん怖くないよ。ぜんぜん大丈夫だよ。

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2023年06月29日

Posted by ブクログ

ただのほのぼの作品かと思いきや、最後の最後で驚かされた!ものすごく恐ろしいようで、だけどどこか暖かくて、どう解釈するべきか迷い考えさせられる作品だった。

「この部屋での、この共同生活は、そういったものを持ち込まないからこそ、成立しているんじゃないか、とも思う。話したいことではなく、話してもいいことだけを話しているから、こうやってうまく暮らせているのだと。」
ーー良介

「飽こうが飽くまいがこの世に悪意は存在するし、目をつぶって過ごそうなんて、そんなの楽観的すぎるよ、と笑う人がいるかもしれない。ただ、そう言って笑おうとする、その悪意にも、私はもう飽きている。」
ーー琴ちゃん

「ここでうまく暮らしていくには、ここに一番ぴったりと適応できそうな自分を、自分で演じていくしかない。そしておそらく、ここではシリアスな演技は求められない。」
ーー未来

「ふぬけの大学生。恋愛依存気味の女。自称イラストレーターのおこげ。健康おたくのジョギング野郎。どう考えても、あそこで知り合っていなければ、絶対に口もききたくないタイプの奴らばかりだ。それなのに、どうもあの連中の中に入ってしまうと、自分でも不思議なくらい、一緒にいて楽しくて仕方ない。」
ーーサトル

「俺のことになど、誰も構っていないようだった。その時だ。こいつら、本当に知っているのだと肌で感じた。本当に知っていたのだと、肌で感じた。」
ーー直輝

これらの5人の独白が、本書で一番重要な部分なのではないかと思う。

直輝をきっかけにして徐々に集まった彼らの最優先事項は、この部屋の平穏を維持すること。そのためなら、無理ない程度に自分を演じるし、知らないふりだってする。適度な心地良い距離感を保つことで、彼らはそこでの生活を楽しむことができるのだ。
他人と深く関わりすぎない関係は、とても楽だ。その究極の形が彼らなのだと思う。
極悪な犯罪者を放っておくことは本当に怖いし、私がもし被害者側だったら本当にあり得ないと怒りに震えるであろうことなのに、なぜか彼らの関係性に魅力を感じてしまった。そう思わせる作者の筆致に脱帽した。

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2023年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い

都内でルームシェアをする5人の男女の物語
それぞれの登場人物によって語られる日常と、それぞれがどんな経緯でこのマンションに住むことになったのか少しずつ明らかになっていく

起承転結は最終章以外ほとんどないが、登場人物一人ひとりの人間味や魅力にひきこまれていく
読書に没入できた

最後の最後に、直樹が連続暴行事件の犯人とわかり衝撃をうけるが、それでも彼らの日常が何もなかったかのように続いていくのがまたこわい

初めて読む作者の作品だけど、この人の文章すき

文章にでてくる映画や音楽のチョイスがいい

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2023年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人が怖い系の本が好きで、帯の文句に惹かれて読み始めた。でも、読んでいても一向に怖い展開にならず、むしろ横道世之介のようなほのぼの感を感じていて、まあこれはこれでいいかと思っていたら、最後の最後で事件が。じゃあ実はあの時もほのぼのじゃなかった…??とすぐに読み返したくなる一冊。何度も読んで、恐怖を確かめたい。

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2022年12月21日

ネタバレ 購入済み

おもしろかった

おもしろかったけどよくわからなかった。
純文学も混じっているような作品なのでじっくり何度も読んだ方が味が出てくると思う。
ただ最後は少しゾッとする感じでしばらく引きずる作品だった。
二度目はもう少しいろんな箇所に気をつけて読んでみたい。

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2021年04月10日

購入済み

最終章

今までのリズムから、
一気に変容する最終章に、
恐さを感じました。

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2011年05月27日

Posted by ブクログ

なにこの人たち。気っ持ち悪い。2LDKの部屋に男女5人でルームシェアしている若者たちの群像劇。大きな喧嘩もなく、彼らはとても楽しそうに暮らしている。しかしそこに漂うとてつもない虚無感。仲良しでも空っぽの関係。お世辞にも「有意義に過ごしていますね」とは言い難い若者たちのダラダラした生活に耐え切れず、読むにつれてとめどなく落ちていく自分のテンション。吉田作品にしては粗削りというか若干スベってる気がしたが、それでも才能の片鱗がビシバシ伝わる。パレードが終わった後、各自どうなるんだろう。不安が胸に広がる。

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2024年05月02日

Posted by ブクログ

今時な若者の群像劇かと思いきや、最終章こわっ。
え?なにこんな話だったっけ?
時系列・・・。
いや、このつかず離れず感こわいね。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

第15回山本周五郎賞受賞作。
ということで、期待値を上げ過ぎた感あり。
解説の川上弘美さんが、怖い小説だと解く。
4回読んだとのことで、その都度怖さが変わるとのこと。

都内の2LDKのマンションを男女4人でシェアする若者達。そこに一人の男娼の男子が加わり、波紋が広がる。
各章、それぞれの視線で日常が描かれる。
彼らは、それぞれ問題があるし、将来設計などとは無縁。だけど、同じ空間の中で優しく振る舞い、一定の距離を保てる同居人。
この中で一番大人の生活をしていたと思われる男の影の行為を知りながら、日常を続け切る他の同居人。現在の自分の領域を守るためか、奇異に映るこの行為が特別でないかもしれないことが怖いのかもしれない。

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2024年03月01日

Posted by ブクログ

感想
本当の自分。どこにいるのかわからない。仮面を何重にも被っている。でもそんなの普通のこと。だけどどこかで解放してやらないといけない。

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

最後の章で何もかもが怖くなった。
タイトルとか、同居人達の全てが気味悪くなった。
この小説のテーマは、本当の自分なのかな?

