保阪正康のレビュー一覧
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戦後70年の広島に原爆が投下された日に読み終えた。まさに「あの戦争は何だったのか」。目的もあいまいなままに突き進んだ。著者は、あの戦争は、今も日本人にとっての反面教師となると記している。戦後に生まれた日本人は同じ轍を踏まぬようにしなければならない。黙祷。Posted by ブクログ
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ナショナリズム=愛国心は、愛郷心のようなかたちで本来誰にでもあるものだ。が、権力と結びついているナショナリズムというものがあり、それが意図的に前者のナショナリズムを扇動し、政治的に利用しようとする構図がある。それがタイトルにある、日中韓でいま相互不信をかりたてているナショナリズムの正体だ。それぞれの...続きを読むPosted by ブクログ
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日本包囲網で石油が2年しか持たないのは、海軍によって作られたプロパガンダだった。
始める必然はあったが、収拾することを誰もプランニングしていなかった。
2005年、戦後60年で書かれた本。Posted by ブクログ -
日本の領土問題のポイントを知るには手軽な本。外務省官僚らしく、どちらにも片寄らない引用はさすが!放置したらどんどん悪化する領土問題、、、北方領土返還のチャンスがこんなに沢山あったなんて、、、Posted by ブクログ
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今回の総選挙での自民党からの圧力、秘密保護法施行と、まさに戦前回帰している今だからこそ、知っておくべき内容。どこで踏みとどまらなければならないのか、今こそ学び考えましょう。Posted by ブクログ
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一番身近な時代でもあるはずなのに、戦国時代や幕末などメジャーな時代以上に資料も揃っているはずなのになかなかその真相がわからない『昭和』。
正直、学生時代から自分が生きている時代であった昭和については関心が持てなかった。
歴史の授業でも最後の最後に飛ばすくらいで終わっていた時代。
今思うと、あえて飛ば...続きを読むPosted by ブクログ -
一番身近な時代でもあるはずなのに、戦国時代や幕末などメジャーな時代以上に資料も揃っているはずなのになかなかその真相がわからない『昭和』。
正直、学生時代から自分が生きている時代であった昭和については関心が持てなかった。
歴史の授業でも最後の最後に飛ばすくらいで終わっていた時代。
今思うと、あえて飛ば...続きを読むPosted by ブクログ -
今の記者のレベルがひどい点。◆新聞は戦争で儲かること。◆◆明治期の新聞は、旧幕臣がメインで、そのため政権に批判的だったなど。◆これは括目。◆◆毎日新聞西部本社版の終戦日の白紙紙面のこと。Posted by ブクログ
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北方領土、竹島、尖閣諸島と日本が隣国と領有権を争っている領土の歴史的経緯に詳しく参考になった。ただ読後感は何となくすっきりしない。本書で3つの地域とも’暴力で奪い取った’ものではないことは明らかにされたが、編入手続きに若干の不備があったり、外交交渉でうまいことやり籠められたりして、正々堂々と日本固有...続きを読むPosted by ブクログ
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日本がまともな戦略を持たないことを痛感させられる。
諸外国の一般人は、日本人に対するイメージを第二次大戦までほとんど持たなかった。日本人イメージが確立したのが第二次大戦であり、そこには真珠湾と英捕虜の処遇などが大きく影響し、それは現代までつながっている。
一方、独伊が日本の利用法に対して持っていた方...続きを読むPosted by ブクログ