毛利志生子のレビュー一覧

  • カナリア・ファイル ~金蚕蠱~(スーパーファンタジー文庫)
    潮見さんが挿絵をやっていたから、というだけで買ったのですが、あたりだった(笑)漫画化してほしかったナ
  • 猫まみれの日々 猫小説アンソロジー
    猫の毛皮の仕立てとお直し、猫の妖精のいる小料理屋、猫と人と人の縁結び、猫好きマスターの片思い、猫の家族の物語。注文したコーヒーにちょこんと添えられてきたクッキーのような重くなく邪魔にならず、サクッと美味しいそんな短編たち。泣かせてやるぞ、感動させてやると躍起になっている話がやけに鼻につく昨今の中、脱...続きを読む
  • 風の王国25 抱玉の臣
    シリーズ25

    最初の方の数冊の、
    破天荒でおてんばで朗らかな翠蘭が、

    ここではしっかりと賢く逞しい女性になってて
    驚いた…

    でも行動力と人間力はいつも通り。

    しっかり読みました!

  • 風の王国2 天の玉座
    吐蕃へ嫁にきた翠蘭がお国入りするところから始まります。
    遠い国へ嫁ぐということで不安でいっぱいだった翠蘭も、吐蕃の人々から温かい歓迎を受けてほっと一息。
    しかし、現代からは想像もできないほど他国との文化の違いは明確で、自分の中の常識がどこまで通じるのか、一挙手一投足に神経を張り詰めて、きっと翠蘭はし...続きを読む
  • 風の王国2 天の玉座
    シリーズ2

    3巻の時とは別人のように、
    心細げで、鬱屈した様子の翠蘭

    そりゃあ、異国に嫁いだら、
    風習や食べ物や環境が変わってそうなるよね


    そんな中でもラセルと心を通わせて
    最後は大活躍!

    やっぱり闘ってる姿や、イキイキのびのびしてる方が
    いいなぁ

    そして、この巻があってこその三巻なのだ...続きを読む
  • 外法師 鵺の夜
    人物の相関図がないと、登場人物か多くて難しい…

    10歳の姿のまま成長を止めてしまった外法師、玉穂


    調子がいいチャラけた賀茂道平に
    謎のおっさん、藤原道長
  • 風の王国2 天の玉座
    まさかこうなるとは
    コバルトさんまじパネェっす
    描写は良いが構成に難あり
    懐刀はいつ光った
    今後の展開は
  • 緋色の花嫁
    「ユルめ?の3人がマジで怪奇!!」という帯の文句が趣深い
    どう読んでも主役は2人だが
    この話で1冊になってしまうのがコバルト文庫フォーマットということか
    逆にこれ以上濃くしようないかもしれないが
  • ソルティ・ブラッド ―狭間の火―
    第六感で事件や犯人に巡り合ってしまう二十三歳低身長の刑事アリスと放火事件と吸血鬼と売春。血が無二の食料である者の存在と刑事ものの共存が独特だけれど個性というには弱いかなあ。アリスが特に有能でもないから薄ぼんやりとしていたけれど次第に馴染んだ。アリスには想像もつかなかったという動機に意外性はなかった。
  • ソルティ・ブラッド ―狭間の火―
    新人キャリアの主人公は『オカルト』ちゃんと呼ばれる
    妙な体質を持っていた。

    怪しいものに近寄って巻き込まれてしまうとは
    因果な体質だな、と。
    職業を考えれば大丈夫そうですが。
    始まりの放火事件から、やたらに出会う青年。
    彼は何? という状態でしたが、本人の独白により
    正体が判明するわ、やり口が判明...続きを読む
  • 風の王国27 暁の歌
    自宅(?)へと帰宅し、久しぶりに会う人達。
    『夫』たる人は驚くほどの変化を遂げていて
    乳母をしていてくれた人はいなくなっていて。

