たそがれ清兵衛

たそがれ清兵衛

616円 (税込)

3pt

下城の太鼓が鳴ると、いそいそと家路を急ぐ、人呼んで「たそがれ清兵衛」。領内を二分する抗争をよそに、病弱な妻とひっそり暮らしてはきたものの、お家の一大事とあっては、秘めた剣が黙っちゃいない。表題作のほか、「ごますり甚内」「ど忘れ万六」「だんまり弥助」「日和見与次郎」等、その風体性格ゆえに、ふだんは侮られがちな侍たちの意外な活躍を描く、痛快で情味あふれる異色連作全八編。

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たそがれ清兵衛 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年03月25日

    始めて藤沢周平さんの作品を読みました。
    どれも勧善懲悪で読んでいて気持ちが良いものでした。
    特にそれぞれの短編ごとの作品名が好きです。音の響きが良いです。「たそがれ清兵衛」や「ごますり甚内」、「日和見与次郎」など、このように呼ばれている主人公たちが物語の中でどのように活躍するのか、読む前からわくわく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年12月01日

     表題作は以前映画にもなった、有名な短編集。
     それぞれに腕に覚えはあるものの、剣豪などではなく、ひとかどの剣客と一目置かれているわけでもなく、小藩の下級武士として平凡な日々を送る主人公たち。すでに若くもなく、生活に追われ、修行からも遠ざかっていたはずの彼らが、それぞれよんどころない事情により、心な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月15日

    剣以外に特徴のある剣豪が、剣で問題を解決していく、短編。
    とりあえず、一話に一人は斬られる…。そのストーリー展開に慣れるまで、数話かかりました。
    江戸時代って、そういうものなんでしょう。
    慣れてくると、興味深く読めました。
    私が好きなのは、
    ど忘れ万六。定年後のおじさんが頑張る話。
    だんまり弥助。普...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年08月13日

    登場人物ひとり一人が、なんとも味のある短編集。

    普通の人の生を一コマ覗かせてもらう。
    そんな感じがしました。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    江戸時代の名もない剣士の物語が集められた短編集です。
     しかも、8人の剣士とも華々しい生活というよりも、ちょっと日陰な境遇の人達。ひっそりと生きる男たち。
     自分の力を誇ることなく、ひけらかすことなく、おごることなく生きるその姿こそ、まさに「卑怯」という言葉を一番に嫌う「武士道」そのもののように見え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    一昨年くらいに映画化され、ずいぶん話題になっていたのでためしに読んでみた。

    地方藩士の姿をうつした短編が8編入っている。
    あまり裕福でもなく、容貌も性格も地味だが筋の通った生き方をしている普通の人々の話だ。
    表題となった短編も、病気の妻を療養に出すため藩の政変で働く事になった「たそがれ清兵衛...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月26日

    一見、風采の上がらない貧乏武士や嫁に冷遇される隠居。
    しかしその剣の冴えたるや…
    剣技をひけらかすことなく、淡々と剣を振るう姿がまた粋である。

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    Posted by ブクログ 2011年06月07日

    映画に感動したので原作が読みたくなりました。その様な人他にもいると思うのですが、”あり?”と思いませんでしたか?表題作は映画と比べて随分とあっけ ないのです。他の短編のエピソードも併せて映画化している様ですが、あの感動作にまとめ上げた脚本・監督はすごいな、と思ってしまいました。

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    Posted by ブクログ 2010年02月01日

    「たそがれ清兵衛」「ごますり甚内」「だんまり弥助」など
    あだ名をつけられ、変人扱いをされたり
    笑われたりしているけれど、実はすごい人だった。
    そんな話が8話集まった短編集。
    「かが泣き半平」「祝い人助八」がおもしろかった。

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    Posted by ブクログ 2009年11月23日

    表題作は映画にもなっております。
    短編集ですがどれも下級武士の生き様がサラリーマンとしての自分に重なったりして奥深い。
    私は武士のように奥ゆかしくないので上役にはむかったりもちろんいたしますが。

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