角川書店のレビュー一覧

  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    物語が好きで空想ばっかりしていたり、夫がいなくなってから「もっと大切にすれば良かった」と思ったり、
    特にドラマチックなことはないけれど、ささやかな幸せや悲しみのなかで生きている女性の半生。
    自分は平安人でも貴族でもないのに、すごく共感できる。

    【X】
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    かなりバラエティに富んだ内容です。
    「大昔の話でしかも説話…?」と思っていたけれど、読んでみると場面が想像できるくらいのリアリティ。
    弘法大師の話がライバルと呪い合戦をする話が、一番印象的。

    【B】
  • 伊勢物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    あー、もう本当に面白いな!

    業平のストライクゾーンが広すぎるし、スケコマシまくってるのにまったく悪びれないところが凄いよ。

    東下りでちょっと良い歌を詠んで、みんなで泣いて・・・
    って、アンタ上司の女に手を出したからやん!自分のやんちゃが原因やろうになにオセンチぶっこいてんの!!
    と突っ込まずには...続きを読む
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    芥川龍之介が好きなので、一度は読んでみたかった。

    講談社学術文庫に全訳版があるが、読むのに相当苦労しそうだったので、角川文
    庫の簡易版にした。

    十分楽しめた。

    法力で人を殺めたり、チビ学生が力士を投げ飛ばしたり、坊さんが女を抱きたい
    がために必死で勉強したり、強盗一味をあっさり切り捨...続きを読む
  • 蜻蛉日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    亀梨君が好きだと言っていたので読んでみましたが、なるほど面白いです。切なさがドクドクと感じられますね。
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    古事記とい名前しか知らなかったので、編纂目的、内容共に大変勉強になりました。日本書紀も読みたくなりました。
  • 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    道長妾説、実際どうなんでしょう?大河ドラマ『ひかる君へ』では、恋人って関係だったけど…、(物語盛り上げるため)いやー、気になりますねぇ。紫式部さんのプライバシーににゅっ入ってしまうけど、気になってしまうー。紫式部さん、人のこと一人一人レビューしてて、なんか面白い。合コン行った時の男定めみたい…。(い...続きを読む
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    源氏物語の概略の概略の概略くらいのあらすじプラスアルファは感じられたかもしれない。初心者にはありがたい本。
    1000年以上前にこんな作品を宮中の女性が書いてそれが当時の権力者にも評価されてその後も読み継がれているということ自体だけでもすごいよね。もっと長い現代語訳も読んでみたい。原文で読むのは難しい...続きを読む
  • 鴎外の「舞姫」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編
    遥か昔に教科書で文語体である『舞姫』を読んだがその時は言い回しが難しい上に悲惨なオチだと思っていた。本書は現代語訳と補足する様に当時が伺える解説がついた事で分かりやすかった。格調高い文章が抜けて意味が分かると豊太郎の他責型ゲス野郎ぶりが浮き彫りになるがコレもまた人間。外国人が現地人にその国の言葉で教...続きを読む
  • 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    ビギナーズ・クラシックス4冊目ともなると不思議と一冊目よりも原文が比較的すらすらと読めるようになってきました。もちろん詳しい解釈は出来ないので本書の「現代語訳」→『原文』→『解説』はスムーズな理解に大いに役に立ちました。

    日記の作者紫式部は『枕草子』の清少納言が宮仕えしていた定子時代のあとの彰子時...続きを読む
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    「源氏物語」全54巻を、巻ごとのあらすじと、それぞれの名場面は通釈と総ルビ付きの原文、寸評がついていて、ビギナーにうってつけの一冊でした。
    また、不思議なのですが総ルビのお陰か、初めはちんぷんかんぷんだった原文も、だんだん読めるようになって行きます。

    ひとことで表すと説明付きダイジェスト版というと...続きを読む
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    ビギナーズ向け
    大まかな流れを理解しやすくて助かった。しかも、ただわかりやすいだけでなく、源氏物語の面白さにも触れることができるので、導入編としてベストだと思う
    次は中級編のような作品を読んでみよう
  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    苦手意識のあった古典文学ですが、250ページに満たない頁数と、現代語訳→原文→寸評の順で書かれていて非常に入りやすかったです。
    全漢字にふりがな付なのも良かった。
    平安時代の女性である菅原孝標女の、13歳から40年分に及ぶ日記は、当時の貴族の一女性の暮らしぶりを垣間見ることが出来たようで面白かったで...続きを読む
  • 覚えておきたい芭蕉の名句200
    「古池や」以外はあんまり覚えていないが読んでみると面白い。「奈良七重七堂伽藍八重桜」がお気に入りになった。
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    大河ドラマも始まるし、源氏物語の全体を軽く知りたかったので読んでみた。あらすじや抜粋だけでも、何となく筋は分かった感じがする。すごく読みやすい。

    次は「あさきゆめみし」か角田光代訳か。
  • 蜻蛉日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    年越し読書は蜻蛉日記でした

    切ない
    一夫多妻制の心許ない身の上、体験したことないけど哀しさが身に沁みた

    道綱がかわいそう
    振り回されちゃってる

    兼家はユーモラスで魅力的なんだろうな
    笑わせてくれるのに頑なになってしまう道綱の母の気持ちも何となくわかるけど、素直になってしまえばもっと気持ちも軽か...続きを読む
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    来年の大河ドラマが紫式部をテーマにしたものだったので、見るかはわからないが予習するために読んだ。古文に関してはかなり苦手意識があり、高校の時からの積読本だったのでようやく解消できた。
    光源氏の圧倒的なプレイポーイ恋愛模様から、時が経つに連れ子孫たちの恋愛観がだんだん現代に寄っていく様がおもしろかった...続きを読む
  • 梁塵秘抄 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ 遊ぶ子どもの声聞けば わが身さへこそ揺るがるれ

    10年ほど前の大河ドラマ『平清盛』の挿入歌にもなったこの今様が好きで、そのうち読みたいと思っていた。後白河法皇の集めた当時の流行歌は、言葉遊びやファンタジー、エロティックなものもあれば、俗物でも成仏で...続きを読む
  • 徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    徒然草の内容に関心があっても、古文は苦手という人にオススメ。先に意訳があり、内容を楽しんだ後に原文を眺める、という仕様になっており、各段に解説もあってわかり易い。個人的には、先に古文がある方が読み慣れているので、少々心地悪かったが、読み終わる頃には古文の意味合いがスムーズに入ってくるようになったので...続きを読む
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    日本最古の古典文学である竹取物語の現代語訳。
    現代語→原文→作者の感想という構成で書かれており大変読みやすく思いました。ただ、、また一つの話を細々と区切っているため、一つの難題ごとに複数の作者の感想が載せられているのは流石に冗長だと思います。
    しかし、おそらく現代出版されている竹取物語の本の中で最も...続きを読む