新井素子のレビュー一覧

  • ひとめあなたに…
    「滅びの前のシャングリラ」の対談で知ってから読みたいと思ってました。
    古い本だから本屋では見つからないかなーと思ってたら、重版かかったみたいでよかった。
    ストーリーは無理よりの無理だろ、みたいなとこあるけど、大事なのはそこではない。
    独特の文体が苦手でなければ、ぜひ読んでください。
  • 二分割幽霊綺譚
    NHKか東京FMか忘れますが、ラジオドラマで聴いたのが先だと思います。
    ラジオドラマが面白かったです。
    本が出ていたので買って読みました。
    ラジオドラマの声を思い出しながら読みました。
  • グリーン・レクイエム 新装版
    ネットで、彼女の自宅本棚やぬいぐるみの保管に関する記事を読み、チャーミングな人だなあ…と思い今更ながら、初期の有名作を選んで初めて新井作品を読んでみた。
    3つの作品が入っていたが、どれも素晴らしいし面白い。18から20歳くらいの間に書いたものというのがよくわかる、いちいち大きな「全世界」を引き合いに...続きを読む
  • 今はもういないあたしへ…

    独特な

    独特な表現。だからはまるのかもしれません。想像=創造。新井素子さんは未来からきた異星人かも。と本気で思ってしまいます。
  • 絶対猫から動かない 上
    子供のころよく読んだ新井素子さん、久しぶり。
    そうそう、こんな感じやっぱり面白い。
    SFというか若干ホラーな感じだけど…新井素子さんの文体なんで、怖さも大丈夫。
  • 今はもういないあたしへ…

    すごい想像力だ

    ネプチューン。
    場の設定が好き。
    この作者のこういう世界観、そこへ連れてってもらう心地良さと緊張感が好き。
    子供の頃からのファンです。

    最近話題のスピ界の人、この博士から名前を取ったのかな?


    もうひとつの作品は、
    実験的な小説でした。
    自我は何か?
    脳か、霊か、肉体か?
    ...続きを読む
  • グリーン・レクイエム 新装版

    音がないのに響き渡る感じ

    優しくて、物言わない筈の植物に人間と語れるだけの身体が備わり、そこからの物語り。

    昭和的な男性像であるものの、ヒロインを想うヒーローの言動には共感できる。

  • 影絵の街にて
    未収録作と初文庫化作を中心とした短篇集。
    「チグリスとユーフラテス」外伝が読みたくて購入。
    そろそろ、素子さんの長編SFが読みたい。
    そして、あとがき、解説が面白かった。
  • ゆっくり十まで

    楽しい

    続きを考えたくなるような終わり方のショートショート。
    意外性の連続でとても楽しめました。
    どの話も印象深いのですが、視点を変えて見える世界が天才的な描かれた方で、人間にとっての解釈と他の生物にとってのそれの違いなどは小気味良さすら感じました。
  • ゆっくり十まで

    「書標」のおすすめ通りでした

    「かつて少女小説ではじめて新井素子さんの衝撃に出会った方にはより楽しい再体験ができる一冊」は嘘じゃなかった。あとがきのいつものセリフさえ愛おしい。コバルト文庫の頃のファンに、「吾妻ひでお」のキャラだった新井素子をご存じの方に、おすすめです。
  • 緑幻想 グリーン・レクイエム2

    やはり良かった

    30年くらい前の学生時代に読んだことのある本です。グリーンレクイエムの新装版が出て、続編の緑幻想も読みたくなり購入しました。
    なんだか唯一無二の不思議な物語で、世界観がすごく好きです。おそらくハッピーエンドなのだと思いますが、僕はなんとなく切ない気持ちになります。これでまたしばらくは、植物を観ると...続きを読む
  • 星へ行く船

    懐かしい

    今日(8月8日)、素子先生のお誕生日ということで、何か読みたいと思いました。
    この漫画はシリーズ化しなかったのですね。
    2巻以降、たしかにちょっとエグいですものね。
    しかも、内容が洒落にならないほどリアルですし。

    子供の頃、毎日毎日読んでいました。
    自分に人に見えないものが見えたから、ラビリンスと...続きを読む
  • 未来へ……上
     すごく久しぶりの新井素子。上下巻あわせて。やっぱり読みやすくて面白い。
     いまの主人公が必死で怖いけれど、菜苗のキャラがゆるいので中和してくれている。それにしても、異常な状態になってしまっているのはわかるが、昔の主人公もいまの主人公も、菜苗を見てあげて……と言いたくなる。
     途中で、このお話、終わ...続きを読む
  • ひとめあなたに…
    初めて読んだのは40年近く前ですが、何年経っても何度読んでも大好きな作品です。
    あまりにこの本が好きすぎて、練馬から本と同じルートで鎌倉に連れて行ってもらったことがあるくらいです。バイクではなく車ででしたけど。
    SFかと問われると返答に困りますが、ラブストーリーとしても人間ドラマとしてもおすすめでき...続きを読む
  • グリーン・レクイエム

    切なさと愛おしさと

    この作品には敬意を表します。
    緑…命の源についての想像力が素晴らしいです。
    女の子の強がりと優しさ、本物の冒険も、一人称の作品ゆえにより引き込まれました。
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

    短編集というよりは

    前書きがこの作品集の価値を大変高めている。
    ショートショート集としては面白い作品ばかり ということではないが、AIの発達した世界の悲喜劇 このようなことはきっと起こりそうだな と考えさせるところにこの本の値打ちがあると思う。
    SFと科学はお互いに刺激を受けあい手をたずさえて発展してきたのだから。
  • SF JACK
    SF短編集。どの話も結構面白かった。おすすめ。
    宮部みゆきさんの「さよならの儀式」とか、ほろっとする。
    個人的には、完全ヴァーチャルの世界で生きる人間たちを描いた山本弘氏の「リアリストたち」が好きかな。それと独特の一人称の形式で書かれた新井素子さんの「あの懐かしい蝉の声は」も良かった。。
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集
    内容からしてこのタイトルは間違っている。「人工知能の見る夢」ではなく、「人工知能へ抱く夢」つまり主語は人間であってしかるべき。おっと。誤解を招いてはいけない。これはいい意味でのつっこみ。中味は本当に夢があって喜怒哀楽多彩、ワクワク感ハンパない。
  • 猫ミス!
    新井素子さんと小松エメルさん目当てで買いましたが、どなたも面白くて買ってよかった!
    ただ、推理を期待する方は物足りないかもです。「猫どろぼう猫」「オッドアイ」の風味が味わい深く好みでした。
  • 未来へ……上
    16年前に娘を事故で亡くした母親が、「夢」を通じて過去の世界で娘を事故から守るお話。
    新井素子さんらしい空間演出が見事に描かれていて、「あぁ、子供を亡くすとこういうこともあるんだろなぁ」って考えてしまいます。