小前亮のレビュー一覧
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30年以上前に愛読した小説が今だアニメ化され、漫画化され広く愛され続けるのは感慨深い。その上に新作トリビュートまで出版されるとは!
6作のうちでは石持浅海さんの作品がいちばん銀英伝ぽくもあり、かつ作者ならではの持ち味もありよかった。Posted by ブクログ -
【収録作品】小川一水「竜神滝(ドラッハ・ヴァッサーフェル)の皇帝陛下」/石持浅海「士官学校生の恋」/小前亮「ティエリー・ボナール最後の戦い」/太田忠司「レナーテは語る」/高島雄哉「星たちの舞台 」/藤井太洋「晴れあがる銀河」Posted by ブクログ
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自分の中での姜維の評価が著しく下がった一冊。(^^;
なんか、融通が利かない上に身勝手なだけで国を滅ぼした人っていう描かれ方なんだけれど、そういう印象を受けるのは作者の意図通りなんでしょうかね?
作者オリジナルのキャラクターは好印象なだけに、特にエンディングのあたりなんかもちぐはぐな感じでした。Posted by ブクログ -
著名な皇帝たちがオンパレードという感じだが、一冊の本では当然仔細まで十分には表現できない。それゆえ初心者向けのシナ歴史としてはお勧めできるかもしれない。
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残業税という発想が面白い。現実の労働問題や法律の問題にも触れていて勉強になった。私たちが意識せず歩いている道も税金が無ければ整地すらできないんですよね。税務署のかたには感謝です。矢島の奥さんがまともな人で良かった。
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1話目は「ちょっと・・」と思ったけど、2話以降どんどん良くなって、最終話では心地よいカタルシスも感じました。小前亮さんの作品は以前「姜維」だけ読んだ事があって歴史ものの作家さんだと思ってたので新鮮でした。Posted by ブクログ
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いつも宮城谷先生の本を読んでいるのですが、比べると少し物足りない感じが否めません。
時間の進みが早くて、あっという間に10年。その間に何があったのか、全くといっていいほど無いんですよね…。
もちろん史実を重視するなら仕方のない面もあるとは思うのですが、小説として読んでいるのでもう少し物語が欲しかっ...続きを読むPosted by ブクログ -
残業は善か悪か。前回の残業税に続いての第二段。労働者から残業をした分だけ税金を取る。これにより企業も生産性を重視して、ブラック企業が淘汰される。景気も良くなると言う制度。
殺人事件はおまけの要素かなと思う。
働き方改革と言われるけど、結局は抜け道ばかりだし経営者のような強い方を見てしまう。国滅びて企...続きを読むPosted by ブクログ -
全五話となっているが、一話完結型ではなく、なだらかにつながっている。
残業税のコンセプトはフィクションだが、実在する組織や「三六協定」などの記述、ひいては実在の企業をモデルにしたかのような設定もあいまって、読み進めるごとに現実の話に思えてしまうように、巧妙に描かれているなと思った。Posted by ブクログ -
この著作は北宋の開祖で初代皇帝となった趙匡胤の物語だ。
ただ日本ではこの人物があまり人気がないばかりか有名でもない。そもそも北宋自体が歴代のシナの王朝の中で、領土的にも小さく、また軍事力も弱いため歴代北方民族に侵攻されては敗北をつづけていたという、いわばパッとしない王朝故是非に及ばずかもしれな...続きを読む -
特殊なスローガンを持つエリート大学。入学が許されれば未来の成功は約束される。
しかしそこでは自殺者が絶えない、らしい。
そして起きた自殺者の遺体消失事件。
はたしてそれは自殺だったのか?
徐々に大学の隠された秘密が明らかになっていく。Posted by ブクログ