藤沢周平のレビュー一覧
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初めて読んだのが高校生ぐらいだったので、もう30年ぐらい経ちますが、何十回読んでも何かしら必ず「気付き」が有り、「どうやったら、こんなに素晴らしい作品が書けるのか……」と毎回読後、至福のため息をついています。
昔々、NHKのドラマで『腕におぼえあり』と云う作品になったのですが、その時の配役も素晴ら...続きを読む -
叔父のやんちゃ娘おちえを賊から救いだしたことで登とおちえは急接近。獄医の胸きゅん青春物語としてもすがすがしく読めます。周りが罪人だらけなのに殺伐とした雰囲気はそれほど感じさせず、軽い連作ものになっているところが職人芸か。Posted by ブクログ
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牢獄に務める医師という設定も奇抜ですが、医師にして起倒流柔術使いで、牢に送り込まれてくる罪人が関わる未解決事件に首を突っ込んだりと、職務逸脱ぶりも江戸時代だからありそうな感じでなかなかにおもしろい。下宿先の叔父のやんちゃな娘との関係も気になりつつ、エンターテイメントに徹した第2集に続く。Posted by ブクログ
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主人公の立花登は、江戸小伝馬町の牢獄に勤める青年医師。
柔術の達人でもある。
居候先の叔父夫婦の一人娘おちえは、現代風のバカ娘。
主人公とおちえの今後の展開に目が離せない。Posted by ブクログ -
全巻を通してとても面白くこの巻で
最後かと思うと残念。
キラキラ輝いた青春の日々は終わりを告げ
最後にそれぞれの大人の道を歩んで行く事を
自覚する登。
おちえとの最後はちょっと切なく甘い。Posted by ブクログ -
一作目と同じく主人公の爽やかさと
牢獄で起きる人間模様が正反対であり
ながらも甘酸っぱい恋や青春を堪能できる。
友人の失踪事件も最後まで物語を引っ張る。Posted by ブクログ