角川書店のレビュー一覧
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古典の入門者のためのシリーズ本。
「あさきゆめみし」を思い出しながら読みました。
現代語訳に読みやすい原文、主要人物の年齢や系図、
コラムなどが書かれています。
光源氏の行為はひどいものもありましたが、本当の愛を
求めていたのは素敵だと痛感しました。
薫と匂宮の愛も昔だからこそ素敵に思えたんだなと思...続きを読むPosted by ブクログ -
まず現代語、次に古文、そして解説の順に書かれており、内容そのものを楽しめる。清少納言が何を美しく感じ、何を美しくなく感じたのか、細やかな感性にふれることができる。そしてその感性がとてもおもしろく、かわいい。Posted by ブクログ
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古文への最初の出会いとその後の一般的な付き合い方が、日本人を古典から決定的に引き離していると思います。
「ビギナーズ・クラシックス」シリーズは、原文の直訳だけではなく、訳文の中に解説的な補足と文意をより理解しやくする表現を加筆してくれています。
例えば有名な序段の一文。訳文の括弧内は、訳者の配慮で...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史と名勝を訪ねて、風流を味わう徒歩の旅。それは辛い路だったでしょうが、毎日おなじ時間に起きて、毎日おなじ場所に勤める者としては、憧れてします。
「だったらさ、あんたもやったらいいじゃない」
もし声をかけてくれるようなことがあったなら、芭蕉さんにはそんな風に言われそうだな。
おかしみのある章...続きを読むPosted by ブクログ -
伊勢神宮一族と出雲地方一族が勢力争いをしていたんじゃないかな。
国譲りで禅譲するのは日本らしい。
ちなみに、島根県のうちの親戚は諏訪部。
オオクニヌシの息子のタケミナカタ(建御名方神)が、アマテラスの部下と戦って諏訪まで逃げていった話があったが、その血筋なのかも。Posted by ブクログ -
「ビギナーズ・クラシックス」というだけあって、とても分かりやすく、全文が掲載されており、とてもお勧め出来る書籍。
原文も勿論掲載されている。
訳文を読んでから原文を読むと、非常に分かりやすく、更に解説もある。
俳聖の芭蕉が、旅を通して辿り着いた俳諧道とは、どのようなものどだったのだろうかと考えるのが...続きを読むPosted by ブクログ -
小さい時から知っていたが、これ程の体制批判のユーモア小説であり、SF小説が平安の昔に書かれていたとは驚愕の事実だとあらためて認識しました。そして、それが今日においてもよく知られる物語として残っている要因として納得しました。面白かったです。Posted by ブクログ
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春に京都博物館で陽明文庫名宝展へ行ったので、
その繋がりで今更ながら読んで見ようと思いました。
読みながら博物館へ行く前に読めば良かったなぁと思いました。
面白すぎです。
解説に助けられてなのですが、
行間にある背景を知ると思わず吹き出してしまう事柄が続きます。
ライバル達の動向や、頼りない親...続きを読むPosted by ブクログ -
改めて勉強してみた。やはり吉田兼好の視点はいいね。ビジネス社会でも役に立つ。弟子が難しい仕事をしているときは師匠は見守り、簡単なところになると「気をつけろ」とアドバイスをするくだりなど、なかなかいい視点だ。もう一度読みたい。Posted by ブクログ
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かの有名な紀行文「おくのほそ道」を地図や詳しい解説で読みやすくした入門書。
芭蕉や曾良の生き方やものの考え方が、読めば読むほどわかってくる。面白いコラムや、俳句の解釈例等も充実。あなたも二人と一緒に、元禄を旅してみませんか…?Posted by ブクログ -
マリーベル可愛い。戦う女の子は凛々しくていいですね。
しかし、完全に反逆と同じ時間枠であるようなので、新情報が今更出てくるという何とも言い難いオズ……。今後が楽しみすぎます。ラストの思わせぶりな引きは、気になってたまらない。Posted by ブクログ -
武士であったのに出家したこと、容姿端麗であったことに加えて、
「願はくは花のしたにて春死なん その如月の望月のころ」
「花に染む心のいかで残りけん 捨て果ててきと思ふ我が身に」
など、花と月を多く歌に詠んでいるところから、西行には繊細でナイーブなイメージを持っていました。
でもこの本を読むと、意外と...続きを読むPosted by ブクログ -
ビギナー用とのことでとても分かりやすい本でした。
解説は歌についてのみではなく、歌人の背景や当時の事情などにも及んでいて、最後まで歌の世界に入り込めました。
次はすべての歌が収録されている本を読みたいです。Posted by ブクログ -
とても読みやすく、わかりやすい。
そしてそれぞれ章の最後に書かれている川村さんのコメントにはハッとするものがあります。Posted by ブクログ -
現代語訳→原文→鑑賞文。
美登利の渡したハンカチ、友禅。
最後の最後に信如の残した白い水仙。
を中心に、少年少女の淡い思いが交錯する。
上記のような小道具にくらくらしつつ、ショタな正太郎、ワルな魅力の長吉、ボンヤリの三五郎というキャラクターにも魅了される。
全体を通して「きっぷがいい」という表...続きを読むPosted by ブクログ -
今昔秀歌百撰と、平成百人一首などの和歌の出典、背景を調べるために、日本の古典を調べ始めました。
「角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス」
は古典を学ぶのにちょうどよい難易度,価格,装丁の三拍子が揃っています。
古事記,日本書紀,続日本紀を読破すれば、日本の原点が見えて来るかもしれないと思い読...続きを読むPosted by ブクログ -
虫愛づる姫君で有名。解説にもあるが堤中納言物語が散逸しなかったのはそれぞれの話が持つ意外性だと思う。結果が予想できなくて、ページをめくる手が止まらなかった。Posted by ブクログ
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古文でおなじみ竹取物語。角川のこの古典のシリーズは好き。物語の いでき初めの祖と称する紫式部の気持ちがよくわかった。構成が本当にうまくできている。Posted by ブクログ