九段理江のレビュー一覧
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ヒトとウマの長大な歴史を感じる物語。
しかし難解で、私には理解が及ばない部分がほとんどだった。
『東京都同情塔』にも書かれていた
言葉に対する強い思いが
根底にはあるのかな?と思う。
難解ながらも気になって最後まで読めたので、
またいつの日にか再読したいし、
他の方の書評を読んで理解を深めたい。Posted by ブクログ -
感情が露わになっているようないないような。なんともいえない文章が、グッと入ってくるようなこないような。好きなような、嫌いなような。
歪な親子関係や理解し難い教師が、最後には一件落着とはならないことが、いいような悪いような。
とにかくもやもやする作品でした。Posted by ブクログ -
表題はどちらも、小説のあり方、芸術のあり方に触れたものといった印象。
そこに現代社会との関係の構築があり、もっと深く考えて読めたらおもしろそうだなとは思ったけど、さらっと読み終えてしまった。
時々挟まれるユーモアある独白が笑える。Posted by ブクログ -
「Schoolgirl」
環境・貧困など世界の問題に興味を持ち、発信している娘と
小説が好きな母親。
娘くらいの年齢の頃に、環境などに問題意識を持ち、
それを気にしない大人に苛立ちをおぼえるのは、
私も思春期に経験があるので、分かる気がした。
(大人になるにつれて、その問題もかなり恣意的なものである...続きを読むPosted by ブクログ -
私が常々感じているのが、母と娘の親娘関係が
母と息子の親子関係と全く異なった関係性になる
ことで、同性にしか感じ合えない何かテレパシーみたいなものがあるのかと感じてしまうのです。
本作の「School girl」は、中学生の娘とその娘を
過保護に愛している母のストーリーなのですが、
娘は、とても意識...続きを読むPosted by ブクログ -
そんな事まで言葉にしなくていいって普段なら思うようなことが言葉になっている。 序盤娘にイライラしてたけど結局みんなどいつもこいつも、で良かった(音楽教師含め) 思ったより読みやすかった。Posted by ブクログ