松尾たいこのレビュー一覧

  • Presents
    40周年限定カバーになっていて目に留まり、購入しました。
    1番好きだったのは『名前』。私も小学2.3年生の時に名前の由来を発表する授業があり、全く同じことを親に言われました。「春に生まれたから」と。弟2人の名前は少し珍しい漢字が使われていて、意味もしっかりあって…。羨ましさもあり、なかなか自分の名前...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    泣いた。なくしてしまったもの、もう会えない人。それらはきっとどこかに存在し続ける。わたしとは交わらないどこかの国で。
    喪失のかなしみをのりこえたいときに、オススメしたい小説。
  • Presents
    これまでにもらったプレゼントを振り返ってみた。小さい頃に親からもらったずっと欲しかったローラースケートや、オモチャの指輪、大人になってもらったマカロンや靴など色々思いつくけど、物そのものを通して、贈ってくれた人との思い出やその頃の気持ちが物とともに記憶として残っている。
    大人になると、物そのもの以外...続きを読む
  • Presents
    プレゼントに関する短編集
    人からもらうものって姿形のあるものだけじゃなく、姿形のあるプレゼントだったとしてもそれと一緒に愛情とか仲直りしようとする気持ちとかが含まれてるみたいな内容でなるほどねえってなった

    女性が主人公で大体のストーリーが暗いというか現実的でキラキラしてない現状とかから始まるのも角...続きを読む
  • Presents
    友人がプレゼントしてくれた一冊。本を読むのが苦手で、悩んでいた私のことを考えて選んでくれたのだと思う。タイトルとまさに同じ状況で、「私もこんな粋なことができる素敵な女性になりたい!」と思った。

    私は、映画でも観ている途中で最初のほうの話を忘れてしまったりする。この短編小説は、短いからこそ何も忘れな...続きを読む
  • 古事記ゆる神様100図鑑
    イラスト可愛い
    あくまでも図鑑として楽しめる

    小説のように全てのページを読んだわけではないが、こんな神様もいるのかーとペラペラめくるのが楽しい一冊
  • なくしたものたちの国
    出会えて良かった本。読んだ後、ああよかったと思った。物語だけど、分かる、と思うことばかりだった。

    過去に無くして後悔したときの記憶やこれから無くすだろう、無くなるかもしれない、という私自身の不安が、本に触れている間だけでもなぐさめられたように思う。

    不思議な出来事が起こるんだけど、騒ぎ立てず、静...続きを読む
  • Presents
    ハズレなしの短編集でした!
    どの作品も温かさに溢れていて大好きなのですが、特に「名前」と「うに煎餅」が好きです。
  • Presents
    私の大好きな大切な本。表紙が綺麗だからという理由で図書室で手に取りページを開いてとにかくのめり込んだ。文章の無駄のなさ、言葉選びの美しさ、本当に全てが完璧だと思った。何度読んでも美しい。6年たった今でも読み返す。どの話においてもその様子や人の顔、家の中や匂いまで全てが想像出来る。挿絵が抽象的で更に想...続きを読む
  • Presents

    贈り物とは何か。

    贈り物にまつわる短篇集。次に出てくるのはどんな贈り物なのかとわくわくしながら読んだ。描かれているひとつひとつの贈り物はどれもささやかだけど、どれもかけがえがなくてあたたかい。
    ここに出てくる贈り物は実際に手にとることのできる品物でもありながら、それだけじゃない。平凡だけどそれなりに苦しい人生に、そ...続きを読む
  • Presents
    形の有無に関わらず、それによってもたらされた経験そのものがプレゼントの本質なのかもしれないと思った。そもそも人生そのものが両親からのプレゼント。
    後書きの「人は贈るより、つねに贈られる方が多い」に、はっとさせられた。
  • Presents
    家族をしていてやりきれない事やそんな中でも日々の幸せを感じられる時が描かれている。
    まーいっかと曖昧に思うことや後少しだけやってみるかで、上手くいくかは分からないけれども人と暮らすってそういう事かなと思わせられる。
    また、松尾たいこさんの絵がとても素敵な本。
  • Presents
    小中学生の時に表紙と題名に惹かれて買った本。女性が一生のうちにもらうプレゼント(形あるものだけではない)に纏わる短編集。風景の表現が鮮やかかつ分かりやすい、夕焼けに照らされる木々を『金粉をふりかけられたように〜…』って表現したりしている。どの話も良いけどランドセルの話が一番好き。ランドセル貰った当時...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    いつのまにかなくなったもの、というのが、人生にはたくさんある。捨てた記憶はないのに、あんなに大切にしていたものが、なぜ自分の側からなくなってしまったのだろう。
    もの以外にも、いつのまにか離れてしまった友人だとか、別れた恋人だとか、無理やりに忘れることに決めた人とか、記憶とか、たくさんある。なくしたも...続きを読む
  • Presents
    いろいろな、ほんとうにいろいろなプレセントの形。
    あとで考えてみると、自分にとってはとっても大事なプレゼントだったのだろうな、と思い返すような、そんなプレゼントの集まり。すばらしい。
    挿絵もほんわかしていて、とてもいいですね。
    最後のプレゼントは暖かくて、そして悲しい。
  • 部屋が片づかない、家事が回らない、人間関係がうまくいかない 暮らしの「もやもや」整理術
    部屋が片づかない、家事が回らない、人間関係がうまくいかない 暮らしの「もやもや」整理術。松尾たいこ先生の著書。部屋の片付けトラブル、家事トラブル、人間関係トラブルには共通の何かがあることに気づかされました。余計なもやもやは最小限にしたい。
  • 35歳からわたしが輝くために捨てるもの
    星30個つけたい一冊。「努力は基本、報われない」と言われたら、どう感じますか。私は「えっ」と戸惑い、少しだけ安堵します。うまくいかないのは私だけではないんだとの共感です。

    「努力は報われないことが多いのだけど、努力をしているときの自分は、結構かっこいいなって思えるんですよね。だから、もう、それだけ...続きを読む
  • Presents
    この著者の中では一番好きな小説だった。短編集でどれも前向きになれるお話。絵もかわいいし大切な人に贈りたくなる。
  • なくしたものたちの国
    子供の時いつも遊んでいたおもちゃとか大切にしていたもの、一緒に遊んだ動物や友だち、人生のその時そのときに喜怒哀楽を分かちあった大切な人たち…。けれどそういったモノや人達はいつの間にか自分の目の前から無くなってしまっている。それらは、彼らは、何処へいってしまったのだろうか?もう二度と会えないのだろうか...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    とっても良かった。過去作にpresentsという短編集を出されているが、同じぐらいに好きだ。

    presentsと同じように、人が生まれてから死ぬまでに得るもの・無くすものが描かれている。もちろん、タイトル通り、無くしたものにウェイトが置かれている。

    主人公は雉田成子さんという名前で、生き物の声が...続きを読む