四方田犬彦のレビュー一覧
-
かわいいという言葉についての成り立ち、日本語と海外での捉え方の違いなどは興味深いし、かわいいと感じる背景に小ささ、儚さ、弱さなどが含まれることは納得。
ただ、可愛いというのは結局なんなのかはわからぬままで未消化な部分も結構あった。
なんとなくわかるようなわからないような…Posted by ブクログ -
分析は概ね納得のできるものだが一言でいうと隔靴掻痒の感が残る。取りも直さずそれは著書本人があとがきで述べるとおり、自身が「かわいい」圏外に留まり観察者として外から覗く姿勢に終始しているからだろう。よくも悪くも新書サイズの読後感。Posted by ブクログ
-
かわいいの歴史的変遷や、かわいいの対象多様性、ジェンダー間でのかわいいの受け取り方の違いなど、「かわいい」の定義付けは困難を極めるが、それが逆にこれだけかわいいを普及させることになったのかも。Posted by ブクログ
-
最近なんでも「かわいい」という言葉でまとめられていることが気になり読んでみることに。
そもそも「かわいい」の感覚は『枕草子』うつくしきもの に書かれているように平安時代にまでさかのぼるとのこと。
「かわいい」感覚を文化史の視点から分析された本書は、なかなか面白かったです(o^^o)Posted by ブクログ -
ゴダール「映画史」を見るために読んだ本。
しかしあまりに素人過ぎて読んだことが映画鑑賞に全く活かされず。
ただ、これくらい気軽に読めるゴダール本はもっと増えてほしいです。Posted by ブクログ