千田嘉博のレビュー一覧

  • 戦国時代を変えた合戦と城 桶狭間合戦から大坂の陣まで

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    城郭考古学者の千田さんと歴史学者の平山さん、メディアでもよく見かけるお2人の対談。戦国を通してみるならということで家康が関わった桶狭間合戦と大高城、今川攻めの徳川方諸城、見付城と浜松城、三方原合戦、長篠合戦、天正壬午の乱、小牧長久手合戦それぞれの関連諸城、駿府城、江戸城、家康の天下普請の城、関ヶ原合戦、大坂の陣関連諸城について、それぞれのテーマで2時間以上話し、それを編集者がコンパクトにまとめたもの。ただそれでもボリューミー。
    2人の書いたものとか講話とかを知っていたらあまり歴史観が覆るというようなものはないけど、違う方法の専門家が同じテーマに取り組むとこれだけのことがわかるんだなと勉強になる

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    2025年02月19日
  • 戦国時代を変えた合戦と城 桶狭間合戦から大坂の陣まで

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    戦国史に関してTVでおなじみの千田先生と平山先生による書。時代の変遷による城郭の進化もよくわかります。そして城郭研究には考古学的視点も必要なのだと感じました。現地に赴きよくよく地形を調べることで当時の痕跡を知ることができます。また、近年では航空機を使用したデジタルスキャンにより地形の詳細もわかり、新たな発見もあります。今後の研究による新説も楽しみです。

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    2024年11月27日
  • 歴史を読み解く城歩き

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    もともとコラムの連載だったこともあり、一つひとつの城に関する説明は短いが、エッセンスがぎっしり詰まっているように感じた。入門書ではなく相当レベル高い内容だと思う。城の復元のあり方への考察については、大変勉強になった。何よりも、行ってみたいお城やまた行きたいお城が増えた。

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    2023年01月29日
  • 城郭考古学の冒険

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    城郭考古学の第一人者、千田嘉博氏による城郭研究に関する入門書的な内容。大阪城や江戸城等の有名な城郭から地方の中世城郭までとにかく分かりやすく解説しています。何と言っても、著者の城郭考古学者としての矜持が強く感じられる内容であり、読み応えがあります。

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    2022年09月24日
  • 城郭考古学の冒険

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    NHKで戦国時代の城郭の解説には必ず出演される著者の贅沢な作品。
    旅先の城を見る程度の城ファンの私でも、読み始めると止まらないぐらい面白く幅広い。

    研究者としてだけでなく、著者の城郭への愛が溢れ、知的好奇心を刺激してくれる。
    入門編にとどまらず、海外との比較もあり、この著者の研究範囲の広さに驚きでもあった。今後も、城郭というワードが出てくるテレビ番組にはこの著者が当面活躍されるだろう。

    著者は知識を楽しそうに語っている著者の風景が目に浮かびつつ、日本史好きは勿論、城っていいなと思った程度の人でも楽しめる城(郭)入門書である。
    城郭のためだけの旅行もやってみたくなる悪魔の書でもある(笑)

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    2022年03月15日
  • 新説戦乱の日本史

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    日本の歴史
    教科書にまとめたものは綺麗に繕ったもの。
    しかし纏まるまでには幾つもの見解と事実があった。

    古すぎて調べようがないこともある。
    こうだと決めつけてかかる人。こうだったら良いとばかりに美談にする人。
    それで現在の歴史知識が出来上がっている。

    この本には当時は調べきれなかったことや、新しく発見された事実などから、歴史的事項を再度検証している。
    大化の改新辺りのところはなんとも古すぎて繋がるのは大変だったと思う。

    サラッと過ぎていた歴史的な出来事の新しい発見とエピソードや裏話。
    読みやすくまとまっている。

    乃木将軍の二百三高地攻略は深い。
    人柄だろう天皇からも愛され同期からも敬愛

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    2022年01月24日
  • 城郭考古学の冒険

