嵐山光三郎のレビュー一覧
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山口瞳の小説を読んだことはない。
だから、僕にとって、エッセイストという印象が強い。
晩年の連載を抜粋したものであるが、
入院したときに、親しい人の死を知るというのは、
なんとも不思議な因縁だな、と思う。
それから、向田邦子に関する記述は興味をそそられる。
なんとも魅力的に描かれているのだから...続きを読むPosted by ブクログ -
古事記の原典にあたっていないので、どの程度、橋本治氏の脚色が入っているか分からないが、それを前提に感想を書きますと・・・・。
天皇制確立後に、天皇制の正当性を確固たるものにするために、書かれたのが古事記だとしたら、兄弟での殺し合い、セックスしまくり、裸踊りと、めちゃくちゃだなあというのが率直な印象...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
いとしい日本列島をスイスイとのし歩こうではないか。
安くておいしく贅沢な快楽旅行虎の巻大系。
[ 目次 ]
第1部 北上編(宇都宮から日光、会津へ 氷見から能登、山中温泉へ 村上から酒田、新庄、盛岡へ 青森から函館、長万部、登別へ ほか)
第2部 南下編(清水から浜松、琵琶湖へ 米子...続きを読むPosted by ブクログ -
山口瞳の手による「男性自身」というコラムがあり、それは31年の長きに渡って週刊新潮に連載されていた名物コラムであった、ということは知っていたけれども、私は週刊誌を全くと言ってよいくらい読まないので、実際に読んだのは、この文庫本が初めてのことだ。身辺雑記に近いものなのに、また、特に劇的なことが何か起こ...続きを読むPosted by ブクログ
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あのころは こちらも現役で 中年風を 吹かせていましたが。。。。
昨今は 繁華街にもご無沙汰です。
銀座 新橋 赤坂 六本木 イーテウオン やら アプクジョンドン シンチョンと元気なあの頃と
あの頃のお友達が懐かしい。。。。
と言っても それほど羽目を外した 記憶がないのが寂しい。
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『文人悪食』の続編。前作で書ききれなかった文豪が登場します。それにしても作家は食に拘る。食は生に通じる。人の生き方への拘りも食への拘りも作家には欠かせない才能なのかも知れない。Posted by ブクログ
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「重松清」が「山口瞳」の傑作コラム50篇を選んだコラム集『山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇』を読みました。
「向田邦子」の随筆や短編小説に惚れ込み、第83回直木賞では「向田邦子」を強く推薦して受賞に至らしめた「山口瞳」(最近読んだ『向田邦子全対談』と『向田邦子ふたたび』の両作品に登場しています)…...続きを読むPosted by ブクログ -
人生で何回も死を間近に感じる体験をした著者が、そのたびに手に取って死について考えた本の紹介。こんなに何回も危険な体験をされていたとは。。
ブックレビューとして読むには、やや不十分な広さ深さか。著者が死についていろいろと考えた断片集というところ。Posted by ブクログ -
とちゅうで、んー?と思うところ(いまいちよくわからないところとか、本当にそうなのか?と思うところとか)があってちょっと読み飛ばしたけど…
「狂気に陥らないために食にはまる」というのは、なるほど〜と思った。
これを読んで、読んでみたくなったのは谷崎と川端。Posted by ブクログ -
ねこ版、奥の細道?
どんなものかと手にとってみたが
なんとなく読み終えた(笑)
それぞれの猫の暮らし
猫句会があって派閥があって色々あって‥どうなるのかなーと思っていたら松島で拾われ乗ってきたトラックにまた松島へ
実はドライバーが、姉が!! と意外な展開に
結局はうまくまとまってラスト(*...続きを読むPosted by ブクログ -
読みごたえがありすぎて、どこから感想を書いていいやら……。
文豪の食生活以外の記述についても豊富。
あと、著者が実際世話になったからか、壇一雄の章の書き方だけ、なんとなく筆跡が柔らかな感じがする。Posted by ブクログ -
1992年の少年少女古典文学館21「東海道中膝栗毛」を元にしてるということは
私が東海道中膝栗毛に触れたのがこの本という可能性あるね。
小学生で読んでたら微妙に違うけど…。
しかし弥次喜多コンビはほんとヒドイ。
しかし人気でて21年も旅してたとはすごい。
作者の名を語らせてメタな構造にしてるの、先駆...続きを読むPosted by ブクログ -
『人妻魂』を読んだ事があった。
この本の中にもそちらでも日本の文豪らの妻やら愛人やらだのの話が描かれていてすさまじいなと思ったものだ。
だれそれの妻に横恋慕しとか離婚再婚。
狭い中での恋愛模様に些か驚いた。
作家というのは文章でも絵でも狂気と正気を行ったりきたりしているのかもしれない。Posted by ブクログ