    戻ってきてみたら、更なる仕事…というより、采配の山?
    滞っている色々を権限を用いて片づけたらば
    やはり出ました逆恨み、という状態。
    思考回路は可愛らしい(?)としか言い...続きを読む
  • 風の王国26 勝利の時
    そして出兵をお願いして、ただ勝利を待つ日々に。
    もちろんその間、時間を無駄にするわけもなく。
    亡くなってしまった遺体を家族の元へと届ければ
    そこでも問題が持ち上がっていて。

    どこにだって問題はあります。
    むしろ元々周囲の教えから『道を外して』いたわけですし
    そういう人達がごろごろ出てくるのは当然の...続きを読む
  • 風の王国25 抱玉の臣
    兵を出すか否か、借り受けるか否か。
    考える事は多々あるという状態で、王宮内で女性が殺される事件発生。
    そしていなくなった、拾い子。
    彼女は一体何を見たのか。

    怪しい人満載というか何と言うか…。
    地元(?)じゃないので、どれもこれも怪しい限りですが。
    誰を優先させるのか、何をしたいのか。
    もう完全に...続きを読む
  • 風の王国24 王杖の守者
    そうして問題の人物を連れていく説得をしていれば
    今度は息子がその輪に加わる。

    何かもう、大所帯どころではなくなってきていますが
    ちょっと名前と人物がうつろ憶えに。
    しかし息子はどんどんと『大人』になっていっています。
    こういう成長具合を傍から見れる、というのは
    親にとって楽しみでもあり、寂しさでも...続きを読む
  • 風の王国23 山の上の賢者
    花嫁を決めて戻ってきてみれば、また大きくなった息子と娘。
    そして次の仕事の寺院について、またしても旅立つ事に。

    今回は息子付き。
    娘も付いてくる予定でしたけれど、熱のため強制的にお留守番。
    しかし…完全に想像できる『お姫様』になってしまっている娘。
    甘やかしたからなのか、単に負かす事が出来る相手が...続きを読む
  • 風の王国22 春の使者
    やっと『己の娘売りこみ』男がいなくなったと思ったのに
    花嫁選びは難航をするばかり。
    それどころか、あの手この手で優位に立とうとする人達の思考と
    知ってしまった現実が。

    屋敷が古いたら文句を言っていた、付きまとい男がいなくなったのに
    まったくもって進まない花嫁選び。
    ある意味進みましたけど…絞る、と...続きを読む
  • 風の王国21 王太子の花嫁
    約束していた舅との再婚。
    その最中の、思いがけない状態と、花嫁選び、という仕事。
    休まる暇もなく、またしても出かける事に。

    感覚的に、舅と再婚というのは考えもつきませんが
    それはこちらの感覚で、の事。
    所変わらば品変わる、という状態です。
    理由を述べられれば納得はしますが、だからと言って
    従えるか...続きを読む
  • 風の王国1
    読み慣れない単語(漢字)が多く、当初から読書スピードが上がらなかった。
    「まぁ慣れてないからこんなものだろう」とサクサク読み進められないもどかしさは、ひとまずあっちの方に放り投げて読み進めることに。

    けれど読み進めれば進めるほど、違和感は募る。
    「●●には××には」などといった文章的な間違いや、
    ...続きを読む
  • 夜の虹 灰色の幽霊
    オリガはエルツベルガー男爵の屋敷に招かれ、オリガの父は死んだのではなく、失踪ではないかと聞き、真相を探り始める。だが数日後、エルツベルガー男爵が殺されてしまう。

    レオニードいいよ、レオニード!
    今回はわりとレオニードの出番があっておいしい一冊でした。
    レオニード→オリガとなって欲しいですが、この作...続きを読む
  • 夜の虹
    帝政ロシア。不思議な力を少女オリガは、少年の失踪事件の捜査に関わるが、行く先々で現れる訳あり副署長ロジオンに、腹が立つやら調子が狂うやら。ミステリアスロマンス。

    風の王国でもガル好きなので、レオニードのキャラがすてきでした。
    帝政ロシアの設定はめずらしく、予備校でもちょうどこのあたりの歴史をやった...続きを読む