ヒラマツ・ミノルのレビュー一覧
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「貴方こそが真の武士であり…真の間者。」
「間者を全うできなかった…それこそが士道に背くことだ!」
士道って、個人の生き様ではなく、武士の社会での規範なんだなと。
士道から外れれればもちろんのこと、士道を貫いたとしてもミスをすれば生きてはいけない。
厳しい世の中だからこそ、離れてみる分には一種の潔さ...続きを読むPosted by ブクログ -
『士道』とは何か。
戦国が終わり大平の世が続くなか、存在意義を失った武士たちが縋った"信仰"だ。
武士に憧れた幕末の浪士たちが神格化した"狂気"だ。
幕末は"狂気"が活きた時代。
現代の薄っぺらい人道主義を持ち込まず、狂気を真っ当に描くこと。それが新撰組の正しい語り方なのではないかと思います。Posted by ブクログ -
新撰組の沖田総司を主人公にした剣術漫画。
剣術の神童、沖田少年が御前試合で勝利するところから物語が始まる。
極真っ当な正統派の時代剣術漫画で、雰囲気的には井上雄彦のバガボンドに近いかな。
画力と構成力が高いので非常に読みやすいし、読んでいて面白かった。Posted by ブクログ -
沖田VS山口や、山口の過去エピソードは面白かった。
が、近藤勇が剣道教授見習い就任の内定を取り消され、不貞寝。
物語が停滞した印象。
とはいえ、次の巻からいよいよ新章に入るらしい。Posted by ブクログ -
新撰組について興味を持ったきっかけが大河ドラマだったので、本書のように男たちの群像劇のように描かれてあると再びひとりひとりをなぞれて面白い。ドラマの平助の印象が強い(勘九郎)ので、こちらの平助とのギャップに最初は少々うろたえたが、これはこれ。山南さんはあっちもこっちも格好いい。
人物の描き方が秀逸、...続きを読むPosted by ブクログ -
この沖田、大好き!><
紙一重なズレっぷりがすごく可愛い><
4巻は土方さん編のラストまでと、永倉さん登場編。
市川宇八郎、この漫画で初めて知ったけど、いいキャラしてる。
この調子でひとりひとりを丁寧に描いていってほしいな〜^^
総司の出番は少なめだったけど、剣の天才っぷりが際立った今回。
ツネ...続きを読むPosted by ブクログ -
まるまる1冊、山南さんの巻!といっていい第2巻。
これもおもしろかった!
山南さんと総司(15歳になりました^^)が出会って、山南さんが天然理心流に入門するまでの話。
1巻でも明らかだったんだけど、近藤さんがすごく大きな男なんだよなあー^^
山南さんも人格者で学者、剣も強くて魅力的なんだけど、そん...続きを読むPosted by ブクログ -
いよいよ土方歳三登場!
この作品での土方が見たくて、既刊3巻一気買いした私^^
この土方さん、期待を裏切らず、かっこいいいいいいーーーー!!!><
ちゃんと二枚目設定なのが嬉しい(笑)。
総司と土方の出会いがあります。
茶屋での初会話、テンション高い総司とニヒルな土方ってのが、それっぽい。いいね...続きを読むPosted by ブクログ -
土方歳三推参、ヒラマツ先生が美男も描けることに安心した(笑)。第3巻は歳三さんが主人公みたいなものです。そして、巻末のおまけマンガが大爆笑ものです。Posted by ブクログ
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前巻を読んでから少し時間が経っていたので記憶を呼び起こすのに手間取ったが、総司の状況を見てあっさり状況を思い出した。泥臭い斬り合いが多く少し読みづらさはあったが、総司の体調の悪さと本領発揮できない無念さが表情と目の表現で痛々しいほど伝わってきた。漫画だからこそできる表現だと感心。
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新撰組といえば、かっこよく素敵に描かれることが多いですが、ちゃんとみんなちょんまげで、内部の裏切りや処罰もしっかり描かれてます。考えさせられます。沖田がカッコいい感じじゃないの面白い。主人公が沖田なので、どこまで描かれるのか、、、新撰組の最後まで続いてほしい、、、!
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幕末の複雑な情勢で薩摩と長州と新撰組が絡み合う。時間軸的にはこの巻で1日ほどしか進んでいないが、沖田総司の病状が明らかに悪くなっていて心配。史実に沿っているので今後の顛末は分かってはいるのだが、沖田総司に漫画でひとりの可愛げのある人間としての親近感を与えられているためか見ていて心配になるし辛い。