トルーマン・カポーティのレビュー一覧

  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)
    オードリー・ヘプバーンの映画は観たことがなかったが、主演のイメージから可愛らしいラブストーリーを期待していた。しかし読み始めると、生きることに必死な当時の女性の生活を赤裸々に描かれており、イメージとのギャップにとても衝撃を受けた。主人公の女性に共感は出来ないが、このような生き方しかできない人たちは時...続きを読む
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)
    あまり外国の本を読むのが得意でない私でも読み切れた。
    表題作の「ティファニーで朝食を」に加え、3つの短いお話が収録された本。

    1番印象に残ったのは表題作の「ティファニーで朝食を」。
    一昔前の外国って感じが溢れてて、新鮮な気持ちになった。
    セリフ部分が特に、日本以外の国特有の言葉遣いで、翻訳した村上...続きを読む
  • 遠い声、遠い部屋
    ときどき迷子になりながらもなぜか進む一冊
    世界観が独特でついついハマってしまう
    叙情的で俯瞰的表現は脳内で映像化されてしまう
    何度も読んで何度も迷子になるべき作品
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)
    ホリーの奔放さに振り回されっぱなしにされ、最終的には行方知れず。どこまでも自由。数多の男を右から左に流しながら生きる逞しさはピカイチ。
    わたしとしてはこれだけ大変な人生だし将来的には幸せになっていてほしい。
    短編は本人達が幸せならいいのかな、というようなお話など全体的にみんな生き方が逞しいです。
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)
    ほんと、短くて、すぐ読める。
    冒頭の短編も、表題作もおもしろかった。
    とくに、表題作は、女の子が主人公だけど、授業中にどんどん別のこと考え始めて、意識がどこまででもトリップしていく様子が、まるで昔のオレみたいで面白くて笑った。