林道義のレビュー一覧

  • 心のしくみを探る ユング心理学入門Ⅱ
    [ 内容 ]
    「意識とは無意識という海に浮かぶ島のようなもの」である。
    本書は、ユング心理学の基本概念をもとに、無意識と意識がいかに関わり、人の心が成り立っているのかを解説している。
    「心が発達するプロセスとは」(太母と英雄)、「人の性格はどのように分類できるか」(タイプ論)、「女性的な心と男性的な...続きを読む
  • 父性の復権
    母性の復権と同様に その 必要性とあり方を 教えてくれる本です。 現代社会に 決して 過言ではなく 正に欠け過ぎている部分を 訓練するならば 補える事を教えてくれます。
  • 父性の復権
    非常に納得できる点もあるが、これが本当に正しいことなのかは疑問である。

    事実として観測されていることは、多くは真実だと思う。しかし、それを一般化して、「父性の強かった時代に戻ろう」というのは、あまりにも単純な思考であると思う。

    ただ、本書で記載されていること、例えば父性が弱まった結果、不登校が多...続きを読む
  • 父性の復権
    規則規律について説教を受けているようなところもあって、気が引き締まる思い。昔はこのようなことを言われるような機会があったんだろうな。「子供は親の背中をみて育つ」と言われるがそれは逃げ。子供の方と向き合う。また、まず妻として夫を尊敬しなければいけない。
  • 父性の復権
    今に忘れられた男と女の違いをはっきりと説く反動性は潔いものだ。男の「構成力」についての言及や、権威主義的パーソナリティーの考察は十分に読みどころがある。戦中派云々については少々雑な記述が目立った。
  • 無意識への扉をひらく ユング心理学入門I
    ユングやフロイトなどの名前は知っていたが、まったく心理学の知識がないまま読んでみた。
    非常に面白かった。
    ユングのバックボーン、フロイトとの関係性等がわかって、どうやって「無意識」などの考えにたどり着いたのかが分かり興味深かった。
  • 無意識への扉をひらく ユング心理学入門I
    [ 内容 ]
    「無意識」「コンプレックス」「元型」…。
    目には見えない「心」の領域に、新たな学問の地平を切り開いたユング。
    しかし、その複雑多彩な思想を、言葉の定義だけで理解することは難しい。
    本書では、「心・魂・精神の違いは?」「自我はどれくらい意識的か?」「夢とシンボルの関係は?」など、様々な概...続きを読む
  • 父性の復権
    [ 内容 ]
    父の役割は家族を統合し、理念を掲げ、文化を伝え、社会のルールを教えることにある。この役割が失われると子どもは判断の基準、行動の原理を身につける機会を逸してしまう。
    いじめや不登校が起こり、利己的な人間、無気力な人間が増えるのもこの延長線上にある。
    独善的な権威を持って君臨する家父長では...続きを読む
  • 家族を蔑む人々 フェミニズムへの理論的批判
    タイトル通りフェミニズムへの理論的批判が詰まった本である。
    今、巷を賑わせている「フェミニズム」に対して、それはまやかしの議論に基づいて構築されていると断罪し、真っ向から論理的に批判している。それと同時に、「フェミニズム」を標榜している人々の真の目的を読み解き、その裏側に潜む危険性を高らかに警鐘して...続きを読む
  • 父性の復権
    父性とは何か?ということを学びたいと思い購入しました。
    「多様性」と言われると、こちらの視野が狭いと思いがちですが、そこに「品性」「倫理」「規則」といったものがないとみっともないんだと教えてもらいました。
    みっともない、という感情がなくなりかけているのかもしれません。
  • 心の不思議を解き明かす ユング心理学入門Ⅲ
    シリーズ最終巻。本書では、著者自身のユング理解が積極的に語られています。

    まず、神経症と失調症について、ユング心理学の立場からの解説がおこなわれています。また、人間が無意識の中にある対立を生かしつつ統合して成長を遂げていくという、著者自身の主張がくわしく語られています。

    ただ、こうした解説にはど...続きを読む
  • 無意識への扉をひらく ユング心理学入門I
    ユング心理学の入門書です。語り下ろしなので、たいへん読みやすい内容になっています。

    著者は、ユングの「自我」についてこれまで十分に理解されてこなかったことを嘆いており、本書では著者自身の解釈が盛り込まれています。

    また、世界各地の神話から「元型」の存在を推察したユングの発想を、伝播説と対立するも...続きを読む
  • 心のしくみを探る ユング心理学入門Ⅱ
    「影」「太母」「英雄」「トリックスター」、あるいは「アニマ」と「アニムス」といった、よく知られたユングの心的イメージのタイプについて解説しています。また、それに基づいた性格の分類についても説明されています。

    本書の後半では、ユングが入れ込んだ曼陀羅について、ユング自身が描いたものの図版とともに紹介...続きを読む
  • 父性の復権
    哲学の授業の教授のお薦め。
    で読破後に、先生がお薦めしてくださったのはこちらの姉妹版(?)「母性の復権」であったことが発覚。ギャ。
    「父」の作り方。
    お父さんにも読んで欲しい、妻であるお母さんにも読んでほしい。父嫌いの娘さんによんでほしい。もうすぐパパにあるそこの若造に読んでほしい。
    ベイビ...続きを読む
  • 父性の復権
    父性≠父親が必ずしももっているもの
    という考え方をもとに、育児における父性の重要さを説明している。

    規律を教えることの大切さ。共感だけではいけない。
    今の若者の「無気力さ」も父性が欠けていることが関係しているのではないか。

    終戦で価値観の変容を求められて、権威から離れようという意識がおこって、そ...続きを読む
  • 母性崩壊
    女性を応援する有識者の方々にも色んな考えがあることを知りました。偏りたくはないけど、私は概ねこの著者の言うことにうなづけました。自分の中にある母性を客観視させてもらったような感じがして面白かったです。
  • 心のしくみを探る ユング心理学入門Ⅱ
    自分のサイトのネタの為に買った一冊。
    わかる方にはニヤリとする内容です。
    純粋に、心理学の本としても楽しめます。