中島らものレビュー一覧

  • 水に似た感情
    ちょい難しい。理解しがたいけど、こんなにリアルに薬物について書かれると体験しなくて良い派の僕には勉強になります。
  • 永遠も半ばを過ぎて
    面白かった。ストーリーは少し散漫な印象だが登場人物に愛着が湧く。中島らもの登場人物はどうしてこれほど愛おしいのだろうか。弱みの部分が大きいからか。文章に関しても読みやすいが、少し人形劇のようになっているところは否めなかった。コミカルな見せ場が作為的だと読者は冷めてしまうのだと知った。他には、まず発想...続きを読む
  • ガダラの豚 3
    うーん、面白かった
    1から3、全部雰囲気が違うのにストーリーが繋がってるから飽きなかった
    1はトリック風に事件を解決、2は深夜特急みたいな紀行文の風を感じる、3はキングスマン並みの虐殺劇でアクションシーンもあって、映画を観てるようだった。そういう点から言うと、貴志祐介感あったな〜
    わたしは1が好きだ...続きを読む
  • 恋は底ぢから
    全体的に綺麗が過ぎてびっくりしたけどこういうのを書かれると別切り口も追加されて、らものこと余計にもっと好きになっちゃうじゃん。と思った。
    恋するΩ病、傑作だよ…
  • アマニタ・パンセリナ
    書名からはわかりにくいが、「クスリ」の本。
    著者が経験した、合法?ドラックの体験談をまとめたもの。
    個人的には面白いけれど、若い青少年にはお勧めできない本。
    たが、参考文献はすごい。よく知っていて、本当に勉強したんだなと思う。ここまでくればスペシャリスト。
  • 白いメリーさん
    あからさまな表現もあり所々にらもみ(らもみ?)をちらつかせられるのに、端々に見える綺麗な表現にハッとさせられ、一編一編終わるたびの満足感が良かった。
    後書きもかなり良い。 くっさいおっさんから湧き出るねっとり綺麗な作品たち
  • ガダラの豚 3
    3作通してめちゃくちゃ面白かったです。Ⅱが、キャラクターたちの立て方も含め爆裂面白かったのでその気持ちのままⅢを読むと心が追いつかなくなる…新興宗教の段階からは思いもよらない展開だけどちゃんとずっと繋がりがあったりしっかり怖かったりするのが良かったです。雪崩込む知識もすごい…だいすき
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1
    相談内容がすでにちょっとおかしいのだが、それに対する回答ひとつひとつがなんとも秀逸。
    本上まなみさんの巻末エッセイがこれまた良い。
  • せんべろ探偵が行く
    何とも意味ありげなタイトルなのですが「せんべろ」というのは単純に千円でべろべろになるまで酒を飲める店ということで、ただ連載時期が今から20年前とは言え、当時でも晩飯を食うだけで千円くらいはすぐ到達してしまいそうに思えるのですが、果たして千円でそこまで酒を飲ましてくれる店があるのだろうかというところが...続きを読む
  • 西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退
    中島らもさんの関西をお題としたエッセイ集でありまして、らもさんのエッセイといいますとそれだけで一種独特の味わいがあるのですが、更に関西というキーワードに特化されているのでありますから、それはただ事ではありません。今までに出会った不思議な関西人の紹介から始まり、テレビにも取り上げられたことがある謎の喫...続きを読む
  • 作家と猫
    猫飼いならうんうんと頷けるような日常を、作家ならではの感性と文体で表現した一冊。

    途中、猫をいじめる(愛ゆえにとあるが…)描写があるので、苦手な方はご注意を。
  • 作家と猫
    三谷幸喜さんの「おっしー」の話しは、新聞で泣かされ、又、泣かされました。

    猫は、ずるいから。
    猫は、知ってるから。
    人間が猫に勝てないことを。
    そんな人が多いことが実感できる本です。


  • ガダラの豚 3
    勉強になるし、オモロい本だった。
    ただ最後の方ギュッと詰め仕込んだ感じと、結末があっけなかったなぁってのがあって星4です。
    途中の牛の伏線回収してるけど、終わり方ダイハードかいなってツッコミ入れたくなりました。

    そんなこんな言いつつもとても面白い作品でした。
    他の作品も見てみたいと思わせてくれる一...続きを読む
  • ガダラの豚 3
    ごった煮的なおもしろさ。らもさんは人物から入って小説にたどり着いたので「あの人がこんな小説書くんだなぁ」って感じでした。
  • ガダラの豚 1
    ごった煮的なおもしろさ。らもさんは人物から入って小説にたどり着いたので「あの人がこんな小説書くんだなぁ」って感じでした。
  • ガダラの豚 2
    ごった煮的なおもしろさ。らもさんは人物から入って小説にたどり着いたので「あの人がこんな小説書くんだなぁ」って感じでした。
  • 永遠も半ばを過ぎて
    数ある小説の中でもタイトルのハイセンスさはピカイチだと思う。

    内容は本の出版詐欺を巡って繰り広げるドタバタもの。お酒や酩酊描写がやたら上手いのはさすが、中島らも。
  • ガダラの豚 1
    呪術廻戦にはまっているものとしては、
    呪術ものとして有名なこの小説を読むには今しかないと
    ながーーーーい間積読だったものを引っ張り出して読んでみた。
    結果、ぶっとんでツッコミ不在だけど面白い小説だった!
    超能力を暴き、新興宗教に乗り込み、最終的にアフリカに行く(笑)
    いちいちやり取りが面白くてクスっ...続きを読む
  • 作家と猫
    ネコあるあるが、作家の極上の言葉で表現され「うんうん」うなずいてばかり。こんな事も気づかれていたか!って、当然でしょう、長いネコと人間の歴史から見れば。「大勢集まって騒ぐより、ひとりコツコツ。ネコのわがままが好きで、だから自分もわがままなのだろうと思う」マルのオヤジ。
  • アマニタ・パンセリナ
    本人も書いてるように、序盤と終盤で熱量に温度差があるのが笑える。
    とにかく隅から隅までドラッグの体験記で読み応えあり。ガマ吸い、ヒクリさま、ハシシュ、実体験がパンクすぎる。