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    あ〜こんな楽しい学問が有ると知っていたらその道に進んでいたのに!と思えるほど「お城」の見方が大きく変わります。そして「お城」を見に行きたいと思える本です。

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    2021年07月15日
  • 城郭考古学の冒険

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    文献のみでなく現地の調査など多角的に城を研究する城郭考古学、その魅力を余す所なく伝える良著。

    古代の遺跡に比べて発掘調査の軽視されてきた城の調査。レーザー測量などの技術も活用しようやく進展し始めた城郭考古学。客観的な証拠の数々により従来の通説を覆す可能性も秘めている。

    織田信長の城。家臣との関係が同盟的なものから次第に権力を集中させる過程が家臣の屋敷跡から明かされる。豊臣秀次が行った聚楽第の要塞化の痕跡。秀次謀反の企ての大きさ、処罰の厳しさなど謎が繋がる。

    日本だけに留まらず、世界の城との比較も含め、包括的に城郭考古学を紹介した作品。

    また城についての研究では実際に現地を訪れ、攻める立

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    2021年05月07日
  • 城郭考古学の冒険

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    城郭研究者の第一人者が古今東西の城について比較解説してくれる本。

    特に海外の城との比較が興味深い。

    最近宇陀松山城のあたりにも行ったが、このような城がたくさん築かれた戦国時代って本当に大変な時代だったんだなと思う。

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    2021年04月17日
  • 城郭考古学の冒険

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    千田先生の城郭研究に対する熱意と覚悟を感じた一冊。海外の城との比較についての章において日本の城郭研究の意義を知った。文化財保護とその活用についての考察など姿勢を正して改めて考えるべき問題点が山積みであることもわかった。

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    2021年03月28日
  • 真田丸の謎 戦国時代を「城」で読み解く

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    ネタバレ

    真田丸が丸馬出しじゃ無かった!大阪城の弱点をカバーするための存在でも無かった!さすが最新の研究成果。
    そして、真田丸を築いた真田信繁から父昌幸、そして武田へと築城法を辿りつつ、織豊期に全盛期を迎える日本の城郭史へ。
    「城郭考古学の範疇を軍事史の範疇に留めてはいけない」
    「城の構造や空間構成を把握することで、そうした城を生み出した社会と権力の構造を読み解いて、物質資料から城の時代を解明することこそ重要」
    まさに。まさに。
    そして、小牧山城の構造、性質から、信長の権力構造の変化を推察しているが、なるほどと。

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    2018年10月14日
  • 真田丸の謎 戦国時代を「城」で読み解く

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    ネタバレ

    大河ドラマ「真田丸」を楽しむために是非お勧めしたい、読みやすい学術書です。まず真田丸が大坂城の丸馬出しとして、城に接続していたという従来の説を信じていた、私しの様なひとにお勧めします。千田氏の説によれば、真田丸は完全に大坂城とは独立した出城であった。信繁(幸村)が徳川軍を打ち破るために周到に選んだ土地に、鉄砲戦が主力となるため二層の塀に銃眼を開け、櫓を要所にたて、武者走りによって移動を行うことを可能にしていた。出城に籠城することは信繁が自らを的として徳川の大軍に対峙することであり、丸馬出で迎撃するのとは随分と信繁の戦術も違って来る…
     次にお勧めする点は、信繁の真田丸築城の原点が、信州にあると

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    2016年01月15日
  • 信長の城

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     本書はお城巡りをしている方は、直ぐに読むことをお薦めします。またこれからお城巡りをする方には先ず読んでからお城巡りを、と何れにしても本書は織田信長が近世城郭〈石垣や瓦を使用したという定義とは違い、城主と家臣の館を並立的では無く、天守閣を中心とした権威を象徴する求心的な構造を持つ城と城下町〉を創築したことを、信長誕生の城から安土城までを、発掘調査や文字史料などで丁寧に解説されています。
     今後は安土城に先立ち150メートルの直接的な大手道を持つ小牧山城や、安土城の天主閣に使用された懸け造りが見られる福山城、戦国期拠点城郭であった吉田郡山城や置塩城などの登城がより楽しみになりました。

