父性の復権

父性の復権

814円 (税込)

4pt

3.8

父の役割は家族を統合し、理念を掲げ、文化を伝え、社会のルールを教えることにある。この役割が失われると子どもは判断の基準、行動の原理を身につける機会を逸してしまう。いじめや不登校が起こり、利己的な人間、無気力な人間が増えるのもこの延長線上にある。独善的な権威を持って君臨する家父長ではなく、健全な権威を備えた父が必要だ。父性の誕生とその役割を家族の発生と社会の形成との関連から検証し、父性の条件を探る。

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父性の復権 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    母性の復権と同様に その 必要性とあり方を 教えてくれる本です。 現代社会に 決して 過言ではなく 正に欠け過ぎている部分を 訓練するならば 補える事を教えてくれます。

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    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    非常に納得できる点もあるが、これが本当に正しいことなのかは疑問である。

    事実として観測されていることは、多くは真実だと思う。しかし、それを一般化して、「父性の強かった時代に戻ろう」というのは、あまりにも単純な思考であると思う。

    ただ、本書で記載されていること、例えば父性が弱まった結果、不登校が多

    0
    2021年06月09日

    Posted by ブクログ

    規則規律について説教を受けているようなところもあって、気が引き締まる思い。昔はこのようなことを言われるような機会があったんだろうな。「子供は親の背中をみて育つ」と言われるがそれは逃げ。子供の方と向き合う。また、まず妻として夫を尊敬しなければいけない。

    0
    2017年12月22日

    Posted by ブクログ

    今に忘れられた男と女の違いをはっきりと説く反動性は潔いものだ。男の「構成力」についての言及や、権威主義的パーソナリティーの考察は十分に読みどころがある。戦中派云々については少々雑な記述が目立った。

    0
    2015年06月16日

    Posted by ブクログ

    父性とは何か?ということを学びたいと思い購入しました。
    「多様性」と言われると、こちらの視野が狭いと思いがちですが、そこに「品性」「倫理」「規則」といったものがないとみっともないんだと教えてもらいました。
    みっともない、という感情がなくなりかけているのかもしれません。

    0
    2023年08月21日

    Posted by ブクログ

    哲学の授業の教授のお薦め。
    で読破後に、先生がお薦めしてくださったのはこちらの姉妹版(?)「母性の復権」であったことが発覚。ギャ。
    「父」の作り方。
    お父さんにも読んで欲しい、妻であるお母さんにも読んでほしい。父嫌いの娘さんによんでほしい。もうすぐパパにあるそこの若造に読んでほしい。
    ベイビ

    0
    2014年03月26日

    Posted by ブクログ

    父性≠父親が必ずしももっているもの
    という考え方をもとに、育児における父性の重要さを説明している。

    規律を教えることの大切さ。共感だけではいけない。
    今の若者の「無気力さ」も父性が欠けていることが関係しているのではないか。

    終戦で価値観の変容を求められて、権威から離れようという意識がおこって、そ

    0
    2012年09月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    父の役割は家族を統合し、理念を掲げ、文化を伝え、社会のルールを教えることにある。この役割が失われると子どもは判断の基準、行動の原理を身につける機会を逸してしまう。
    いじめや不登校が起こり、利己的な人間、無気力な人間が増えるのもこの延長線上にある。
    独善的な権威を持って君臨する家父長では

    0
    2011年03月31日

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