小前亮のレビュー一覧

  • 銀河英雄伝説列伝1
    様々なジャンルに関する名言が読める。ラインハルトは、カッコいい。又、小説の世界でのタンクベッドなど想像力を大きくさせる面白い表現もあって楽しい。
  • 銀河英雄伝説列伝1
    銀河の歴史がまた一ページ。

    公式アンソロジーというものが好きなので、有無を言わずに入手。オーベルシュタインの安楽椅子探偵などと聞いたら読むしかなかった。しかしそれ以上に女装して演劇するヤンにびっくり。しかもミス・マープルもびっくりな安楽椅子探偵がもう一人いらしたという。1となっていますが、ぜひ続け...続きを読む
  • 銀河英雄伝説列伝1

    あくまで原作に忠実な作品集

     ミステリーものが主体で、一個だけ艦隊戦ものがあります。中には少しひねりすぎた感じのもあるけどおおむね原作の世界を再度楽しめる良作だと思います。
  • 銀河英雄伝説列伝1
    ユリアン「・・・」
    ヤン『どうしたんだい、ユリアン。そんな浮かない顔をして』
    ユ「て、提督。この報告書を読まれましたか?」
    ヤ『あぁ、なかなか良く出来てるじゃないか。何か不満でもあるのかい?』
    ユ「そりゃ、ヤン提督は活躍が報告されてますけど、僕は、言え、私の事はどこ
    にも書かれてないんです。不公平じ...続きを読む
  • 残業税
    これは有りな税金かなと思った。ただし、取った税金を正しく使ってくれる政府なら。

    どちらかというと、税金や働き方の話より、ケンオウさん個人の物語の方が興味深く読めた。最初は続編を読む気はしなかったけど、ちょっと気になりだした。
  • 李世民
    【読書】読み終わった。分厚かったので読み終わるのに結構時間がかかったが、面白かったな。戦のシーンが結構あっさりしてたので、もうちょっと、書き込んでもと思わんでもないのだが、史実的に存外そんなもんかもしれんね。この時代のは、昔、中国のTVドラマの秦叔宝の主役の作品を見たけど、感じはもうちょっと違ってた...続きを読む
  • 残業税 マルザの憂鬱
    残業税を考えたことがなかったので、まずは普通に勉強になりました。そんな中でそれぞれのエピソードが絡み合いながら、残業税に対する様々な脱税をしていく会社。
    たかが残業税、されど残業税、考えさせられます、
  • 唐玄宗紀
     パラっと見た瞬間に「ゔっ…!」と躊躇するほど、文字が詰まっていて会話文もほとんどなく、さぞ読みにくいだろうと覚悟していたら……思いのほか引き込まれて、さほど苦はなく読み進められました。しかしさすがに時間は要した;
     これだけの人物がとっかえひっかえ舞台に上がってくるにも関わらず、一人一人をしっかり...続きを読む
  • 賢帝と逆臣と 康熙帝と三藩の乱
    清の全盛期を築く名君康熙帝と三藩の乱を描く作品。
    三藩最大の勢力を持つ呉三桂に仕える清の密偵を中心に語られる物語が面白い。清の歴史について学ぶ良い機会になりました。
  • 残業税
    ソーシャルサイエンスフィクション。勝手に名付けたジャンル。残業に対して税を課した日本社会を描く。
    文章は端的。少し彩りにかけるかもしれ
    ないが、作風に非常にあっていると思う。主人公のキャラは最初は取っつきにくかったけど、エピソードが進むにつれて背景が浮き彫りになり親しみを持てるようになってくる。
    ...続きを読む
  • 中国皇帝伝 歴史を動かした28人の光と影
    文字通り、古今の中国皇帝について綴った一冊。

    当然名君から暴君まで幅広いものの、著者のわかりやすい文章で一気に読めた。
  • 残業税 マルザ殺人事件
    登場人物が多すぎて把握するのが大変ですが、設定やストーリー進行はかなり面白いです。残業に税金がかかる世界の設定で、その脱税をめぐっての殺人事件。設定が相当しっかりしていると思ったら、シリーズ第二弾でした。
  • 月に捧ぐは清き酒 鴻池流事始
    はなの内助の功が素晴らしい。やえもそうだったと思わせるけども。叔父甥ではあるけど、二代続いていい嫁さんもらったものだ。甥夫婦はバカップルな面もありますがね。
  • 朱元璋 皇帝の貌

    人心掌握術の達人

    明の建国の祖というだけでは興味がわかない人も、あの大モンゴル帝国の中心国である元を滅ぼした人間としてみれば興味がもう少しわくかもしれない。

    かつて歴史上最大の領土を誇ったモンゴル帝国も分裂後、最大領域のみならず最強だったのがシナを抑えていた元だった。そしてこの最大部分を倒したのが朱元璋であり、...続きを読む
  • 残業税
     舞台設定や人物、展開などの構成がとにかく魅力的。全体に文章は平易だし制度の説明もそう難しくなく、読みやすい。ちゃんと本としての盛り上がりもある。五話で娘と話すシーンは感涙した。主人公コンビも筋が通っていて、葛藤も変化もあり気持ち良い。
     解説にもある通りのひとつのシミュレーションとしていろんな人と...続きを読む
  • 残業税
    残業をしたら残業税を払う。

    長時間労働が問題になっているだけに、リアルな話にも思えました。経団連が真っ先に批判することになるとな思いましたが。

    お金を時間で買うのが労働かもしれませんが、その時間で何ができるか、お金は目的ではなく手段。とわかっていてもお金はあるに困ることはありませんよね。

    矢野...続きを読む
  • 残業税
    設定がすごく面白い!残業税というタイトルと、POPに書かれたその仕組みに惹かれて、思わず購入。
    超マジメな残業税調査官と熱血労働基準監督官のコンビで、いろいろな企業の脱税と荷重労働に立ち向かう物語。
    前半の方はお堅い感じの流れなんだけど、後半のブラック企業相手に戦うところは盛り上がってきて面白い!過...続きを読む
  • 残業税
    面白かった。
    矢島さんの生真面目さを「車が来てなくても人が見てなくても赤信号は渡らない人」と例え、「かっこ悪いけど、そういう人が本当はかっこいい」のだと娘さんに教える元妻はカッコイイ!
  • 知の孤島
    大学内での自殺者の遺体が消えた。世界最高レベルの研究水準を誇る、偏差値レベルの高い私立の超エリート大学『山城工科大学(YIT)』。YITの自殺率の高さは有名で平均年10人以上が自殺しているらしい。・・・そりゃ多すぎる。私立大学だからって、極端に偏りすぎるのもどうかと思う。

    安西「ドーナツをどうやっ...続きを読む
  • 三国志姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者
    蜀将そして孔明の遺志を継ぐ者として進み続ける姜維の姿は、実に愚直なまでに真っ直ぐで曇りが無いと感じます。諸葛瞻に否定された場面それから再び立ち上がる姿や、トウ艾へ向けた問い掛けはまさに彼を現しているのではないか、と。
    それとはまた違い、陳蓮や羌族の双子へ向ける顔は一人の人間としての彼の姿であったと思...続きを読む