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Posted by ブクログ 2024年04月01日
これはおもしろい。短編ものとしてもおもしろかったが、次第に赤穂浪士と吉良の対立という一筋の話が見えてき始め、又八郎の国元のお家騒動も展開を見せていくので、徐々にページを捲る手がはやまっていった。キャラクターもそれぞれがたっていたのが、さらに良い。
さて、二つの大きな筋の話が完結したあと、さらにどう話...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月12日
拙者、還暦直前でございますが、この歳になって生まれてはじめて藤沢周平さんの作品を手に取りました。そしていま最初の作品、「用心棒日月抄・犬を飼う女」を読み終わったところです。
率直にいって『もっと早くに出会いたかった!』
この作品はもちろん、今後も藤沢周平さんの作品を読み進めようと思います。(20...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月21日
コロナ禍で、仕事と子育てだけの日々が続くなか、
現実逃避がしたく、昔の日本を味わいたいと思い、この本を読むようになりました。
江戸の生活や季節が細やかに表現されて、読むだけでその時代に行ける感じがし、とても満足です。
4作シリーズになっており、繰り返し読んでは、江戸に逃避した気分を味わっています...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月02日
クマさんにお勧め頂いた本作
読み始める前にシリーズ物と知り早まったかなと思いました
早まってなかったです!
連作短編という形態がテレビ時代劇感にあふれていて好きなやつでした
そして縦軸に日本人に馴染み深い赤穂浪士のもってくる仕掛けがエグい
そして関わりの程度がちょうどいい深さなんよね
赤穂浪士の...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月22日
江戸での浪人暮らしの糊口をしのぐため、主人公・又八郎が口入屋で紹介される用心棒にまつわる連作短編。時は元禄、又八郎の身辺から遠い所で浅野内匠頭の刃傷事件が起こる。しかし、用心棒を引き受けていくうちに、だんだんと赤穂事件の核心に吸い込まれるように近付いていく様がドラマチックに描かれる。口入屋で偶然会っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月12日
NHKの金曜時代劇『腕におぼえあり』(1992年)の原作本です。ドラマをみて本を手にとり、藤沢周平さんの作品に出会いました。本を読みながら頭の中でシーンが再現され、原作の描写に忠実につくってある場面の多いことに驚きました。
藤沢周平さんの文章が醸し出す情景の優しさや美しさ、楽しさ、緊迫の空気、どれも...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月13日
久々の藤沢周平作品。
私の時代小説好きのきっかけは「蝉しぐれ」です。
今作は、とある事件から脱藩することとなり、江戸で用心棒ぐらしをする浪人、又八郎の連作短編集。繋がっていないように見えて、赤穂浪士討ち入りの動きも見えてくるという構成。
用心棒の又八郎、めっぽう強くて惚れぼれする。
藤沢周平さ...続きを読む
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