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2024年02月17日

Posted by ブクログ

・主な登場人物5人の中で良介が1番普通に見えるけど、化ける要素があると感じた

・物語の終盤で、琴が荷物をまとめていたり、酒豪がハワイに住む、良介が地元に帰るような匂わせがあったが、そうなるとシェアハウスは直輝とサトルだけになって、サトルの性格的に直輝だけだとシェアハウス寄り付かなさそうなので、直輝がひとりになる病み展開を想像した

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2023年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的に固有名詞や時代を感じさせるもの(ビデオテープやその時流行していたテレビ番組など)が出てくる小説が好きでは無いので1章目はかなりキツかった。ラストのために頑張って読んだ感がある。1章目は読み飛ばしても正直問題ないと思う。
最後は良いイヤミス好きとしては良い終わり方でした。

でも映画化するほどの作品ではないと思う...。

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2023年08月07日

Posted by ブクログ

本当の自分ってどんななのか
本当に他人のことを知ってるのか
深く考えていくと分からなくなる
知ってるのに知らないふり
知らないような顔して全部知ってる
人間関係、社会って難しいし怖い

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2023年05月25日

Posted by ブクログ

描写が面白い。あっという間に読んでしまう。
ただの日常を描いてるのに、みんな嘘の自分を演じているようでこわいなと思った。

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2023年05月06日

Posted by ブクログ

シェアハウスの中で付き合いやすい面を出しながら過ごす、本音でぶつかり会うわけでもなく、SNSのコミュニティのように。
日常性の中に一歩間違うと危うさもあって・・・もう少しづつ突っ込むともっとドラマが生まれるのだろうけど。この小説自体も登場人物のように突っ込んではいかない。現代的な感覚なのだろうか 3.5ぐらいの評価

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2023年03月01日

Posted by ブクログ

読みやすい。描写、表現が好き。でも、ところどころ引っかかるとこがあり、あれは何だったの?あの続きは?っていうモヤモヤが残る。一方で、最後の方の、"握ったまま傘のボタンを、親指で何度も押していた"というような、何かあとに引くような描写もじわりときた。

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2023年02月09日

Posted by ブクログ

これはなかなかの破壊力ある一冊。
「え?思ったよりありふれてますけど、なんてことなかったんですけど、予想通りなんですけど!」と言う感想と「これはゾッとする」という感想で2分される物語だと思うのですが私は後者のほう。

2LDKに暮らす5人の日常を章ごとにひとり1人の視点から語られるストーリー。
ふわっとして特に特徴もない大学生の横恋慕に始まり、お次は恋人からの連絡をひたすら待ち続けるためだけに無職である女。
ちょっとダメな男女たちの奇妙なシェアライフをこちら側から垣間見る退屈なスタート。
と見せかけてからの…通り魔事件の発生。

「普通」であることは難しい。5人それぞれが「普通」ではない壊れた部分をひた隠しながら、表面上は面白おかしく暮らしている。
自分に都合の良い部分しか見せずに、都合の良い部分だけしか見ようとはしない。そして都合の悪いことは見えないことにする。

物語として〝極端〟ではあるけれど、それは私たちが暮らす日常においても何ら特別なことでもなければ、不思議なことでもない。ダメ人間であるほどに人間くさいことは否めない。

どんでん返しミステリーではないけれど、ひとり1人の描写が丁寧であった分だけ、やはり終章はゾッとせずにはいられない。

今年の2冊目

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2023年01月18日

Posted by ブクログ

う〜ん。。
どうも、シェアハウスの5人組の群像劇!!で片付いてしまったなあ。。
特に意外性は無く、淡々とそうだろうな…で終わりました。
ただ、皆どこかに隠してる事があって、それを出さずに上辺で過ごす、詮索はしない、そう言った怖さは感じられました。

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2022年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

杉本良介
21歳・H大学経済学部3年
現在、下北沢のメキシコ料理店でバイト中。

大垣内琴美
23歳・無職
現在、若手人気俳優「丸山友彦」と熱愛中。短大を卒業して医薬品メーカーのOLをしていた。
良介と同居中。

相馬未来
24歳・イラストレーター兼雑貨屋店長
良介と同居中。

小窪サトル
18歳・自称「夜のお仕事」に勤務
酔っていた未来に無理やりに連れてこられた。

伊原直輝
28歳・インディペンデントの映画配給会社勤務
良介と同居中。
小さな映画配給会社で働いている。
非常に良識的な人間で夜のジョギングが日課。

桃子
良介が七万円で買った中古のマーチ。走り出して10kmの地点になると必ずエンジンが止まる。

ルフランのマスター
喫茶店のマスター。良介に桃子を売りつけた。

佐久間
良介が大学で唯一できた親友。

梅崎
良介のサークルの元先輩。直輝の高校の後輩。

真也
良介の中学の同級生。高校受験のため勉強を教えていた。バイクの単独事故で死んだ。

悦子
良介の中学の頃からの同級生で高校では同じバスケット部に所属。

松園貴和子
梅崎の彼女。北海道出身。弟と住んでいる。

綾子
良介がバイトしているメキシコ料理店のホール係。二十九歳。ロックバンド「リミット」でボーカルをやっている。

慎二
未来が働いている輸入雑貨の社長。

美咲
大手化粧品会社の秘書。
みんなが同居しているマンションに元々直輝と直輝と住んでいた。

マリネママ
新宿二丁目の飲み屋のママ。

剣也
マリネママの店で働いていた。酔って店から飛び出したところをタクシーに撥ねられて死んだ。

ラウラ
男子高野球部の寮母になるのが夢。


サトルの同僚。

シルヴィア
サトルの常連。

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2022年12月15日

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