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    2015年07月08日
  • 戦国時代を変えた合戦と城 桶狭間合戦から大坂の陣まで

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    東海地方に住む私にとって、身近な城や合戦が多く、城の知識についても学べ、城跡巡りの参考になる本だった。

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    2024年10月30日
  • 城郭考古学の冒険

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    読み切ることを一旦断念しました。お城は好きですが、鑑賞することが好きで、お城の詳しい構造などは知らず、想像が出来なかったため文章が頭に入ってきませんでした。写真とかで解説してある初歩的な本を読み再読したいと思う。
    城郭考古学の第一人者である千田先生の著書。著書からいろいろな話を引用され1冊にまとめられているため、同じ話が複数回出てくることもある。
    城郭考古学とは、城を復元することとは、領主と家臣の関係性が顕著にわかる織田信長以降の城郭構造、城から見る光秀の考え方、聚楽第跡からわかる豊臣秀次の謀反計画、豊臣秀吉の本拠地など、興味深い話が多く、城の遺構、城郭の構造、資料などから武将の思惑や事件の新

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    2024年07月02日
  • 千田嘉博と春風亭昇太が攻める 最強の山城! 関東編

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    攻める足軽の気持ちになって山城を攻める。山城マニアの二人の息の合ったテンポ良い対談。続編希望。

    一部「東京人」に掲載されたもの。たまたま職場の近くの城跡が掲載されていたのが嬉しい。北条、上杉、武田の争いの舞台だった関東地方。石垣を使わない土塁と空堀。
    強者どもの夢の跡が楽しめる。

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    2023年11月29日
  • 城郭考古学の冒険

    購入済み

    城めぐりファン必読

    テレビ出演が多い筆者のため、すでに知り得た情報は少なくない。それでも体系的に整理されているのでより理解が深まった。山城ファンとしては共感できるところが多く、今後ますます存在感を高めて頂き遺構発掘、保全に貢献されることを期待したい。

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    2023年10月05日
  • 歴史を読み解く城歩き

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    文字のある時代は歴史、文字のない時代が考古学という縦割りの発想は時代遅れになっている。文字のあるい時代の建物等も考古学による発掘調査で新たな発見がなされている。勿論、考古学だけで完結するものではない。発掘調査、絵図・地図、文字史料など分野横断的に「城」を資料として歴史を研究する城郭考古学を提唱している。

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    2023年07月21日
  • 城郭考古学の冒険

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    城の魅力を語る新書。戦国時代までの城と近世の城は印象が異なる。しかし、石垣や天守閣などの外形で区分することは本質を掴めない。近世の城は大名が頂点となり、家臣に君臨した。織田信長が天主に居住した安土城が典型である。戦国時代までの城も大名が中心であるが、家臣との連合政権の色彩があった。本丸と有力家臣の曲輪が併存していた。信長の城の形は豊臣秀吉に継承され、全ての大名が秀吉の家臣になり、全国に展開された。

    これは世界の城と比べた日本の異質性になる。ヨーロッパでも中国でも中東でも城は町を守るものであった。日本で町を守る城郭は小田原城総構えなど例外的である。支配者だけが守られれば良いという日本社会の後進

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    2023年05月22日
  • 歴史を読み解く城歩き

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    千田先生の朝日新聞で書いたコラムをまとめた本なのですが、元々のコラムがそれほど分量が無いものなので一つ一つの城の記述が物足りないし、城によっては城の話ではなく城にまつわる歴史秘話になっているものもあって。各城についてボリューム10倍にした拡大版が欲しいかも。
    そんな中でも最近よく主張されているバリアフリーの充実、海外との比較、歴史を踏まえた復元はちゃんと書かれていて、千田先生らしさは失われてない本になってました。

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    2023年01月26日