田牧大和のレビュー一覧
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一話を読んだときは、登場人物に思い入れができず、もう続編は読まないかなと感じましたが、読んで良かったし、次を読みたくなりました。悪に立ち向かう藍千堂兄弟とその知己の人々の温かさ。段々と引き込まれていきます。作者の巧な仕掛けがなんとも温かく楽しいなと感じます。Posted by ブクログ
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文庫書き下ろしの3編で、シリーズ4作目
3編とも菓子の工夫より親子の問題が中心。
「友との別離と練り羊羹」
娘のおさちに初めてできた友達”おとみ”の母親がいなくなったという。実は未亡人になっていた母親が再婚して置き去りにしたというので、藍千堂のみんなと百瀬屋のお糸お早が事情をさぐって、無事に母親の...続きを読むPosted by ブクログ -
文庫書き下ろし
父と叔父が築いた上菓子屋「百瀬屋」が、父の死後叔父に独占され、追い出された晴太郎・幸次郎の兄弟が父の弟子茂市と興して、人を幸せにする菓子作りを目指す「藍千堂」シリーズ3作目。
第1話 梅薫る「ちいさ菓子」
材木問屋の若旦那が梅見に連れて行くと約束したものの、忙しさに取り紛れている...続きを読むPosted by ブクログ -
活字に馴染めない私でも、楽しく読め、とても温かい気持ちになれました。
この本は、○○さんの「お気に入りベスト3」で知りましたが、ありがとうございました。Posted by ブクログ -
シリーズ2作目。兄弟関係がほんわか柔らかく優しい内容。今回は兄の恋物語なので弟と姪っ子の先行きが薄くなったのが少し残念。和菓子が本当に美味しそうです。Posted by ブクログ
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人に喜んてもらいたいと様々な工夫をして菓子を拵える晴太郎。「食べなきゃよかった」は随分辛かっただろうなと思いますが、晴太郎を見守るお佐菜とさちちゃんはじめ幸次郎や茂一の存在が、また晴太郎を和ませ、力になり成長させてくれるのかなと思います。読むほど、次の物語が愉しみになります。Posted by ブクログ
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上菓子屋を舞台にしたシリーズの第3作目
いつものように美味しそうなお菓子と晴太郎と佐菜を中心とした家族のほのぼの話に
お糸の絡んだ少し辛い話の全5話
幸次郎の恋の行方が気になり
第4作が楽しみPosted by ブクログ -
藍千堂菓子噺シリーズ第五弾。
今回は子供が主役。さちの友だちのおとみの母が、おとみを叔父夫婦に残して再婚することになる。
おいてかれたおさちとおいて再婚した母親の関係は。それをみたおさちは、自分ととと様との関係について悩むようになる。
けなげで、可愛いおさちから目が離せませんね。Posted by ブクログ -
藍千堂菓子噺シリーズ第四弾。
百瀬屋の叔父が病に倒れ、従姉妹のお糸が女主として頑張っていくことになる。
藍千堂には、難しい誂え菓子の注文が相次いでくる。
ほっこりした世界観が大好きです。Posted by ブクログ -
藍千堂菓子噺シリーズ第二弾。
職人気質でまっすぐな兄の晴太郎は、亡き母を思い起こす佐菜と恋に落ちる。何か因縁がありひっそりと暮らすお佐菜、さち親子に、暗い影が忍び寄ってくる。
あったかーい人情噺。文句なく良い。Posted by ブクログ -
友達・おとみの騒動がキッカケで、さちはとと様との関係が気になってしまう。
さち・おとみ、伊勢屋に養子に入る夏之助、子供たちは大人が思うより様々なことを考えている。Posted by ブクログ -
藍千堂の面々は各々が、さちに甘々で大切に思っている。そんな大人達に囲まれたさちは、他人を思いやる素直な子供に育っている。
さちは、友達のおとみの母親の騒動をきっかけに、とと様が父となった今の境遇を考え始める。さちの成長する姿に気持ちが明るくなる。Posted by ブクログ -
愛情の本 でしたね。
おさちちゃんの可愛さに癒されつつ、お糸ちゃん頑張れ!と思いつつ、いつものメンバーのいつもの様子にほっこりしつつ。
そして本当にお菓子が美味しそう。
昔は蜂蜜も梅酒も薬だったんだなぁ。
孤独や悲しさを抱えていても、みんなで寄り添って家族している藍千堂のみんなが羨ましい。
お...続きを読むPosted by ブクログ -
久しぶりの時代小説
時代小説の良いところは
言葉使いが丁寧なため
優しい気持ちになれること
和菓子が生き生きと美味しそうに表現されていて
目に浮かぶよう
登場人物たちの行方が気になり
続巻が楽しみPosted by ブクログ -
百瀬屋の叔父が病に倒れ、叔母も看病のために家から出る。
残された従兄妹のお糸のために、人を補充。
そんな忙しい頃、難しい注文菓子を2件立て続けに受けることに。
どうやら喜んでもらえる工夫ができたのも束の間、その2件の注文の裏には。
美味しそうな菓子の作り手たちの思いと、菓子に寄せる思いが交錯す...続きを読むPosted by ブクログ -
叔父の二代目清右衛門が百瀬屋を継いでからというもの、商いを大きく変えた。憧れであった兄、初代清右衛門が実は血がつながっていなかった。両親は実子である自分よりも、兄を大事にし、商売替えまでした。そして、いつかは追いつこうとしていた兄の技に、血縁のない自分はその才能もないと絶望という何等しいくら闇に。
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